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水仕事で手荒れする冬。メークもしないうえにこまめなケアを忘れがちな手は、ダメージが隠しきれないパーツ。ハンドクリームの役割を理解して、自慢したくなる「白魚のような手」をゲットするべく、基本をおさらいしてみましょう。
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「手の皮膚は角層が厚く外的な刺激に強いものの、皮脂があまり出ません。手を洗うときにお湯や洗剤をよく使ったり、パソコンや紙に触るなど、繰り返す刺激で皮脂膜が過剰に取れて、薄くなってしまい、水分が蒸発しやすくなって、乾燥しやすくなってしまいます。乾燥がカサカサの原因になるので、冬は要注意です 」(木村先生)
「手は皮脂があまり出ないため、一度乾燥してしまうとなかなか乾燥が改善せず、バリア機能も回復しづらい傾向に。手荒れしてから治すのではなく、予防をすることが大切です。こまめなケアで保湿ができればバリア機能も高まるので、外部の刺激にも強くなります。また、手を洗った後、ハンカチで拭かずに濡れたままの状態で放置していると、手に残った水分が蒸発する時に肌の水分も一緒に奪われるので指の間の水滴まで拭き取ることも大切です」(木村先生)
「大切なのはこまめなケアです。ハンドクリームでこまめにケアするのはもちろん、就寝時にはハンドクリームに加え、綿の手袋をして寝るなどスペシャルケアをするといいでしょう。手の甲だけにサッと塗るのではなく、すみずみまで塗るのも手荒れ予防には◎」(木村先生)
①ハンドクリームを手のひらで温めてから手の甲を優しくプレスして馴染ませる。②手全体に馴染ませてから、指先に向かって一本ずつ、指と指の間も丁寧に塗る。③外部刺激や乾燥でささくれがしやすい指先や爪のまわりにもきちんと塗って完了。
白色ワセリン・プロペト
超低刺激で傷があっても使用しやすいのが、白色ワセリンやプロペト。油分が皮脂膜となって皮膚を覆い、水分の蒸発を防ぎます。
尿素配合
手のひびやあかぎれがひどい時はバリア機能が低下しています。尿素配合は刺激が強いため×。傷がないときの使用がおすすめ。
教えてくれたのは……ドクタースパ・クリニック 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 木村有太子先生
獨協医科大学医学部卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院の研修を経て同大学浦安病院皮膚科准教授に。著書『教えて!うたこ先生 皮膚真菌症マニュアル』(克誠堂出版)。
2024年1月号掲載
撮影/小川 剛(近藤スタジオ) スタイリスト/高橋尚美 取材・編集/鎌田貴子
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2024年12月16日(月)23:59まで
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