SKINCARE
洗顔料が日々進化しています。汚れだけを選択して落とす技術が進化したことで、洗いながら保湿できたりキメを整えたりと、スキンケア並みの効果があるハイブリット洗顔料も登場。それなのに、まだ古い洗顔方法を実践している人も多いはず。洗顔料の進化に乗り遅れず、洗顔方法も刷新するのが美肌への近道。皮膚科医の友利新先生に肌悩み別・新時代の洗顔公式を伺いました。
泡で出てくるタイプなら泡をやや多めに出します。自分で泡立てるタイプは時間をかけてキメの細かい弾力泡を作って。
泡をクッションに、直接肌には触れないように顔に広げます。全顔に泡が行き渡ったらすすぎを。
界面活性剤や汚れを内包する洗顔料を、長く置いておくのは肌にとって負担。速やかにすすぎます。
角質細胞の全層にアプローチする「ステムエスカレーター処方」を採用した、エイジングケアを意識した洗顔料。ムース状にすることで、弱酸性にもかかわらず、クッション性の高い厚みのある炭酸泡で優しく洗浄できます。使い続けるとくすみのない明るい肌に。(PR担当高田さん)オバジ X ブーストムースウォッシュ ¥3,300(ロート製薬)
肌負担を与えないように、肌の上で塗り広げるのではなく、手のひらをこすり合わせて広げておきます。
刺激を与えないよう肌をこすらず、手のひらの洗顔料に汚れを移す気持ちでそっと押し当てます。
繊維に反応することもあるから、タオルは肌触りの優しいものを。水気はそっと当てるように吸わせて。
皮脂膜にこびりつく油汚れを溶かし出す植物オイルと、浮き出た老廃物を吸着する天然クレイ。そして、不要な角質を優しく取り除きなめらかに整える天然スクラブ。これら天然由来の3種のクレンザーが、メークや皮脂だけでなく、環境によってもたらされた様々な汚れをオフしてくれます。(PR担当石井さん)バランシング クレンジング オイルジェル ¥4,620(THREE)
横にこする動きは肌への刺激に。肌に垂直に、優しく押さえるように洗顔料をのばしながら洗います。
界面活性剤を含む洗顔料を、長く置くのは肌にとって負担大です。ぬるつきがなくなるまで速やかにすすぎます。
朝は夜に比べると皮脂汚れが少ないので、油性汚れのための洗浄成分を少なくし、たんぱく分解成分&美容液成分の多量配合を実現。すすぎ水と反応して形成される3種のオイルのラディアントヴェールにより、洗顔なのに肌にツヤを与えます。美容液効果のあるハイブリッドな洗顔料です。(PR木寺さん)インフィニティ モーニング リニュー ¥2,750<編集部調べ>(コーセー)
摩擦を避けつつ十分に汚れがからめとれるよう、クレイやゴマージュの量はたっぷりめに出します。
ざらつく部分のみ使うか、皮脂の多いTゾーンから洗いはじめて。鼻は指先で円を描くように洗います。
厳選された天然クレイ、優しいスクラブ、植物由来の吸着パウダーを配合。角層の柔軟化と角層除去からなるWアクションで、負担をかけずに肌を磨き上げます。また、インテリジェントクレンジングテクノロジーを採用しているので、肌の潤いを守りながら、選択的に汚れを取り除きます。(PR担当松浦さん)ゴマージュ アフィナン ¥7,150(クレ・ド・ポー ボーテ)
洗顔は、こすりすぎて微弱炎症を起こしたり、洗いすぎてバリア機能を損なうリスクがあるため慎重にならざるを得ないステップでした。しかし、ここ2年ほどで洗顔アイテムが大きく進化、事情が変わったのです。例えば、保湿成分は入っていてもすすぐと流れてしまい、気休め程度の認識でした。しかし今は保湿成分を肌に留めたり、選択的に汚れだけ落とす技術が実現しています。また、洗浄剤が速やかに汚れを吸着し、こするリスクが低減。汚れを落とすだけでなく、ツヤを与えキメを整える、スキンケア並みの効果を有するものまで登場。このような製品の進化に頼ることで洗顔が楽になり、スキンケアのスタートが良い状態で切れるのです。これは長い洗顔アイテムの歴史の中でも大きな前進で、今年は「洗顔元年」と言ってもいいくらい。この進歩の背景にある、地道で長い研究という礎を考えても、最先端の洗顔に変えることは有意義なことではないでしょうか。
診療のみならず、ベビースキンケアブランドやプロテイン等のプロデュース、YouTube発信と多岐にわたって活躍。プライベートでは3児の母。
2021年『美ST』10月号掲載
撮影/五十嵐勇生(TRON)<人物>、河野 望<静物> モデル/神戸蘭子 取材/吉田瑞穂 編集/鈴木ヒナタ
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2024年12月16日(月)23:59まで
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2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで