SKINCARE
エイジングと対峙するためのSSTの新名品が今期も多数登場!スキンケア、メイク、その他パーツケアを担うコスメの新傾向や美容を取り巻くムードまで、美容界の先達3名が熱く語り合いました。
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齋藤 実は50代半ば以降、コスメが効かなくなった、と感じてたのですが、今期は久々に「あ、効いている!」と実感のあるコスメがたくさんありました。
イガリ 私もたるみに関してはコスメの即効性って正直どうなの?と半信半疑だった。でも今期は「あれ?何か違う!」と思う瞬間が多々ありましたね。
桐野 24時間保湿とハリケアができるセラムラフェルミサンSnは今期のダントツNo. 1。資生堂のテクノロジーが結実した渾身の名品だと感じました。
イガリ マスクが外れて世の中の人のたるみが見えやすくなった(笑)このタイミングでこのブームは嬉しい!
齋藤 今期のハリコスメは今までとは意味が違って、各社がそれぞれの隠し球処方を持っていた。今期のハリ新理論を数えたら、なんと25くらいあり驚きました。
桐野 それはすごい!どれもワンランク上のハリを実感できるものばかりで、改めて「化粧品って化学だ!」を再認識。
齋藤 コスメが最も苦手な“重力に逆らうこと”が可能になったことは感動的。
桐野 肌全体を湧き上がるような幸せ感で満たすAQの乳液も注目の的でした。肌が安定的にキレイになった60代の先輩が絶賛していて。歳上の人がいい!と言ったものは絶対的に信頼する主義です。
齋藤 乳液先行がポイント。角質をほぐして物理的に肌を膨らませ、化粧水を注ぎ入れて満たすから透明感やハリが出る。最近は一番AQ乳液に頼っているかも。
桐野 オキシトシン効果で幸せ感溢れる美しさはやっぱり最強!内面の充実や美しさは表面にも出ますよね。
齋藤 ハリも一つの決着点だけど、美肌ホルモンの幸せ効果は絶対的テーマ、未来のコスメの目指すところでもあります。
イガリ 最近“顔だけ歩いている”みたいな人、つまり顔だけしか印象に残らない人が増えているから、内面から幸せ感溢れる肌印象が作れるAQは私も好き。
齋藤 今期のイチ押しはエリクシールのトータルVクリーム。国民的ブランドとして身近なエリクシールがこんなに先進的なサイエンスを実現したことが感動的。さらに1万円でこの効果はお見事!
桐野 夜だけ使用ですがググッと持ち上がるハリ感もあり、1万円で5カ月使えるなんてお得ですよね。
イガリ 私のお気に入りはキュレルの乳液クレンジング。お風呂でもオフできるし、保湿感もたっぷり。忙しい毎日だから楽ちんにオフできるアイテムがあることで余裕ができて本当にありがたいです。
齋藤 私もこれ大好きです。拭き取ってそのままにしていいのはありがたい。時に洗顔が面倒でメイクオーバーナイターになりがちな私にぴったり(笑)。
イガリ 齋藤さんにも面倒なことがあるなんてとっても親近感(笑)。
桐野 今期も肌作り重視は継続、ファンデが人気に。透け肌派代表が資生堂のエッセンススキングロウ、ちゃんとカバー派代表がスックと二極化したようです。
イガリ メイクの色みを牽引するベースメイクは最も重要ですからね。資生堂のファンデは下地もUVも不要な点も素晴らしい。使い手の身になって考えたら、コスメはミニマム化すべきだと思うのでアイテム数を減らす方向は大歓迎。
齋藤 資生堂は美容成分も素晴らしく、スキンケアとファンデの境目をなくした最高傑作!スックは肌作りのオタク集団(笑)。完璧かと思われた前作を超えて自己更新してくる開発力がすごい。
桐野 スックはツヤとカバーのバランスが絶妙。おばさんをおばさんっぽく見せない肌作りを頑張ってくれている。 24色のカラバリもすごい!
イガリ そして今期はパウダーが復活。厚塗り感はなく透けるイメージで、肌に優しいニュアンスが出ます。あと今期の肝は、カラーでアピールするのではなく顔のトータルバランス。肌に透け感があるのでディオールのチークみたいにカラーも透けさせる方向。アイシャドウも色みやどぎついラメで主張するのではなく大人っぽく上品な仕上がりに。
桐野 マスクが外れて、眉毛メイクも今までよりも軽やかになりましたね。
イガリ 顔作りのバランスが変わりポイントを下に落としてきたから重たい眉が軽やかになりました。透け眉もようやく流行った感じですね(笑)。私としては、リップモンスタースフレマットの絶妙カラー追加が嬉しい!ビーアイドルのごまかしシャドウも作り方が上手。締め色がなくなったシャドウパレットでもこれなら簡単に目元が完成します。今期もバラコスの充実度がすごかった印象です。
桐野 今期のメイクはローズカラー一色だった感があります。
イガリ ローズは基本的にくすみ色なので大人肌に合うんです。突出しすぎずにスッと肌に馴染む。それから今期のローズは平成のローズとは違う色っぽさの象徴でもあると思いますね。
齋藤 ディオールのサンククルールのローズはシャドウの影色として使える新ジャンル。ブラウンに赤みが入って色気も幸福感も出る、今のメイクの象徴かと。
桐野 ジェンダーフリーは置いておいて、メイクに色っぽさとか成熟感は大事。ローズがほどよく色気を出してくれる。
齋藤 英語で言うゴージャスな奥行きを目指したいですが、そのゴージャスにセクシーは必須要素ですからね。
桐野 コスメと美顔器の境界をなくしてともに高みを目指す、という意味で HAKEIは画期的な商品でした。
齋藤 美顔器もAI時代突入!美容行動は保守的で定着しにくいけれど、コスメとともに毎日使える美顔器が出てきたら美容は確実に変わると思いますね。
イガリ 美容やコスメ選びは今後どんどん変わってくると思うので今期はその序章かも、と個人的には感じています。
桐野 結局は真面目が勝つと思います。ごまかしや隠蔽は見透かされるし本質が問われる時代ですから。
齋藤 そしてコスメのさらなる進化のためにも、私たちユーザーが新しい技術や商品を大いに評価して前のめりに使いながら支えていきましょう。(以上敬称略)
\美容界を代表する3人で語りました/
美容ジャーナリスト 齋藤薫さん
内面、外見ともに成熟した女性の在り方を身をもって指南する、日本の美容界を牽引するカリスマ。たおやかな佇まいと世代を超えて共感を呼ぶ著作には胸を衝く名言が多数。
ヘア・メイクアップアーティスト イガリシノブさん
突出したセンスの原動力は「女子は街の灯り!もっとキレイにしたい」との想い。若い世代でも手の届く価格のコスメブランドをプロデュース、コスメロス問題にも取り組む。
美ST統括編集長 桐野安子
日本人女性の美しさやJ-Beautyの素晴らしさを強みとして世界に発信することが使命。最も明るいカラーのファンデを使うことをモチベーションに日々美白ケアに励む。
2024年『美ST』2月号掲載
取材/森島千鶴子 編集/漢那美由紀、浜野彩希、小澤博子
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2023年11月16日(木)23:59まで
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2025年2月16日(日)23:59まで
2025年2月16日(日)23:59まで