SKINCARE
「木を見て森を見ず」、美容にもありがちです。細かい部分とともに肌全体の変化も見逃してはいけません。ファンデではなんとかできないもの、それはキメの乱れによる透明感のなさ。いっぺんに解決できたらいいのに、と思っているなら、このコスメをお勧めします。家にいてノーメークで過ごしたい、という顧客やプロのアーティストの要望に応えて作られたハイブリッドなスキンケア下地です。
ザ・パーフェクチュア トリートメント50㎖¥28,000(ドゥ・ラ・メール) 2016年発売。
若い頃と変わってくる肌変化は多々ありますが、その中に「透明感」という肌の印象を表すキーワードがよく出てきます。シミやシワ、たるみのような具体的な悩みでなく、とても主観的で感覚的な言葉です。その時にセットで語られるのは「キメが整った」という言葉。反対に、「キメが乱れた」と「キメが粗い」(一般的に同じ意味で使われています)は美しくない肌の表現ですね。じゃ、「キメ」っていったいなんのこと?
肌のキメ(肌理)とは肌表面に刻まれた細かな凹凸で、顔だけにあるのではありません。ほとんど体全体にあります。形が揃った凸部の皮丘と凹部の皮溝で構成されているのが、健康で美しいキメの状態。すなわち「キメが整った」肌のことです。そして、キメが乱れると光が奥まで届かなくなるんですね。肌内部から戻ってくる光が多ければ多いほど、肌は透明感が高く見えるため、キメが粗くなると、内部反射光が少なくなり、その結果、くすんだ肌に見えるのです。
肌は、急激に乾燥状態におかれると肌の角層が収縮し、キメの凹凸の折り畳み構造がなくなって角層が部分的に破れることもあり、キメの規則性が失われてしまうと言われています。また、表皮細胞を支えるケラチン中間径フィラメントが、活性酸素とメラニンにより減少され、キメを乱れさせるという研究結果もあるそうですから、乾燥や外的内的刺激による酸化ストレスが、「キメの粗い肌」にしてしまう、と言ってよさそうです。
では、キメが整った肌に見えるためには、どうしたらいいのでしょうか? 私がお勧めするのが、ドゥ・ラ・メールの「ザ・パーフェクチュア トリートメント」。この製品はスキンケアにもメークアップ下地にもなるハイブリッドな化粧品。ファンデーションの発表会に下地として置かれていたのですが、これが素晴らしく良かった! パッと肌が明るくなり、肌表面がつるんとして、肌トーンが均一に仕上がって、「こんな製品があったんだ!」と、いたく感動し、リピーターになりました。
まず、ドゥ・ラ・メールの2大成分が入っています。すでにご存じの方も多い「ミラクル ブロスTM」は高レベルの保湿と再生を担うので、キメをはじめ肌を健康な状態にし、もう一つのアイコン成分「ライム ティー」の濃縮版「ライム ティー コンセントレート」は、高い抗酸化力でフリーラジカルの除去を助けます。内部反射光の問題も、「ソフト フォーカス フィルター テクノロジー」が光を拡散させて多面的な輝きを与えることで、クリアできます。また、“ぼかす”ことで毛穴、色ムラなどの肌の粗もフォロー。さらに、配合されている「ザ・リファイニング ファーメント」では、ドゥ・ラ・メールお得意の海由来成分であるマリン ファーメントが肌のハリをアップさせ毛穴感を目立たなくします(なんでもコラーゲン生成の促進にも役立つとか)。「ザ・ルーセント ファーメント」は、二つの海藻成分・ポーセレン アルゲとローズ アルゲが、潤いを与え、肌の赤みを抑えてトーンを均一にし、チロシナーゼの活性を抑えます。以上の有効成分を、より正確に必要なだけ届けるデリバリーシステム「デコンストラクテッド ウォーターTM」により、プラスにチャージされた水分子が肌表面に、マイナスにチャージされた水分子は肌深部に有効成分を届ける、という完璧さ。
こうして書いてくると、スキンケアとメークは別のものではなく、美しい肌作りにおいては不可分です。ドゥ・ラ・メールには製品同士を組み合わせる“ミクソロジー”の考え方があり、ベースメークの5つのルックにおいても、理想の肌を実現するためのスキンケアとベースメークのカスタマイズを提案しています。ベースメークまでがスキンケアという考え方、メークアップというよりも美しいスキンカラーを作るための化粧品だからこそ、失ってしまった美しいキメを取り戻すことができるんですね。
\使い切ってます♡/
クリームなどのモイスチャライザーの前に使うとツヤが出て、後につけるとベルベットのような滑らかさが出ます。私は後に使っていますが、特筆すべきはテクスチャー。ピンクのジェルを伸ばすとスーッと薄い蠟のような膜ができる感があり、その上にファンデをつけるとつるんつるんの仕上がりに。しかも乾燥しない。不思議です。5つのルックの中の「ザ・パーフェクティッド ルック」にラインナップ。ほぼ毎日朝、下地として使って約3カ月もちました。
27年間ビューティ担当・編集I
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見て分かるように一番きれいなキメを持っているのは赤ちゃん時代。弾力が低下すると、凸部の皮丘と凹部の皮溝の差が平坦になってしまい、ターンオーバーも乱れがちになるため、整ったキメを再生できづらくなる。ただ、その原因は単に加齢だけでなく、それまでにどんな生活をしてきたか、洗顔を含め誤ったスキンケアをしてきたかどうかにも左右される。紫外線、乾燥、摩擦、皮脂の酸化、睡眠不足は厳禁。表皮から入った光は、表皮内部、真皮、皮下組織の層で拡散反射をするが、キメが粗いと複雑な拡散反射ができないために、くすんだ肌に見えてしまう。
2019年『美ST』3月号掲載
撮影/河野 望 文・編集/石原晶子
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2025年11月16日(日)23:59まで
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