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服務規定やヘアカラーなど、身だしなみの基準の緩和を取り入れる企業が相次いでいます。人種、年齢、性別などの多様性=ダイバーシティに対する社会の認識が大きく変化する今。移り変わる働く現場を取材したら、こんな声が聞こえてきました。
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ロレアル社の髪色自由化プロジェクトに賛同。職場満足度が向上したと 76%が回答
他社様など好調で接客好感度が高いお店はスタッフが個性的で髪色も自由だということを捉え、身だしなみ基準を見直す声が社内で多くなりました。店舗スタッフ採用の際、当社の髪色基準がネックとなる場面もあり2023年4月に基準を改定。さらに2023年 5月にロレアル社の「#髪色自由化プロジェクト」に賛同。動きにくく足が痛むとの声が多かった制靴を撤廃し、白・黒・紺のスニーカーに。ネイルも商品やお客様を傷つけることがない範囲でフリーに。本当にピンクの髪の人が店舗に出てよいの?という声も上がりましたが、スタッフからは好評です。お客様アンケートでも「髪型や髪色が可愛い」「ネイルや髪色が素敵な推しスタッフを見つけた。またこの店舗に来たい」などありがたいお声を頂戴しています。(広報・西崎さん)
プロフェッショナルヘアカラーブランドを持つ日本ロレアルから発足したプロジェクトにAdobeやMIXIなど22社が賛同。髪色自由化から半年後にPLAZAのスタッフ190人に聞いた実態調査では、半数以上が仕事へプラスの影響を回答しました。
個性を出せることでお客様ともスタッフ同士でも良いコミュニケーションのきっかけに。「接客が楽しい」「自信も湧いてきた」という意見も。
「ブラック校則に苦しむ子供を見てきたのでバイト先でオシャレを楽しんでいるのは見ていて嬉しい。でもパパは接客業での派手髪色に納得いかない様子」(主婦・ 49歳)
「ブリーチヘアが社会への反抗だったのは昔の話。今は白髪対策のハイライトも楽しめて仕事への意欲にも」(会社員・ 55歳)
「会社の制服が廃止されやっと膝丈タイトスカート+パンプスから解放されました」(契約社員・ 38歳)
「素敵な社会の流れと思いつつ、警察官でハイトーンなど、公務員の人だったら最初は違和感あるかも」(会社員・ 40歳)
「伸び伸びと働く様子を見るのは接客される方も嬉しい」(会社員・ 42歳)
「サラリーマンの夫が革靴&ビジネス鞄ではなくシックなスニーカーにリュックで通勤するように。楽になったと喜んでいます」(会社員・ 46歳)
「素の状態=真面目ではない。オシャレや美容が肯定される社会なら生きやすい!」(会社経営・ 35歳)
2024年『美ST』4月号掲載
撮影/渡邉明日香(A‐1) 取材/佐藤理保子 編集/矢實佑理
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2024年12月16日(月)23:59まで
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