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ニューオープンの【立喰い鮨】なら高級店の味を気軽に&美味しくいただけます

高級店の味を楽しみたいけれど、少し敷居が高い…と感じる人は、気軽に楽しめる立喰い鮨はいかが?高級店のディフュージョンラインとして続々オープンしている、注目の新店をご紹介します。江戸っ子気取りで気楽にさくっと楽しめて、味はお墨付き。ここぞという時のエネルギーチャージに!

60分1本勝負で握りのみ。1カン1カンがスペシャリテ

鮨といえば、贅沢な食事の代表格。ところが最近、「おいしい鮨をもっと気軽に」と、高級店がディフュージョンラインとしての「立喰い鮨」を次々とオープンさせている。店の作りはカジュアルでも、仕入れや仕込みは共通している部分が多く、鮨だけをさっと食べたいという今どきのニーズにマッチ。女性ひとりでも入りやすい店も増えているので、ここ一番のパワーチャージにいかが?今年1月に開店した「立喰 鮨となり」は、その名の通り、すぐ隣のビルにある高級鮨店「麻布十番 秦野よしき」の支店。店内は、壁も天井も黒、中央のカウンターがやわらかな照明に包まれ、浮かぶように見える。予約はLINE、注文はタッチパネルに入力、支払いはキャッシュレス。足元には、コートも入るサイズのケースがあり、どこまでもスマート仕様だ。鮨は本店仕込みで、3種類の米酢を使った酢飯と、鮨ダネの脂との一体感が特徴的。気さくな大将の安藤聖さんによれば、「1カンでも鮨を食べたという満足感を味わっていただけるよう、酢飯は本店より少しパンチを効かせています」とのこと。好きな鮨とシャンパンでサクッとすませてもいいし、おまかせカン(並6,600円、上9,900円)をベースに、お好みをプラスして、思う存分、鮨を味わうのもあり。0次会から2、3次会まで、さまざまな使い方ができそうな一軒だ。

マグロは、マグロ専門 仲卸「やま幸」から。この日の大トロは氷見産。筋のやわらかさと、凝縮された旨みがたまらない。大トロ ¥1,540

ふわっと茹でてから味を含ませた、煮はまぐり¥880。春らしくスッキリとした味わいの氷見産マグロ赤身¥946。2種類の「おまかせ」のどちらにも入る車海老は、甘酢に漬けた車海老に芝海老のおぼろをあしらったもの¥858。チーズケーキのような玉子焼きは、その名も醍醐味¥429、あんこと酢飯のマッチングが目からウロコなこしあん(通称おはぎ)¥165

立喰 鮨となり
東京都港区麻布十番2-8-7 M2K Holding BLD.2F ☎非公開 ※LINEで@sushitonariを友だち追加して予約。営業時間11:30〜13:30最終入店、18:00~20:00最終入店。※60分回転制。※完全キャッシュレス 不定休

長居したくなる立喰いで「お好み」をもっと気軽に

表参道の「立喰鮨 銀座おのでら本店」は、海外にも支店を持つ、「銀座おのでら」の新店舗。向かって左側が回転寿司、右側が7席の立喰い店となっている。「鮨 銀座おのでら」総本店料理長・坂上 暁史氏による監修のもと、丁寧に仕込まれた江戸前鮨には定評があり、例えば、ふわふわの煮穴子、絶妙な塩梅の小肌などは、てらいのない美味。職人との距離が近いので、その日の仕入れや旬の話を聞きながらオーダーしたり、酢飯の大きさを調整、通常の鮨ダネを炙りにしてもらうなど、ちょっとしたカスタマイズに応じてくれるのもうれしい。ただ安くておいしいだけではない、鮨屋の楽しみを味わえる店だ。

左から、店内でふっくらと煮上げる自家製煮穴子¥620、まろやかな酸味がクセになる自家製小肌¥320、やま幸 本マグロ中トロ¥620

1.5カン分の酢飯に、たっぷりのいくらをのせ、卵黄をかけた、いくら卵かけご飯は、立喰いだけの限定メニュー。〆の楽しみにしている人も多いとか。¥930

立喰鮨 銀座おのでら本店
東京都渋谷区神宮前5-1-6 イルパラッツィーノ表参道1F ☎03-6450-6777(予約不可)営業時間17:00〜23:00 土日祝11:00〜23:00 不定休

オーダーは1度きり。鮨と向き合いじっくり味わって

「立喰い寿司 あきら 築地店」は、白金高輪の人気店「鮨龍尚(しょうりゅう)」の田島尚徳さんが新橋に次いで開いた立喰い店。「年をとったら、もっと気楽に鮨を楽しめるお店をやりたいと思っていましたが、それがコロナ禍で早まった。営業時間が短くなり、仕入れも仕込みも少なくなったから。どうも暇が苦手なんです」と、田島さん。朝、豊洲へ行き、3軒分の仕込みをし、本店営業がない日や昼どきは、田島さん自身も立喰い店に立つ。鮨ダネのクオリティは本店同様で、マグロ専門仲卸「やま幸」のマグロの食べ比べも楽しみのひとつ。酢飯は、赤酢3種類、米酢1種類をブレンド。鮨を握るときに使う手酢は3種類を使い分け、鮨ダネと、煮切り醤油の掛け合わせで、変化に富んだ味を楽しませてくれる。オーダーは最初の1回のみで、品書きは、その日の午前中にSNSでも告知。何を食べようかイメージしながら、準備万端で出掛けたい。

左から、下田の本マグロ赤身¥380は、鉄分の旨みが濃厚。季節を感じる出水の春子鯛¥440。華やかな風味と甘みが印象的。

左から、香りのいい天草の小肌¥440、サクッと歯切れよくトロリとほどける、小柴のすみいか¥380、島根ののどぐろは表面を軽く炙って香ばしく。¥880

立喰い寿司 あきら 築地店
東京都中央区築地4-7-5 築地KYビルB1 ☎070-3293-7491(予約不可)営業時間12:00〜、17:00〜。不定休、日曜営業は不定期。※その日の営業・メニューはInstagramまたはTwitterで確認

※各店の営業時間、定休日は状況により変わる可能性があります。詳しくは各店にお問い合わせください。

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2022年『美ST』5月号掲載
撮影/原 務 取材/伊藤由起 編集/伊達敦子

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