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いま流行りの「婚活」ですが、40代の婚活事情はどうなっているのでしょうか?それまで全く結婚に興味のなかった人やバツイチの人、恋人ができつつも結婚に結びつかなかった人、婚活を20代30代の頃から頑張ってきたけれどなぜだか上手くいかなかった…など、いろんな人が。結婚だけがすべてではないけれど「誰かと一緒の人生を歩みたくなった」という方に向けて、40代の婚活極意をご紹介。大手結婚相談所の結婚カウンセラーとして4年で約120組を成婚に導いたカリスマカウンセラーのMさん(47歳)の体験を元に「40代婚活、やってはいけないNG行動とNGメンタル」について伺いました。
第1回目はうっかり落とし穴になりそうなNG行動についてMさんの体験を元に伺いました。
婚活アプリでも結婚相談所でも、マッチングしてからいざ初対面へ。そこで大事なのは、やってはいけない地雷所作をあえて踏まないこと。避けたほうがいいものはうまく避けて、スムーズに「お申し込み」からの「交際希望」を引き寄せましょう。
昨今、履歴書からは写真が消えているようですが、婚活市場では写真が第一関門。男性は見た目90%、視覚で恋する生き物ですからプロフィール写真は勝負の決め手。
その勝負写真は「二の腕隠して鎖骨隠さず」がおすすめ。40代になるとどうしても肩や二の腕まわりが丸くなってくるので、あえてそのパーツを見せる必要はありません。でも鎖骨は女性の華奢さをアピールできる部分。私が担当した男性会員様も「鎖骨は女らしさ、ほのかな色気を感じるパーツだから見えていると好印象」とよく言われていました。また着る服も重要で「スーツに使わない色」(黒紺グレー以外)かつ「柔らかそうな素材」、ヘアやメイクも「ふんわりまろやかな印象」にして触れてみたくなるようなニュアンスに仕上げると、私の経験上お申し込み度がグンとアップ。男性のキュンポイントをくすぐる写真で第一関門を突破して。
婚活女性には趣味が海外旅行やヨガという方も多くいらっしゃいます。とても素敵な趣味ですが、プロフィール欄の趣味の項目にその2つを書く方は申し込みの段階で敬遠されがちな傾向にあって、私も驚きました。海外旅行はお金がかかる女性だと思われる恐れがあるようで…。それを書いたことで、堅実な家庭運営を志す男性に最初にはじかれてしまうのはもったいないです。また、ヨガも健康的で素敵な趣味ですが話題を男性と共有しづらいというのが理由のよう。これらを書くのは避けたほうが無難だと思います。
公開する趣味はあくまで「お相手との会話のツール」だと会員様にはお伝えしてきました。なので、自分が好きなことで、なおかつ初対面時の話の糸口になるようなものをピックアップするのがおすすめです。例えば映画や動画鑑賞、読書や美味しいものを食べること、スポーツや筋トレ、本当に好きならゲームなどもいいかもしれません。
なお、「お相手への希望」欄にあまりに具体的・現実的な希望を正直に書きすぎるのも避けたほうが良いでしょう。「誠実な方が希望です」など誰にでも当てはまるような、ふんわりした希望を書いておくと男性も申し込みしやすくなります。
初めての対面は「写真と同じ色のトップス」「同じヘアメーク」「笑顔60%」で。男性は写真でお相手を認識し、かつ大きな期待を持って初回に臨みがちです。プロフィール写真と実際の待ち合わせ時の印象があまりに違っていて、待ち合わせ時にお相手から見つけてもらえなかったというケースも過去にありました。
できれば写真と全く同じ服、それが無理なら同じ色の服(写真が白なら当日も白など)、同じ髪型やメイク(写真撮影時と同じくらいの髪の長さ、写真が巻き髪なら当日も巻いていく、同じ口紅をつける、など)で行きましょう。少しぐらいなら写真写りの誤差として認識してもらえますが、あまりのギャップで「フィーリングが合いませんでした」(=タイプじゃない、写真と違った)というお断りの常套句が来てしまうのを、過去何度も見てきました。
お相手のお話が独りよがりだったりつまらなかったり、イラッとすることもあるでしょう。そんな時でもムスッとしていたり、不満や非難したい気持ちをあからさまに顔に出すのはNG。魅力的な女性とは、笑顔の多い人や分かりやすい驚き系のリアクションを取ってくれる人、関心がある顔などポジティブな表情が豊かな人だとおっしゃる男性会員様が多かったです。
目の前の男性のお話のいいところ、面白いところ、興味をひかれるところにビビッドに反応すれば、彼もリラックスしていい面がどんどん出てくるはず。また「褒めると負け」「褒めると媚びてるみたいでいや」と思うのか、男女問わず相手をうまく褒められない人はなかなかお話がまとまらない印象でした。会話はマウント勝負ではないので「へえ、すごいですね!」と一言添えるだけで印象はグッとアップ。相手が緊張している場合もあるので、場を和らげる言葉は積極的に。出し惜しみはしないでどんどん褒めていきましょう。
私が勤めていた結婚相談所では公式お見合い時の会計は男性持ちがルールでしたが、一般的な婚活シーンではポーズとしての「財布出し」を行うこともあるかもしれません。流れで「ここは僕が」となった場合「ごちそうさまです。美味しかった(or楽しかった)です」の言葉とともに、お相手の目を見てニッコリ♡お見合い後の会員様から、これを習慣づけるようにしたことでOKのお返事が来たという嬉しい報告も。
なお、お見合いの場所がカフェの場合、初回の注文はシンプルにコーヒーまたは紅茶をおすすめしていました。もちろん相手からケーキセットを食べましょうとお誘いがあったら「いいんですか?」「嬉しい♡」「美味しい!(ニコッ)」の3点セットで好感度がアップ!お見合いの場をお互いが気持ちよく楽しめるように、会話で雰囲気を和らげて「交際希望」に繋げましょう。
私が会員様によく言うのは「人生、婚活は回転寿司。システマチックにどんどん皿を取りましょう」ということ。吟味・精査しているうちに、めぼしい皿はほかの人に取られてしまう可能性があるからです。といっても申し込みがあった方全員に会って体力的・精神的に消耗してしまう人、母数を増やしすぎて婚活迷子になった人もたくさん見てきました。
私がお勧めするのは月に2人程度のお見合い。コンスタントに積み重ねれば年に24人の方とお見合いできることになります。実は結婚相談所では9カ月くらいの間に15~25人くらいに会って成婚、というケースがいちばん多いんです。条件や期限をきっちり決めているなら短期集中コースでもいいのですが、結果を焦るあまりに自分のペースを乱さないで。焦らず、いろいろな人と出会いながら自分の考えをまとめていく時間を持つのも必要です。
4年前から大手結婚相談所で活動し4年で約120組を成婚に導いた伝説のカリスマカウンセラー。ビジュアルは癒やし系美魔女でありながら中身は熱血スポコン系恋のキューピット、というギャップも大人気。同僚カウンセラーからも「自分が会員ならMさんがいい!」と言われるほどの寄り添い力と、会員の幸せを心から願うアツい気持ちで多くの婚活挫折女性が救われ、成婚まで完走できるそう。私生活では大学生・高校生の息子を持つママ。
イラスト/rancho 取材/柏崎恵理 編集/永見 理
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