30歳アパレルCEO「プロポーズは世界に1着のコートを着せながら」

創業76年の老舗アパレル企業の後継ぎとして入社後、大量生産・大量廃棄を前提としたアパレル業界に疑問を持ち、消費者、生産者、地球環境にもサステナブルなブランドを自ら起業。製法やクラシックなデザインなどは代々受け継いだ古き良きものを活かしつつ、新しい素材でリブランディングしています。歴史を大切にしながら新しいことに挑戦する僕のことを理解してくれ、彼女自身も好奇心を持って取り組んでくれるのが理想。お互い刺激を受けていい関係になれると思うんです。

「今度会社のショールームで関係者のみのレセプションをするんだけど来てくれる？」と誘います。沢山のお客様がいらっしゃるのでは？と緊張してキョロキョロしている彼女に「実は今日は君と僕だけのイベントなんだ！」と彼女をイメージして心を込めて作ったコートを着せてあげます。いろんなことにチャレンジする彼女だから小型カメラや小さな望遠鏡が入る大きなポケットをデザイン。ポケットの中がゴロゴロしているのに気づいた彼女が「あれ？」と取り出すと、指輪の箱が！「開けてみて」と僕。彼女がびっくりしているところに「結婚してください」と告白。サプライズとシンプルな言葉。それが僕の理想のプロポーズです。

時間をかけて世界中を旅して見たことのない景色を見たり、物作りの現場でローカルに溶け込むような体験を一緒にしたいから、奥さんには長く健康でいてくれることを願いますね。そして、畑で野菜を作ることや川で魚を釣って食べたりと自然に触れあう体験から命の尊さや人生の豊かさを二人で学び、次世代へと伝えていきたいです。