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モデル・MALIA.さん(39歳)「ドバイで息子のキャラ弁を作る毎日です」

MALIA.さんは2022年8月に4歳の息子・海緒くんと2人でアラブ首長国連邦(UAE)のドバイへ移住。モデル、タレント、実業家、4児の母親と多彩な顔を持つ彼女に、新天地での暮らしや海外での子育て、交友関係などについて伺いました。

《MALIA.さんプロフィール》
1983年2月1日生まれ、神奈川県横浜市出身。14歳のときスカウトされたことをきっかけにモデルデビュー。人気モデルとして数々の雑誌に出演するかたわら、自身のブランドを立ち上げるなど実業家としても活躍している。また、私生活では4度の結婚、3男1女の出産・育児を経験。今年8月に末っ子の男児とともにドバイへ移住したことを発表した。

ドバイは多国籍都市。日本の食品もすぐ手に入る

ドバイは人口の9割以上が外国人(UAE国民以外)なんです。多国籍の都市なのでいろんな地域の料理が食べられるし、日本の食品も手に入りやすいんですよ。韓国食品の店もあったりします。だから移住して極端に食生活が変わったということはないです。取材日前日も偶然こちらで手に入れられる長ネギのような野菜を買いました。日本の長ネギより少し短いのですが、お味噌汁の具材として重宝しています。ただ、輸入品なので価格は高めです。冷凍の納豆は1パック約500円(日本円換算)でした。

スーパーで新鮮な卵探し

実はよくスーパーに一緒に行くお友達がいるんです。それが事務所の先輩であり、ドバイ在住の先輩でもある小泉里子ちゃん。今年の6月、引っ越す前の準備で物件探しや学校見学のために来た時に、里子ちゃんからはいろいろお話を伺いました。最近、盛り上がった話題は、生卵についてかな(笑)。こっちの生卵って3ヶ月くらい賞味期限があるんです。陳列されている卵の産卵時期にけっこう幅があるので、「できるだけ生みたてのものを!」って2人で躍起になって探しています。

こちらに来てから知ったスーパーフードのデーツ(ナツメヤシの実)は、すごく美味しいし高品質なので、日本のお友達へのお土産にすると喜ばれます。中にナッツ、ピスタチオ、オレンジピールなどが入ったものもおすすめですね。あと、子連れでも入店しやすいキッズフレンドリーな飲食店の多さもドバイの魅力の一つです。高級店にもキッズメニューが設けられていることが多いので、どこでも気兼ねなく過ごせてすごく助かります。

幼稚園に通う息子に毎日キャラ弁を持たせていたら、大人気に!

ドバイは育児がとてもしやすいです。ただ一つだけ大変なことが…。8月に移住して4歳の三男と一緒に暮らしているのですが、幼稚園に給食がないんです。4~7月に通わせていた日本の幼稚園は給食付きだったので、本当に最高でした。15歳の娘に「毎日、お弁当を作るのよ。」と相談すると「いいじゃん、毎日キャラ弁作っちゃいなよ!」って。彼女が幼稚園に通っていたときは毎日キャラ弁を作っていたんですよね。すっかりキャラ弁の作り方も忘れていたので、今どきのキャラ弁作りに試行錯誤しています。

ドバイには魚肉ソーセージやカニカマがないので、赤系の色を出すために鮭フレークで代用。ドバイにはキャラ弁文化が無いので、息子は幼稚園で超人気者になった模様。お昼ご飯の時間には「今日は何だろう!?」と息子の周りに皆が集まってくるみたいです。幼稚園に迎えに行くと、息子がほかの園児から声をかけられていて、ちょっとした有名人のよう。

ちなみに息子のお気に入りは、いわゆる人気キャラクターのものではなく、大量のくまさんおにぎり。「くまさん満員電車」と名付けるほど気に入っていて、すごい数のおにぎりをペロッと食べて帰ってきます。

国際色豊かな学校での一貫教育がドバイ移住の決め手に

そもそもドバイに移住を決めた大きな理由は、ドバイの教育水準の高さ。いろんな国の文化に触れさせて視野を広く持ってほしいです。息子が通っている幼稚園では英語で授業をしていますが、週に3回アラビア語の授業もあります。UAEでは4歳からアラビア語の習得が法律で定められているからです。もちろん日本語も話せるので、自然とトリリンガルに近づいています。

国際バカロレア(IB→世界159以上の国、地域に認定学校が5500校存在する国際的な教育プログラム。世界中を転勤する家庭の子どもが、大学に進学できるように国際的に大学入学資格を認められている)のカリキュラムを取り入れている幼稚園なので、国をまたいでも転校ができるという点にも魅力を感じました。また、幼稚園から高校卒業まで14年間、一貫教育で学ぶことができます。

週に1回は砂漠へ

ドバイは割とコンパクトな都市なので、中心街に行くのも、街から出るのもたやすいです。息子のお迎えに行った帰りに砂漠に行くこともよくあります。砂漠までは車で45分くらいですかね。特に満月の日の砂漠ってすごく綺麗で、引っ越してからは毎月、満月を砂漠で見ています。ここに移住できてよかったと感じる瞬間です。ドバイはギラギラしているイメージもありますが、自然が近く豊かな環境で子育てができて、今はとても幸せです。

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取材/田邊創一郎 編集/安岡祐太朗

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