PEOPLE
これから私たちの生きる時間はまだまだ長い。それをどう過ごしていけるかは、日々の暮らし方にかかっています。いつまでも自分を好きでいるために、大事なものは健康。50代を直前に控えたジェーン・スーさんが大先輩・藤原美智子さんに聞きたい健康のことって?2人の対談をお届けします。
ジェーン・スーさん(以下、敬称略)「ずっとお仕事が多かった藤原さんが、もう無理できないな、と思ったのは、いつ頃ですか?」
藤原美智子さん(以下、敬称略)「ものすごく忙しかった38歳の頃です。それから体に関しては流浪の旅に出ていて(笑)、42歳の時、体が楽になると気持ちも楽になるなあとやっと気づき、そこから一気に自分でもやってこうと。ストレッチから始まってピラティス、50歳前からランニングを開始、61歳からバレエを始めました。ジェーンさんは?」
スー「私がガクッときたのは42歳です。 子供の頃から体力はあるほうだったんですが、仕事が立て込んで慢性的な疲労とか常にダルいとか。このまま〝元気の前借り〟を続けていくとマズイと。先日、人生初の人間ドックを受けて大きな病気はなかったんですが、マーク箇所は結局太っているということの現れで。数値に出ると気づかざるを得ないですね」
藤原「数字はごまかしようがないですよね。私は自分の体と向き合うことを大切にしていて、まず体が硬いことは不健康の始まり。血流もリンパも滞ってどこかに歪みが出るの。大人だから硬くても仕方ないと言い訳しないことが大切。それから筋肉。筋肉がないと溌剌と過ごせない。ついめんどうだと思ってしまう。結果、好奇心やユーモアもなくなる。人生100年時代で大切なことって〝筋肉、好奇心、ユーモア〟じゃないかしら」
スー「40代以降は幸せと健康の距離が近づく年齢ですね。生命力って油田みたいなもの。阻害する睡眠不足とかストレス、過食、仕事のしすぎとか、だんだん油田パワーが枯渇して、跳ね返せなくなる」
藤原「本当にそう。それに無理していると、幸せ感も薄らいでいきますよね」
スー「すごく健康だけどこんな自分は好きじゃない、自分を好きだけど不健康、というのもよろしくない。諦めずに粘り強く、1日でも長く健やかに過ごせる自分の道に戻してあげるということを、自分に約束しないといけないかな、と思っています」
《Profile》
・ジェーン・スーさん(49歳)
コラムニスト、ラジオパーソナリティ。心の琴線に触れ、新鮮で鋭い切り口のエッセイと発言が圧倒的な人気。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」ポッドキャスト「OVER THE SUN」も大好評。『きれいになりたい気がしてきた』(光文社・刊)『おつかれ、今日の私。』(マガジンハウス・刊)など著書多数。
・藤原美智子さん(64歳)
MICHIKO.LIFEプロデューサー。2022年4月をもってトップで活動し続けた42年間のヘアメークアーティスト活動を終了。現在は雑誌や広告での執筆、講演、TV等で活躍し、幅広い年齢層から支持を集めている。信州大学の特任教授も。https://michikofujiwara.jp
2023年『美ST』1月号掲載
撮影/峠 雄三〈藤原美智子さん〉、和佐田美奈子〈ジェーン・スーさん〉 取材/大佛摩紀 編集/石原晶子
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