HEALTH

料理研究家が毎日作る【老けない弁当】

この春から子供の入園、入学に伴ってお弁当を作る生活がスタートする方も多いのでは?食欲の湧く美味しそうな見た目はもちろん、子供たちの健康を考えて栄養バランスもきちんと考えたいもの。今回は、発酵料理研究家のママが息子に作る「老化予防」弁当を紹介します。

発酵食をふんだんに使って免疫アップ&老化予防

\お弁当の中身は?/
●ごぼうとひじきの自家製マヨネーズサラダ
●ほうれん草の胡麻和え
●人参のしりしり
●ネギ塩こんにゃく
●ぶりの照り焼き
●かぼちゃのヨーグルトマヨ和え
●五分付きのごはん
●ゆで卵

ほうれん草の胡麻和えには甘酒を、人参のしりしりには塩麹を、ぶりの照り焼きにはリンゴの発酵エキスを使っています。発酵食にはたんぱく質分解酵素が含まれているため、消化吸収がよくなり栄養が早く身体中に行き渡るので、免疫力アップや老化予防に。また、発酵食を使うと冷めてもしっかりとした味わいになるので、お弁当にはぴったりです。いつも副菜を何種類か作り置きしておいて、朝その中からチョイスして詰めています。21歳の息子はごはんをたくさん欲しがるので、食物繊維がたくさん摂れるようにおかずには野菜を多めに使用します。

\ぶりの照り焼きの作り方/
①煮沸消毒した1リットル瓶にカットした皮ごとのリンゴ1個と水を8分目まで入れ、1日1回振って常温で育て、1週間ほどで発酵エキスが完成。振った時にシュワシュワとしてきたら使える頃合いです。
②リンゴの発酵エキスにブリ1切れを1時間ほど漬け込む。
③漬け込んだブリを軽く焼いて、リンゴエキス大さじ1、みりん大さじ2、醤油大さじ1で味付け。リンゴのエキスがあれば酒や砂糖なしで作れます。甘酒や塩麹などを使う方法もありますが、焦げやすいので焼き物にはフルーツの発酵エキスのほうがおすすめです。

添加物が苦手な息子のために調味料も自家製に

4人の子がいますが、長女は結婚、次女と3女は就職で家を離れているので、今は家にいる息子のお弁当を毎日作っています。息子は添加物が身体に合わないのか、幼い頃から市販の食材を食べると気分が悪くなることがよくありました。そんな経験から食材の勉強をして、できるものはなるべく手作りしようと思うように。そんな息子も大きくなって外食もできるようになりましたが、毎日元気で過ごしてもらいたいのでランチはお弁当を持たせています。おかずはもちろん、味付けに使うお酢や醤油、味噌もすべて自家製のものを使用。長く健康でいてもらうためにも、免疫力アップや老化予防につながる発酵食は欠かせません。

家事代行サービスの会社を経営する傍ら、発酵料理研究家としても活動中の4児のママ。発酵料理レッスンも開催し、4月にはクッキングスタジオをオープンする予定。インスタは@jms.nao

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取材/佐野祐子 編集/永見 理

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