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コロナで海外旅行へ気軽に行けない今、都内にいながらまるで韓国に来たような気分が味わえると新大久保に再び注目が集まっています。感染対策をしっかりして、心も体も温まる韓国鍋でリフレッシュしてみては?辛くないものもあるから苦手な人も大丈夫!ローカルな雰囲気も楽しい人気店をご紹介します。
第4次韓流ブームといわれる今、かつての原宿・竹下通りのようなにぎわいを見せている新大久保。数ある韓国グルメの中から、温活にぴったりな鍋料理に注目した。職安通りから細い路地に入ってすぐの場所にある「松屋」は、創業30年余り。界隈の韓国料理店の中でも草分け的な存在だ。韓国の田舎の居酒屋を思わせる佇まいで、テラスのテーブル席、室内の座敷も、親戚の家のようなくつろぎ感。今ではおなじみのカムジャタン(じゃがいもと豚の骨付き背肉の鍋)を、初めて新大久保に持ち込んだお店としても知られる。今回注目したのは、常連さんにも人気の「タコ鍋」。真っ赤なスープに、生の手長ダコ(大きさによって1〜3杯分)がたっぷり盛られたビジュアルは、かなりのインパクトだ。スープは見た目ほどには辛くなく、干し鱈、かつお節、煮干しなどの魚介ベース。煮込むほどに、タコや野菜の旨みが加わり、独特の深い味わいを醸し出す。タコはよく塩で揉んであるので柔らかく、ミディアムレアぐらいが食べごろ。ムチムチの食感で、淡白ながら上品な旨みがある。お腹に余裕があれば、残ったスープでポックンパ(焼き飯)、またはラーメンで〆ても。サイドメニューのおすすめは、ふわふわのケランチム(茶碗蒸し)。どこまでもやさしい口当たりと味わいで、タコ鍋の箸休めにちょうどいい。
タコ鍋 ¥4,300、ケランチム ¥1,000
松屋
東京都新宿区大久保1-1-17 ひかり荘1F ☎03-3200-5733 営業時間11:00〜23:00(L.O.)無休
「辰家(ヂンガ)」は、コリアンタウン・新大久保でも珍しい(おそらく唯一)、自家製のスンデを提供するお店。スンデとは、フランスのブーダン・ノワールに似た腸詰めの一種で、豚の血が入るのが特徴。こちらでは、春雨、もち米、10種類ほどの野菜を入れている。丁寧に下処理をしているためくさみは一切なく、モチッとした食感がクセになる。名物の「スン デクッパ」は、特製の豚骨スープでスンデ、豚のガツ、ミミ、ナンコツを煮込み、えごまの粉を加えてクリーミーに仕上げた逸品。薄味にしてあるので、アミの塩辛や、コチュジャンなどで自分好みに調整しよう。柔らかく煮えたスンデの滋味深さは感動的で、これを目当てに長年通っているお客さんも多い。付け合わせの水キムチ、ナムルなどもおいしく、丁寧な仕事ぶりがうかがえる。
スンデクッパ 税込 ¥1,360
辰家(ヂンガ)
東京都新宿区百人町1-3-3 サンライズ新宿A ☎03-5273-8389 営業時間11:00〜22:30(L.O.)月曜休業(祝日の場合は営業、翌火曜休)
「セマウル食堂」は、2000年代に入ってソウルで創業し、あっという間に韓国全土にチェーンを広げた人気店。1970年代の韓国をイメージしたというレトロな雰囲気も売りで、アルミ鍋で煮込んだ「7分豚キムチチゲ」は、訪れる人の多くがオーダーする名物だ。角切りの豚肉と、熟成した酸っぱいキムチを合わせ、その名の通り、7分煮込んで完成。この〝どろどろ〞をごはんにたっぷりとかけ、刻み韓国海苔もたっぷりのせて、スプーンで思いっきり混ぜてから食べるのが正しい食べ方だ。「甘、辛、酸、苦、塩」の五味が絶妙なハーモニーを奏でる複合的なおいしさはじつに韓国的。自由に海外に行ける日が来たら本場でもぜひ、と思わずにはいられない。
7分豚キムチチゲ ¥720
セマウル食堂 新大久保店
東京都新宿区百人町1-1-4 T.Kビル1F ☎03-6205-6226 営業時間11:30〜翌1:00(L.O.)無休
※各店の情報は取材当時のものです。
2021年『美ST』4月号掲載
撮影/田村浩章 取材/伊藤由起 編集/伊達敦子
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2025年11月16日(日)23:59まで
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