HEALTH
40代50代になると日々「あれ、これって老化の兆し?」とドキッとすることがありますが、なんとなくそのまま過ごしてはいませんか? 小さな兆候を放っておかず、少しでも意識することが若々しさを保つことにも繋がるはず。その道のエキスパートに、細かすぎてなかなか聞けない疑問をストレートにぶつけてみました!今回はカラダ編です。
日光を浴びると気持ちまで若返った気分!日焼け止めを塗りつつ、毎日日光を浴びて幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促しましょう。
Q. 「体が若い」ってどういうこと?
A. 「代謝活性」が落ちていないかどうか(森さん)
代謝活性が良い体が若い体です。具体的には筋肉量が多い体。30代以降は筋肉量の維持が難しいのですが筋肉は血流を促すポンプの役目もあり重要です。血行不良は老化にも直結。
Q. イスから立ち上がるときや車から降りるときがつらいです。このつらさ、どこからくるのでしょうか?
A. 下半身の大きな筋肉群と体幹力の低下(森さん)
人間は加齢に伴い1年で約1%の筋肉量が減少。座る・立ち上がる際は、勢いや反動を使わずにゆっくりと筋肉に刺激を与えるように意識すると下半身の筋肉がキープできます。
Q. ランニングなどの有酸素運動は活性酸素が増えて老化が加速すると聞きました。一方有酸素運動は適度にするべきとも聞きます。結局どうすればいいの?
A. スローエクササイズがオススメ(日比野先生)
抗老化の観点から適度な運動量を見極めて。激しい運動は酸化を進めて、老化を促進させます。ウォーキングや、ストレッチ、ヨガなどのスローエクササイズを取り入れて。
Q. 食事には気を付けているのにお腹に浮き輪肉が出現。どうすれば消えますか?
A. 体の中で消費できるエネルギー量を増やしましょう(森さん)
体脂肪を増やさないためには食事だけでなく運動も必須。お腹回りにはねじり系の腹筋強化エクササイズなどを取り入れ、体の中で消費できるエネルギー量を増やしましょう。
Q. 段差のないところで躓いたり、狭いところを通る際肘や足をぶつけがちに。原因は?
A. 大腰筋が弱くなっている可能性が(森さん)
もも上げをすると大腰筋トレーニングに。さらに加齢とともに自分の意識と実際の運動の差も開き、体の可動域も狭くなります。ストレッチ運動を日頃から行うようにしてみて。
Q. 筋肉痛が忘れた頃にやってくるようになりました。これって老化サイン?
A. 年齢とはあまり関係がありません(森さん)
加齢よりも負荷の大きさの差が原因。筋肉痛が起こり、それを感じるタイミングは、加齢によるものよりも行った運動による筋肉への負荷・刺激の大きさが関係します。
Q. ちょっとしたささくれが悪化しやすく、しかも治るのに時間がかかります。年齢とともに免疫力が落ちたということ?
A. 免疫力よりも再生力の低下(慶田先生)
ニキビが治りにくかったり、枕でついたシワが長時間消えないのと同じロジック。でもささくれから感染を生じているような場合は、局所の自然免疫の低下によるものでしょう。
Q. 脚が細くなったと思ったら、筋肉量が落ちただけ?骨折したと聞くことも増えました。
A. 筋肉が削げ落ちると体の強さも運動機能も失われます(森さん)
筋肉が減ると筋肉によるメリハリもなく、ヒップも垂れて下がってきます。運動機能も低下して躓き転倒や骨折などのリスクが高まるため、筋肉量を減らさないことが大切です。
Q. 人間ドック、40代女性が毎年必ず受けるべき項目は何?
A. 子宮頸がん、乳がん、腹部超音波検査、血液検査(慶田先生)
上記は毎年必ず受けてほしい検査です。それに加えて2年に1度は消化器の上部・下部内視鏡検査。頭頚部、胸部~腹部のCT検査を受けましょう。不調は早期発見を!
Q. サプリを飲む量が増える一方です。飲む種類の適正量ってありますか?
A. 20種類までにすれば食品の延長なので問題なし(慶田先生)
サプリメントは薬ではないので食品の延長と考えます。但し、サプリメントでも肝機能障害などの報告例はあるので、定期的に血液検査は受けておいたほうが安全です。
Q. 疲れが取れるのにものすごく時間がかかるように。1日に何個も予定をこなせません。若い頃より予定は減っているのに…。なぜ?
A. 体力的、筋力的な持久力は加齢に伴って少しずつ低下するもの(森さん)切り替え不足で脳が疲れているから(加藤先生)
「40代くらいになると仕事もパターン化し、新しい経験も減り脳は切り替え不足に。脳の使用部位に差が出て疲労の原因に。筋肉がつき始めると心の持久力もアップ」(加藤先生)
Q. 眠れなくなりました。特に心配事があると眠りが浅くなります。なぜでしょうか。
A. 高齢期になると体内時計のサイクルが乱れます(日比野先生)
体内時計のサイクルをコントロールするセラトニンというホルモンの分泌量が加齢とともに減少。セラトニンはメロトニンの原料に。メロトニン不足は眠りの質に直結します。
Q. 自分から加齢臭がしているかはどうすればわかりますか?
A. 服から今までと違うニオイや汗以外のニオイを感じたら(ロート製薬)
加齢臭の主な原因は、年齢とともに出てくるノネナールという物質です。脱いだ後の服のニオイを嗅いでみて、嗅いだことのないニオイを感じたら、加齢臭を疑ってみて。
Q. 気づいたらあちこちにイボができています。なぜできるのでしょうか?
A. イボの原因、HPVウイルスに対する抵抗力が低下(日比野先生)
原因の多くはHPVウイルス。傷や免疫力低下でもうつる可能性が。老化でも免疫機能は低下。老人性イボは紫外線が主な原因。肌を清潔に保湿、UV対策、免疫UPが大切。
Q. 体に赤い斑点が出るように…。これって病気!?
A. 老人性血管腫かも。病気ではなく老化によるもの(日比野先生)
老人性血管腫は老化による血管の増生により皮膚にできる小さな血管腫。紫外線による影響も考えられるのでUV対策を。加齢とともに増えてくる赤いボールペンで突いたようなポチッとしたものです。
森 俊憲さん(ボディデザイナー)
ボディクエスト代表。オンラインフィットネスのパイオニアとしてボディデザインサポートやメディアで活躍。
加藤俊徳先生(加藤プラチナクリニック院長)
脳内科医・医学博士。脳の学校代表。MRI脳画像診断・発達脳科学・認知症の専門家。メディアで脳を解説。
慶田朋子先生(銀座ケイスキンクリニック 院長)
あらゆる質問にわかりやすく回答する頭のキレと何年たっても変わらぬ美貌に編集部が絶大な信頼を置く医師。
日比野佐和子先生(Y’s サイエンスクリニック広尾統括院長)
アンチエイジング医療の第一人者。再生医療、遺伝子解析などの先端医療の第一線で活躍するエイジレスな医師。
植松由起さん(ロート製薬 営業企画推進部 学術情報グループマネージャー)
眼研究の第一線をいくメーカー。目薬の豊富なラインナップを有し、渋谷にカウンセリングを受けられるサロンも。
2021年『美ST』10月号掲載
撮影/城 健太(vale.)〈人物〉、新井修一、五十嵐洋〈静物〉 モデル/松田樹里 ヘア・メーク/長井かおり スタイリスト/菊地ゆか 取材/中田ゆき、佐藤理保子 編集/浜野彩希
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2025年11月16日(日)23:59まで
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