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日本では、半数以上の夫婦がセックスレスに陥っているといわれています。出産や病気をきっかけにレスになる夫婦も少なくありませんが、45歳の主婦・千恵子さん(仮名)はその例外。彼女は子宮筋腫で子宮を全摘出した時、「さすがにレスになるのかな?」と思ったそうですが、現在でも定期的に性交渉を持つ習慣が続いているそうです。
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大学卒業後は就職せず、飲食店でのアルバイトをしながら着付け教室やネイル専門学校に通い、ワーキングホリデーでオーストラリアに行くなど「自分探し」をしていた千恵子さん。そんな時、10歳年上の獣医師・強さん(仮名)とお見合い結婚をしました。
「両親はフラフラしている娘が心配だったみたいです。埼玉県の実家に帰った時、父に『鉄板焼きを食べに行こう』と誘われいそいそとついて行ったら、『パパの若いゴルフ友達。東京に住んでいるから友達になればいい』と夫を紹介されました。面食らいましたが、彼も『娘を紹介するって冗談だと思ったら本気だったんだ』と笑っていました。メガネをかけて真面目そうな彼は私の好みとは逆でしたが、会話のテンポが心地よくユーモアもあったので『悪くない』と思い交際を始めました」。
26歳と36歳で結婚した2人は池袋駅から30分圏内の埼玉県の住宅地に一軒家を購入。千恵子さんは28歳と30歳の時、男の子を出産しました。
出産後は子供が小学校に上がるまでは専業主婦を。子供の手が離れると、着付け講師や、着付け・ネイル関連の記事を書くライターのバイトを始めました。
「子供は生意気ですが家庭は円満です。20代、30代は私が率先して子供を実家に預けて2人の時間を持っていました。誘い方は『女の子がほしくない?』でしたが、本気半分イチャイチャしたい気持ちが半分でした」。
強さんもノリノリで「飲酒後にうまくいかなかった」といったエピソードはあるものの、断られたことはないそうです。
「子供が大きくなり、私たちも40代、50代になるとさすがに回数は減りましたが、それでも月に2回くらいはあります。実は私、43歳で子宮を全摘出したんです。その後の3か月はさすがにレスでしたが、それでもくっついて寝ていました」。
回復すると同時に性交渉が復活したことは、千恵子さん自身も意外だったそうです。
「シンプルに2人とも異性が好きなんだと思います。夫は『女性の柔らかい体を触るだけで癒やされる』とよく言っています。私も夫に触れたりニオイを嗅いだりすると安心するタイプです」。
子宮全摘出後は、筋肉を切ったためお腹が産後のようにポッコリしたり傷跡が残ったりという変化はありましたが、経産婦の千恵子さんはさほど動揺しなかったそう。
「3ヵ月経って『もう大丈夫か試してみたい』と夫を誘ったら普通の性交渉ができました」。
「なぜそんなに仲がいいのか」と聞かれることもあるそうですが、千恵子さんは「仲はごく普通だと思う」という見解。
「年の差があるのでかわいがられていた面はありますが、子育てがワンオペすぎてケンカしたり、ポケットに女性もののハンカチを見つけて私が実家に帰ったり、不仲だった時期もあります。でもそんな時期は長く続かず、仲直りしてまた復活しました」。
「なぜセックスレスにならないのか」という問いに対しては「趣味だからですかね?」という答え。
「夫も私も異性の触感が好きですし、性交渉そのものも好き。さらに即物的な者同士で、ドキドキやときめきを求めていないからかもしれません。お風呂に入るとあったかくて気持ち良いじゃないですか? 清潔にするだけならシャワーだけでもいいけど好きだから入る。そんな感じ。変人かもしれませんが、あまり『照れる』という感情がない夫婦です」。
思春期の子供の前では「父と母」でいるように気をつけているという千恵子さん。
「子供が家にいる時は預けてホテルに行くなど外に出ていましたし、今は子供の方が外に出ているので。逆に『行ってきますのキス』みたいなロマンチックなこととは程遠い2人なので、子供の前でイチャイチャすることはありません。子供たちはまさか両親が『レス知らず』とは思っていないでしょうね。まあ想像したくないと思いますが(笑)」。
レスになるのは物理的に無理になった年齢が来た時かもしれないと自己分析する千恵子さん。相手が異性である限り「和むためにくっつく」ことは続きそうだと話しています。
※本記事では、プライバシーに配慮して取材内容に脚色を加えています。
取材・文/星子 編集/根橋明日美 イメージ写真/PIXTA
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