FEMTECH
女性ホルモンは心や体の健康、美容にも多く関わっています。「人生100年時代」と言われる今、女性ホルモンの正しい知識を得て上手に付き合っていくことが、人生の後半戦を生き生きと生きていくために大切です。2023年美ST4月号で自身の数年にわたる更年期障害とその克服の過程を赤裸々に語ってくださった山本さん。1年半後の現在、更年期症状との付き合い方について聞いて見ました!
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お話を伺ったのは…美容家・山本未奈子さん(49歳)
《profile》
V Holdings 代表取締役Co- CEO。美容や健康の見識が深く、3社を経営する3児の母。
42歳で生理不順が始まり、その頃から頭痛・肩凝り・夜眠れないなどの更年期症状が続きました。45歳でホットフラッシュが酷くなりホルモン補充療法を開始。
不調が出てもこれを乗り越えれば大丈夫、と無理をして頑張り続ける日々でした。46歳6月に朝起きると無気力で何もできなくなり鬱との診断。その日から仕事を休み、抗うつ剤などの治療が始まりました。
2カ月ほど経ち薬が効いてきた頃から始めた、香りや瞑想・運動・睡眠などの効果もあり、更に回復を後押ししたようです。その年の10月には少しずつ仕事を再開できるようになり、無気力の状態から半年後の昨年1月より仕事に完全復帰することができました。
半年間仕事を休み寝込んでいた経験から、回復してからは、これ以上のラインを越えたらまた具合が悪くなりそうだという黄色信号がわかるようになったんです。
そういう黄色信号は人それぞれ出ていると思うのですが、忙しいとつい見過ごしがちなので、その黄色信号にアンテナを立てておくのはすごく大切だと思うんです。
例えば、出掛けるのが億劫になる、人に会いたくなくなる、物に無関心になる、集中力がなくなるとか。更年期の時期は今までとちょっと違うぞって感じた時には黄色信号だと思って立ち止まり、自分ファーストの生活を心掛けてくださいね。
現在は黄色信号が出たと感じたら無理せず即休息し、一日で回復という波を繰り返しながら更年期症状と付き合っている。
2024年『美ST』10月号掲載
撮影/渡邉明日香、大槻誠一(ともにA-1) グラフ/まるはま 取材/大佛摩紀、菊池真理子 再構成/Bravoworks,Inc.
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