5年間で3倍に！ 「40代女性もVIO脱毛したほうがいい？」に医師＆エステのプロが回答

昨今、40代の女性の間で関心が高まっているVIO脱毛。将来の介護を見据えた「介護脱毛」という言葉も流行し、芸能人のいとうあさこさんや大久保佳代子さんも、施術を公表し話題になりました。

一方で、ミドル世代になるとアンダーヘアの白髪や、産後のデリケートゾーンの形状変化などを気になる点も増え、施術者に「見られる」ことに抵抗を感じる人も。そんな繊細なお悩みについて、湘南美容クリニック、西川礼華先生と美容脱毛サロン・ミュゼプラチナムのトレーナー・渡部瑠美子さんにお話を伺いました。

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VIOとは、Vライン（ビキニライン）、Iライン（陰部の両側）、Oライン（肛門周辺）のことです。VIOをまとめて処理することも可能ですし、数回ライトを当てると毛質が細くやわらかくなるため、ボリュームダウンさせ形を整えることも可能です。近年では、Vライン全体をボリュームダウンし、Iライン、Oラインはすべて処理する方も多いです（ミュゼプラチナム）。

2020年はコロナで停滞していますが、過去5年で約3倍に伸長しています（西川先生）。

40代女性には「清潔感を得ることができる」という部分で非常におすすめです。ムレなどによる痒みも防ぐことが出来ますし、においの軽減にもつながります。また、介護の時の備えという声もあります。将来介護してもらう際に、VIOの毛はないほうがふき取りなどもうまくできるようで、衛生的ですし、スムーズで負担も少ないと言われています。脱毛というと「若い世代の治療」というイメージですが、こういった理由からVIO脱毛はミドル世代にも好評です（西川先生）。

介護に備えて、40代の方でも脱毛デビューする方が多くいらっしゃいます。また、白髪にはライトが反応しないので、白髪が生えてくる前の脱毛がおすすめです。［白髪が少なければ、黒い部分の施術は可能です］（ミュゼプラチナム）。

医療脱毛では「毛をなくす」ことができます。
これが医療脱毛の最大のメリットです。また痛みを心配される方もいらっしゃいますが、
医療機関では麻酔を使用することで軽減できますし、実際に受けてみて「麻酔は必要なかった」とおっしゃる方が多いです。

デリケートゾーンは比較的刺激に弱い部位であり、お手入れで痛みを感じることがありますが、医療脱毛よりも肌への負担や、痛みが少ない脱毛方法になります（ミュゼプラチナム）。


デリケートゾーンの悩みは、同じ女性同士でもなかなか相談しにくいので、「恥ずかしい」というだけでなく、まわりの女性がどうなのかというのも気になるそうです。
女性スタッフが対応しますから、気軽にご相談ください（西川先生）。

一例として、湘南美容クリニックでは、VIO脱毛1回￥9,800、3回￥28,500、6回￥54,000となっています（西川先生）。


一例として、初回の方限定で、両脇Vライン完了コース¥１００　ハイジニーナ７(セブン)回数無制限コースが￥73,168〈毎月のキャンペーンによって金額は異なります〉（ミュゼプラチナム）。

毛の状態によって治療回数は異なりますが、平均的には10回ほど通われる方が多いです。VIOは毛も濃いので他の部位に比べると治療回数が多く必要な傾向にはあります（西川先生）。


VIOの毛量をボリュームダウンさせたい方は10～12回ほど、しっかりなくしていきたい方は18～24回ほどお手入れする方が多いです（ミュゼプラチナム）。

お手入れ前日以外はできる限り自己処理を控えていただくこと、自己処理をする際に電気シェーバー以外のもの（毛抜き、カミソリ、ワックス、除毛剤など）を使用しないこと、日ごろから保湿ケアをしっかりしていただくことが大切です。VIO専用のシェーバーを使っていただくとより安心です（ミュゼプラチナム）。

更年期世代は、腟の自浄作用が弱まるため、デリケートゾーンのかゆみやかぶれも気になるお年頃。40代女性にとって、VIO脱毛でそんなお悩みを軽減するメリットも期待できそう。

年齢を重ねることで、小陰唇や肛門の形状変化、出産経験のある方は会陰切開痕など気になるポイントも増える傾向がありますが、経験豊富なプロにまかせれば恥ずかしさも軽減。

将来の介護を見据えつつ、お肌の美容も気になる40代にとって、白髪が少ないうちのVIO脱毛は「絶好のチャンス」とも言えそうです。

参考
https://www.s-b-c.net/doctor/introduction/nishikawa-a/

取材／星野星子　イラスト／いいあい　編集／長谷川 智