HEALTH
毎日のように野菜を見て、触って、感じた事実を基に、独自の野菜の見方・食べ方を確立してきた内田 悟さん。これまでの常識を覆すような、新たな野菜の魅力に出合える連載です。第2回のテーマは、春の到来を告げる「菜の花」。
菜の花の目利きどころ
芽吹き野菜ならではの
ほろ苦さと香りを持つ
菜の花は「春の遣い」
桜が散り始めるころ、河原の土手や畑一面に咲く菜の花は、日本の原風景のひとつ。食材としての旬はその1カ月ほど前になります。
「春の到来とともに旬を迎える菜の花は、つぼみのうちが食べごろ。2〜3月という短い期間に、味わいは刻々と変わります。
走りはみずみずしくて繊細だけど、アクが強いので油と好相性。盛り・名残りとなると
徐々に筋張ってくるので、よく茹でて食べるようにします。
これは春野菜全般に言えることですが、発酵調味料との相性はバツグン。味噌、醬油、みりんなどのアミノ酸が、苦みや旨みを活かしてくれます。
そうそう、菜の花と菜花は別ものなのかとよく聞かれるけれど、答えはイエス。菜の花と呼ばれるのは、西洋アブラナの柔らかな穂先部分のこと。菜花は、アブラナ科全般の植物の若い葉やつぼみ、脇芽を摘んだものの総称で、いろいろな種類があります。それぞれ風味や食感が異なるので、ぜひ食べ比べてみてね」
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2024年12月16日(月)23:59まで
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