HEALTH
44歳で結婚し、笑顔が素敵な夫の影響で明るく前向きになったという増田惠子さん。昨年、最愛の夫を亡くしながらも、凛としたオーラとナチュラルな佇まいは変わらず。来年にはピンク・レディー結成50周年を迎え、まだまだ進化し続ける増田惠子さんに、日々のトレーニングと美容についてお話を伺いました。
◆増田惠子さんインタビューはこちらもCheck!
68歳のバースデイ当日、9月2日にビルボードライブ横浜で「I Love Singing!!2025~バースデイスペシャル~」を開催します。その10日前、8月23日にも大阪でステージがあり、本当に楽しみ。それぞれ2回公演で各70分。ソロ曲はもちろん、ピンク・レディーのナンバー、カバー曲、初めて歌う曲も含めて13曲を歌って踊ります。もうずっと週4~5回、45分のボイストレーニングを欠かさず、いつオファーがきても歌えるよう準備してきました。
先日衣装合わせも終わり、今まではフェミニンなスタイルが多かったのですが、最近はオールインワンやコンビネゾンなどマスキュランな気分。ライブのフライヤーでも「アキコ オガワ」のイエローのコンビネゾンを着た写真を使っています。昔のようなミニスカートではありませんが、当日はファッションも含めて楽しんでいただけたらと思います。
《Profile》
1957年静岡県生まれ。’76年ピンク・レディーとして「ペッパー警部」でデビュー。’79年全米進出。解散後「すずめ」でソロ活動を開始し、俳優としても映画やドラマで活躍。
※9月2日(火)のコンサートは本人体調不良により、10月28日(火)に延期となりました。詳細はビルボードライブ横浜H Pをご確認ください。
クラシックバレエを30年近く続けています。仲良しの俳優、芦川よしみちゃんと京都の時代劇ロケで一緒になったとき、冬山を駆け降りたり登ったりといったハードな動きについていけなくて、ハーハーしていたんです。よしみちゃんから「ケイさあ、体力落ちた?昔はもっと体力あったよ。なんかやってる?」って言われて、確かに何もしていないなと。自分は体力があると過信していたんです。彼女はバレエをやっていて、「一緒に行かない?」って誘ってくれたのがきっかけでした。その教室は、バレエと言っても体操に近い感じでストレッチがメイン。若干もの足りなく感じて、友人の紹介で40歳直前に松山バレエ学校に通い始めました。バレエは難しくて、できないことが少しずつできるようになっていく喜びがすごく大きい。人と比べるのではなく、自分との闘いなんですね。
ピンク・レディー時代から猫背がコンプレックスで、もともと長い首が前に出がちでしたが、少しずつ姿勢がよくなって、ステージでの立ち姿を褒められるようになったんです。姿勢がよくなると、それだけでその場の空気を浄化して、神々しい雰囲気になることを自他ともに感じるようになって、これはやめられないと思いました。
先生が「目は鎖骨の横についているのよ」とか「照明を受けたとき、胸がレフ板になって顔をパーッと輝かせるのよ」とおっしゃるんですね。姿勢がよくなると、胸が開いて鎖骨周辺が輝くんです。バレエはいいことずくめだとのめり込みました。最初は週2回18時半からのレッスンに通っていたのですが、終わるのが20時半。それからご飯を作ったりして、夜の時間がバタバタになって疲れ気味に。マネージャーさんから「やりすぎでは?」と指摘され、週1回に減らす代わりに1ランク上のクラスに入りました。
15年前からピラティスも。半月板損傷で右膝を痛め、手術ではなく脚の筋肉を鍛えることで治療するにはピラティスが最適とアドバイスを受けたんです。すると、バレエではフォローできない筋肉が鍛えられて右膝の痛みが改善しました。
長く続けている発声練習と併せて、週4~5回は体のトレーニングをしています。バレエの姿勢と立ち方で発声をすると、お尻から声がワーッと出てくる。以前、ボイストレーニングの先生から「お尻で歌うのよ」と言われて意味がわからなかったのですが、最近ようやく理解できるようになりました。クラシックバレエ、ピラティス、発声。この3つはどれも欠かすことのできない私のルーティン・トライアングルです。
美容は大変です。40代まではそれほど頑張っていなかったのですが、50代以降はさすがにね。どんどんやることが増える一方で。でも、私の特技は増えたものを習慣化できること。決めたことを怠ると自信がなくなるので、必ずちゃんと続けられますね。
今のルーティンは、起床後ベッドの上でストレッチを20~30分してから起き上がり、鼻うがいと歯磨きを。それからオイルマッサージをしてホットタオルでふき取り、炭酸ガスパックを塗ったらラップで覆ったまま家事をします。このパック、1回分で2,000円くらいするので、もったいないから1時間以上つけています(笑)。もちろん今日もしてきました。それからお風呂に入り、上がるとスキンケア。22年くらい前からラ・メールを化粧水から美容液、アイクリーム、クリームまでライン使いしています。化粧品っぽくない香りがとても気に入っていますね。その後、またストレッチをして、仕事があるときは簡単に自前メークをしますが、普段はUVクリームだけでファンデは一切塗りません。だってシワが目立っちゃうから。20代のころから憧れていたのがパリの大人の女性。みんなファンデを塗らないでしょ。それを真似しています。あとは誰だかわかる程度に眉毛を描き、マスカラをつけて終了です。
朝ごはんは大抵ブランチで、フレンチトーストやピザトーストを作ることが多いです。44歳で結婚するまでは冷蔵庫には化粧品とヨーグルト、フルーツしか入ってなかったんです。でも夫にお出汁はどんこやお昆布でとってほしいと言われて以来、きちんと料理をするようになりました。でき合いのものを買ったことは一度もありません。結婚して一番変わったことが手料理を作るようになったことですね。例えばお野菜の端っこをキープしておいて出汁をとり、それを使ってカレーやシチューを。夫から「煮物の女王」と呼ばれるくらい、いろいろな食材を組み合わせて頻繁に作りました。おせちもお煮しめは野菜をそれぞれ別々に煮て、このときばかりはこれ見よがしに頑張ったふうに見せていました(笑)。
自分の手でいろいろなものをこねたり作ったりすると、愛情がエキスになって、食べる人は幸せな顔になるし、栄養にもなる気がします。昨年、夫が亡くなってからも一緒にいたときと同じように手料理が基本。多めのひとり分を作って、気持ちのうえでは今もふたりで食しています。家の中も美しく整えて、丁寧に日々を暮らすことは変えていません。
バレエなど運動後は、豚肉料理にしたり、豚肉が重いときは鶏肉にしたり。ステーキ200gを食べることもありますが、そのときは野菜もたっぷりと。特に控えているものはないですが、冷たすぎるものは食べないようにしています。
化粧品は自然な香りを重視。香水はバラの香りで
なくてはならないラ・メールを筆頭に、炭酸ガスパックのエコツージェルは毎日欠かしません。香水はアニック・グタールのローズの香り「スソワールウジャメ」一択です。
バレエ歴約30年。踊りと共に生き方を学んでいます
「バレエは人に示すものではない。天に示すように踊りなさい」という教えに毎回背筋が伸びます。踊りだけでなく、生き方、暮らし方など教わったことはたくさんあります。
結婚祝いの石像。私たちは今もずっと一緒にいます
いただいた瞬間、ふたりの横顔があまりにそっくりで、いい意味で鳥肌が立ちました。結婚生活は楽しくて、今でも思い出し笑いをよくします。夫はまさに私の運命の人でした。
幼馴染みから届く愛情たっぷりのふるさと定期便
13歳で転校した中学校で隣同士になった友人から、いまだに定期的に柑橘類などが届きます。毎回優しさあふれる直筆の手紙が入っていて、私の心の支えになっていますね。
《衣装クレジット》
コンビネゾン ¥68,200(アキコ オガワ)イヤリング、リング、バングル(すべてスタイリスト私物)靴(増田さん私物)
本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2025年10月号掲載
撮影/中川真人(magNese) ヘア・メーク/高瀬央子 スタイリスト/おおさわ千春 取材/安田真里
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2025年11月16日(日)23:59まで
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