HEALTH

【木村多江さん(53歳)】30代前半にネガティブな「グチグチ脳」を克服したきっかけは…

私を幸せにできるのは私、美容のモチベーションも自分のため。誰かのためでなく、“自分のために綺麗でいること”が心地よく幸せに生きる基準になり、周りをもハッピーにできる。そんな私らしい美しさを更新し続ける女性にフォーカスする連載です。

頑張った自分を褒めちぎって「脳の幸せ感度」を高めます

お話を伺ったのは…女優・木村多江さん

ネガティブな感情は手放した方がいい、という思いをさらに強くしたのは脳の仕組みを知ったから。30代前半、まだ自分を責めがちだったころに脳科学関係の本を読んで、脳が単純でだまされやすく、簡単にコントロールできることが分かってビックリしました。

脳はイヤなことは記憶に残すのにいいことは忘れがちだから、脳内に楽観回路を作るのがいいということや、ささやかな幸せを受け取れればもっと幸せを感じやすくなり、それが大きな幸せを呼び込むことを学びました。

そこですぐに「私の脳を変えてみせる!」と“グチグチ脳”克服計画をスタート。1日の終わりに必ず自分を褒めちぎって(笑)、イヤなことは感謝で上書き。毎日、ありがとうで締めくくります。つまり、脳にとってダメージになる情報に関しては“忘れ上手”になり、自分自身には“ありがとう上手”になるのが大事なんです。

1日の始まりを明るく迎えることができたら、美容への心配りにも余裕が出ます。細やかに保湿して肌のコンディションをキープしたり、マッサージにこまめに行き、トレーニングやストレッチをする。

時間があれば酵素風呂にも行き、常に体の滞りがないようメンテナンス。体と心は相互に影響しあっているので、心にゆとりがあれば体も緩むし、体が緊張から解き放たれれば心に余裕が生まれます。

私の場合、子育てもまだ途中ですし仕事もいつも綱渡り状態なんです(笑)。まだまだ落ち込むことも多いですが、そんな時も最後は褒める!ネガティブな出来事も成長のチャンス、とポジティブ転換をして、メンタルを持ち上げること。自愛の仕方もひとつの技術だと考えています。ありがとう上手、褒め上手になって、どんどん自愛上手にもなっていきたいですね。

木村多江さんのMY自愛ビューティTips4

1:こまめな保湿とリラックスのための香り

乾燥が気になるのでMEGLYのスプレーと専用の炭酸入りマイクロミスト化粧水でこまめに保湿。緊張を和らげてくれるyayoiのスティックパフュームは借りている衣装に香りが移らないので愛用中。

2:旬の野菜や果物、発酵食品で食生活を調整

撮影が続くとロケ弁生活になるので、自宅などでは旬の野菜や果物をたくさん摂るよう心がけています。また、味噌や塩麹など、発酵食品を積極的に取り入れつつ、足りない分はサプリで補うように。

3:愛用のマッサージガンで筋肉をほぐすことを意識

体が緊張しているとメンタルにも影響が出ます。最近テレビでも話題の「瘢痕マッサージ」にもよく行きますが、簡易マッサージができる“マッサージガン”を仕事場でも家でも使ってほぐします。

4:脳の仕組みを理解したらムダな悩みから解放されました

マーシー・シャイモフ氏の『「脳にいいこと」だけをやりなさい!』と中野信子氏の『生きるのが楽しくなる脳に効く言葉』に出合い、脳の仕組みを知って本当の意味で自愛のスタートが切れた気が。

《Profile》
1971年生まれ。映画、ドラマ、舞台、ナレーション、数々の作品に出演する演技派。NHK特集ドラマ「昔はおれと同い年だった田中さんとの友情」が8月に放送を予定しており、赤堀雅秋最新作であるBunkamura Production 2024 『台風23号』東京・THEATER MILANO-Zaにて、2024年10月5日(土)~10月27日(日)まで出演する。

《衣装クレジット》
ブラウス¥33,000ワンショルダートップス¥9,900パンツ¥31,900(すべてLE PHIL/LE PHIL NEWoMan 新宿店)イヤリング¥3,300(ミミサンジュウサン/サンポークリエイト)右手リング¥17,600(ete bijoux)左手リング¥16,500(ete)サンダル(スタイリスト私物)

2024年『美ST』7月号掲載
撮影/嶌原佑矢(UM) ヘア・メーク/林 由香里 スタイリスト/大塩リエ 取材/柏崎恵理 再構成/Bravoworks,Inc.

FEATURE

MAGAZINE

一生元気に!自愛ビューティ

【木村多江さん(53歳)】30代前半にネガティブな「グチグチ脳」を克服したきっかけは…

2025年1月号

2024年11月15日発売

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