PEOPLE
いつも前向きでキラキラしてみえる美魔女も、心のモヤモヤに悩まされた時期があります。それぞれの乗り越え方で、更年期のゆらぎと向き合っていました。50歳で焦りや不安を感じた岡部さんは、美魔女コンテストへの挑戦や自分磨きを通じ自信を持てたことで、心も落ち着いてきたそう。
第11回美魔女コンテストファイナリスト。東京の桧原村にある、築約300年の茅葺き屋根の宿の女将ゆえ「女将美魔女」に。夫と大学生の娘と3人暮らし。
岡部さんの元気年表
節目節目で心にゆらぎが。20歳では留学したい気持ちで焦り、30歳では周りが出産していきプレッシャーに、40歳では子育てに没頭し自分らしさがなくなるという不安感が。
30代、40代、50代と年代が変わる節目に、必ず不安感が襲ってくるんです。自分に自信がなくなるというか、周りと比べてしまい焦ってしまったり。モヤモヤして心がゆらいでしまいます。それが一番強く出たのは50歳の誕生日を迎えたころですね。まだ何もなしえていない不満足感、焦りで胸が苦しくなる感じがありました。50歳の誕生日当日には、「あと何年生きられるのだろう?」と生まれて初めて思いました。不安感がさらに大きくなりザワザワが収まらなくなっていきました。もしかしたらこれって心の病なの?心療内科?とも考えましたが、心療内科を受診する前に自分なりに解決策を探してみよう!自力で乗り越えてその先にはもっと強くなれると考えました。新しいことへの挑戦が私には向いているなと思い、美魔女コンテストへの応募もそのひとつでした。ファイナリストに残ってから精神的にも落ち着いてきました。目標に向けて努力するのは何よりも自分自身との闘いでもあり、美容面だけでなく、いろいろと考えていくことも自分自身を磨いていくよい時間でした。また様々なセミナーに参加したり資格取得をしたりすることも、自分に自信を持てる要因となっています。これやりたい!挑戦したい!と強く思うことが見つかると、テンションが上がってモヤモヤもすぐに消えてくれます。明るい展望を持ってよい結果を思い浮かべながら深呼吸すると、ザワザワがなくなっていきますね。
50歳直前に感じた、今までにないほどの大きな不安感、焦燥感。それを払拭したのが美魔女コンテストへの参加でした。
20代からセミナーに行くことが大好きで約30種類受講しました。医療事務、不動産投資、着付け、小笠原流華道、老人介護ケアなど多岐にわたります。
主人の家業を手伝って旅館の女将に。適度な負担を自分に与えることは自身の成長に繋がると思い、日々頑張っています。
相談ということではなく、お茶やランチをしながらたわいもない話をする時間が大切。実は愚痴ってしまっていることで発散に。
この年齢でのザワザワは長く続く人生の後半戦のスタートのしるしなのかな、と。ゆらぐ自分を受け入れて自分をご機嫌にする方法を見つけることが大切だと思います。
2023年『美ST』4月号掲載
撮影/小林愛香 ヘア・メーク/yumiko(Lila) グラフ作成/まるはま 取材/西岡直美 編集/佐久間朋子
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