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「丁寧にヘアケアしても、髪のパサつきが改善しない」「肌荒れや肌の乾燥がずっと気になっている」などのお悩みを抱えていませんか? 肌や髪の悩みがなかなか改善されないのは、貧血が原因かもしれません。健康診断などで指摘されなくても、実は貧血傾向の方はとても多いようです。今回は、貧血を改善するセルフケアの方法をご紹介します。
貧血とは、全身に酸素を届ける赤血球(ヘモグロビン)が不足している状態のこと。酸素が十分に届かないと、体の働きが低下し、めまいや頭痛、倦怠感などの症状が出やすくなります。また、酸素不足になると、細胞も活発な新陳代謝が行えなくなります。よって、健康な皮膚や髪が育ちにくくなり、乾燥や肌荒れが気になってしまうのです。
以下は、貧血のときに起こりやすい症状のチェックリストです。
これらに当てはまる場合、貧血体質かもしれません。しかし、ケアをすることで、上記の症状が改善する可能性があります。
自分で簡単にできる貧血ケアの方法を3つご紹介します。
貧血対策には「鉄分」を補うことが大切です。レバーや貝類、赤身のお肉、ほうれん草、小松菜など、鉄分を多く含む食材を積極的に摂りましょう。また、造血ビタミンといわれる「ビタミンB12」と「葉酸」も必要です。「ビタミンB12」は鉄分を含む食材に含まれており、「葉酸」は海藻類や大豆に多く含まれています。
睡眠不足は鉄分の吸収を妨げます。せっかく鉄分を摂っていても、睡眠が足りないと貧血は改善しません。夜更かしせずに、なるべく早く寝るようにしましょう。
東洋医学では、貧血の状態を「血虚(けっきょ)」と呼び、体の栄養不足と考えます。「血(けつ)」を補う漢方薬を飲み、体の足りないところへ巡らせることで、改善に導くことができます。漢方薬は毎日飲むだけなので、バランスの良い食生活や規則正しい生活を続けるのは大変という人でも、気軽に取り入れやすいケア方法です。
貧血になる原因として、ホルモンバランスの乱れや過労、寝不足、冷え、月経などによって赤血球を生産する機能が低下することなどが考えられます。西洋薬やサプリメントは、足りない鉄分を補うのが基本です。しかし、漢方薬は心と体のバランスを整え、根本の原因にアプローチすることで貧血になりにくい体質を目指せます。
貧血には「血流を良くして、脳に酸素や栄養を運ぶ」「胃腸の働きを改善し、血液を作る機能を回復する」「胃腸の働きを良くし、ビタミンや鉄の吸収を促す」「月経過多を改善し血液の排出を防ぐ」などの作用がある漢方薬を選ぶといいでしょう。血流が良くなることで、自律神経が整い心穏やかに過ごすこともできます。以下では、貧血におすすめの漢方薬を2つご紹介します。
痩せていてすぐに疲れてしまう貧血傾向の人におすすめです。強度の疲労や手術、出産後などにより低下した胃腸の働きを改善し「気」と「血」を補い、貧血や食欲不振を健全化します(※1)。
冷え性で疲れやすく、下半身のむくみが気になる人におすすめです。余分な水分を排出し、胃腸の働きを高めることで「血」を増やし、貧血や冷えを改善します。(※2)。
漢方薬を選ぶ際は、自分の状態や体質に合っているかを見極めることが重要です。うまく合っていない場合、効果を感じられないだけでなく、副作用が生じることもあります。必ず医師や薬剤師など、漢方薬に詳しい人に相談しましょう。
貧血を改善すると、健康になるだけでなく、肌や髪も美しくなります。貧血ケアには、食生活や睡眠も大切ですが、専門家に相談して漢方薬で根本改善を目指すのもおすすめです。貧血を改善して、潤いに満ちた健康美を手に入れましょう!
約8年間ドラッグストアで医薬品登録販売者として従事。美容薬学・アロマテラピーに関する資格を取得し、インナーケアや女性の不調ケアを得意とする。市販薬の使い分け方を広めるべく2022年から執筆業を開始。あんしん漢方(オンラインAI漢方)はこちら
〈参考〉
(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ十全大補湯エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8540
(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8228
編集/安岡祐太朗
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