PEOPLE
年齢を重ねてホルモンバランスが変化し、自然とセックスレスになるカップルも少なくない40代、50代。「レスでも困っていない」夫婦も少なくない一方で、解消したいというお悩みを持つ人達も。そこで、ミドル世代のカップルがセックスレスを解消するメリットやアプローチ方法について、脳心理科学者で神奈川大学人間科学部教授の杉山崇さんにQ&A形式で話を伺いました。
 
                セックスは生存と生殖の本能が心のエネルギーになっています。なので、その本能を刺激することで、気力アップも期待できます。加齢とともにホルモンが穏やかに減少し、気力・やる気といった精神面にも影響を及ぼしやすいミドル世代。性欲は、「美しくありたい」「体型を維持したい」「元気でありたい」などの欲と直結しており、若々しく生きていくための原動力となる可能性があります。気力アップのために本能を刺激する方法として、
・自分自身が明日死ぬつもりになる
・相手が明日死ぬかもしれないと想像する
・旅行や高級ホテルに宿泊するなど、物理的な環境を変える
なども有効です。
そして、何よりも大切なのは自分自身を男性、または女性としてもっと魅力的にしようという積極的な意志を持つことです。
男性は「クーリッジ効果」の影響でロマンティックパートナーが変わればその気になる生き物です。目新しく変わったように思わせるだけでも効果があるとされているので、ご夫婦の場合でも、
・髪型や髪色を変える
・メイクを変える
・服装や下着を変える
といった行動をとることで、印象が変わってきます。
※「クーリッジ効果」とは、オスが目新しいメスに出会うことで、性的欲求が活性化するとされる説のことです。一部の哺乳類の場合は、メスにもみられるという報告もあります。
人は人と気持ちを共有したがる生き物です。「思い出話や、二人で成し遂げたなにか、一緒に苦労したなにか、逆にこれから二人で一緒にできる楽しみはなにか」、これらを語り合うことによって、セックスに近いつながり感が得られると思われます。
 
                お互いに「親」としての役割をこなしている間に、「異性」としての関心を失ってしまっていなければ、スムーズに恋人同士に戻れるでしょう。
仮に失ったとしても、親役割の卒業式として、本来の関係性を確認し、出会った頃の思い出写真を一緒に見る、当時を語り合うなど「心のタイムスリップ」で、恋人同士に戻ることが可能です。
事前の準備としては、恋人としてこれから「一緒に楽しみたいこと」を二人で話し合うことをおすすめします。
*ちなみに、美STの調査では、40代以降はレス率が急上昇しています。とくに40歳から44歳にかけてはセックスレス率が半数を超えており、不思議と45歳から49歳までの年齢で若干その割合が下がっています。様々な要因が考えられますが、同居する子供の年齢があがることにより距離ができ、子供の独立によってまた親密になる、という可能性も予想されます。
参照元はこちら
ミドル世代になると、他にすることがない若いときよりも人生のお楽しみのバリエーションが増えてきます。ある意味では、セックスレスが自然なカップルもいます。
一緒に『生きる』ということを楽しめて共有できているのであれば、セックスレスは夫婦の大問題とすることはないかもしれません。
ただ、セックスも人生の悦びのひとつです。セックスを楽しむことで、オプションとして『さらなる幸せが増える』ことも期待できそうです。
 
					
取材/星野星子 編集/安岡祐太朗
						 
					
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