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マッチングアプリや結婚相談所に登録する人も増えている昨今。特に40代の婚活で心がけることとは?大手結婚相談所の結婚カウンセラーとして4年で約120組を成婚に導いたカリスマカウンセラーのMさん(47歳)の体験を元に、40代の婚活の極意を紹介するシリーズ第2弾。今回は「40代婚活でのNGメンタル」について伺いました。
まず大事なのは初対面でお相手から「ごめんなさい」をもらわないこと。
どんなにこちらが微妙だと感じたとしても、お相手から断られるのは精神的にもダメージ。こちらの選択肢も減ってしまうので、心の余裕を保てず妙に焦りを感じてしまってその後に影響が出てしまったという会員様も…。確実にまずは先方からOKをもらうために、こちらの失点は最小限に。「守り」は最大の攻撃。まずはメンタルの初期設定をとことんOKに近い設定にしていきましょう。
「元カレはほぼ医者だった」「年下キラーだった」など、20代30代のモテ武勇伝をいまだに引っ張っている女性が時々、会員様の中にもいらっしゃいます。たしかに当時は引く手あまただったかもしれません。でも「昔の私は○○だった」という過去の栄光を持ち出す人は恋愛市場における自分の価値の更新ができていない人だなと感じます。それはつまり、自分を客観的・俯瞰的に見られていないということ。いろんな視点で自分を見るというのに慣れていない会員様も多かったです。
おすすめしたいのは、婚活に臨む前に一度その価値観をリセットして、現時点での自分自身の「会社四季報」ならぬ「自分四季報」を作製し直してみること。どのような資源があるのか(健康状態、耐久性〈どの程度の体力・精神的強さがあるか〉、実家や自己資産の健全性など)、事業内容(自分の魅力)や特色などを見直して、フラットな視点で自分自身の持ち味を棚卸ししましょう。年を重ねて、新たに生まれた自分の魅力もきっとあるはずです。
結婚はお相手に幸せにしてもらう、与えてもらうばかりではないというのがポイント。こちら側がお相手に何をしてあげられるのか、自分と結婚したらどんな家庭が持てるのか…相手にとってのメリットなども冷静に分析し、先方が具体的かつ前向きに家庭を想起できるようなアピールを心がけて「交際希望に繋がった!」という声も多かったです。
「男はリードすべき」「店は男性が提案すべき」「お見合いセッティングして私を誘うならセンスのいい店にすべき」「面白い話をすべき」「空気読むべき」「共感してくれるべき」「私の話を盛り上げてくれるべき」……べきべきべきべき、といろいろなものをべきべき折りまくりの女性がいます。べき思考は百害あって一利なし!過去の成功例を見ても、べきらない思考こそご縁を引き寄せます。
40代女性の会員様のお相手は同世代や50代の男性がやはり多かったです。その中には離婚を経験された方ももちろんいらっしゃいますが、初婚の場合はまだ魅力を発揮できていないダイヤの原石かもしれません。「お店選びがスマートでない」「会話が弾まない」という理由ですぐに見切りをつけるのはもったいない!自分からお店を提案したり、「行ってみたいお店があります」と言うのもOK。
また、会話もこちらが少し多めに話の糸口をふったりすることで、話す量が女性6:男性4くらいの割合を心がけて。実はこの割合、もっとも交際に発展しやすい会話バランスなんです。
「いい人がいたら……」とおっしゃる女性会員様が過去にいらっしゃいました。いろんな男性の方に申し込みされてもピンと来なかったのか見送り続け、自分からの申し込みもせずに、あとから入会した方が次々と成婚されていく中で気づけば数年経過してしまいました。
もちろんタイミングもありますが、やはり素敵な方は早い者勝ちなのも事実。来週より今週、明日より今日!一日でも早く本気モードになったほうが素敵な方に出会いやすいと、いろんな会員様を見てきて思います。
大切なのはズバリ「機会を逃さないこと」。ちょっとでもいいなと思う方がいたら自分から積極的に動くことをおすすめします。「人生、婚活は回転寿司のようなもの」と会員様にはよく言っています。目の前に流れて来たら、とにかくシステマチックに「取ってみる」。そして思うように流れてこなかったら「自分から取りに行く」「注文する」というのも忘れずに。
婚活に取り組んでいく上で、様々な場面でモヤモヤしたり凹んだりすることがあると思います。そのたびに傷ついて前に進めない方は、なかなか成婚に結びつかなかったなという気づきが…。
担当させていただいた会員様には「傷つくな、気づけ!」とよくエールを送っていました。何かあったらただ凹むのではなく、その経験から得るものに気づいてほしいんです。もちろん落ち込む気持ちもすご~くわかります。でも上手くいかなかった経験の中には、今後の糧になることが必ず何かあるはず。
婚活はハートのエースが出るまでひたすらめくっていくものだと会員様には伝えてきました。出るまでめげずに根気よくめくり続ければ必ずハートのエースが出るのです。でも、そのハートのエースをひくには「自分より高収入でないとイヤ」「尊敬できなきゃイヤ」などの決めつけは手放したほうが得策です。頑なな条件で足切りをして、いいご縁を逃してしまった…という方も過去に多く見てきました。柔軟に門戸を開いておくのが大事です。私が考える40代におすすめのお相手は、一方的に頼れる相手ではなく「この人との生活なら努力したいな」「上下の関係ではなく対等な関係で一緒に頑張っていけそう」と思える方。そんな方がハートのエースだと思います。
「私なんて」が口癖の会員様が過去にもいらっしゃいました。「私なんて可愛くないから」「私なんて今まで彼氏がいたことなかったから」…。傍目には十分可愛らしくてお優しい方なのにもったいなくて、何とか自信をつけてあげたくてカウンセラー一同、いいところを褒めたりヘアメイクをアップデートして素敵な写真を撮ったりして寄り添ううちに「私なんて」ワードが出なくなり、気づくと成婚に至りました。
自分が自分のことを好きでないのに誰かから好かれるわけはない、というのは恋愛ではよく聞く話ですが、婚活でも同じだと思います。自分を褒めてあげられない人は不幸顔がデフォルトになってしまっています。自分を幸せにできて初めて、人のことも幸せにできると思うんです。
婚活は相手を選ぶ活動だと思いがちですが、こちらが選ばれるという側面も忘れてはいけません。婚活は自分自身と向き合う作業でもあるので、奥深いですよね。やみくもに出会う機会を作る前に、自分が自分のことを認めてあげられているかを一度きちんと考えてみるのもいいかもしれません。自分も相手も幸せにできるのが婚活における成功だと私は思います。
4年前から大手結婚相談所で活動し4年で約120組を成婚に導いた伝説のカリスマカウンセラー。ビジュアルは癒やし系美魔女でありながら中身は熱血スポコン系恋のキューピット、というギャップも大人気。同僚カウンセラーからも「自分が会員ならMさんがいい!」と言われるほどの寄り添い力と、会員の幸せを心から願うアツい気持ちで多くの婚活挫折女性が救われ、成婚まで完走できるそう。私生活では大学生・高校生の息子を持つママ。
イラスト/rancho 取材/柏崎恵理 編集/永見 理
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