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ミネラルファンデーションが人気のコスメブランド「MiMC(エムアイエムシー)」。開発者兼代表・北島さんは、化学物質過敏症の自分でも使えるコスメをと研究を重ね、国産オーガニックコスメの礎を築きました。今回はそのきっかけとおすすめコスメをご紹介します。
毎日研究のハードな日々を送っていた大学院時代、多量に有機化合物や有機溶剤を吸い込んでいたようで化学物質過敏症に。アトピー、アレルギーを患い、メークもできずひどく荒れた顔で研究者としての自信も喪失。26歳頃から、今まで培った生命科学の知識でどうにか自分の肌でも使えるコスメを作れないかと模索していました。
ハーブのお風呂に入ると薬でも治らなかった肌の火照りや痒みがよくなったことから、オーガニックコスメを作りたいと考えたものの、当時の日本にはオーガニック原料がほぼありませんでした。そんなとき突然、アメリカ政府から永住権当選の連絡が! またとないチャンスと渡米を決心し、オーガニック先進国のアメリカで会社を立ち上げました。
その後日米両方で展開していましたが、より日本向けの商品をと考え帰国し今に至ります。まだまだたくさんの可能性を秘めた自然の力を美しさの力にするには、最先端技術が必要不可欠。オーガニックコスメは浸透してきましたが、これからも医学・理工学を代表する先生たちと研究を進め、MiMCのコスメを通じて人と地球に本当の意味での「美しさ」を届けていきたいと思っています。
ナチュラルエイジングケアミネラルパウダースクリーン(左)は子育て時片手でUV対策できる商品をと初めに開発。ミネラルリキッドリーファンデーション(右)は仕上がりを求めた方からも評判を集めた製品。
会社員時代は、使える化粧品がないほどひどいアトピーに悩まされていました。今は「そんなことがあったなんて想像できないですね」と言われるほどの美肌に。
スキンケアを使うような感覚で、どんな肌色・肌質の人でもつるんとした肌を叶えるBBバーム(左)が待望の定番化。モイスチュアシルク(右)はマスク荒れに悩む人にもオススメ。
旅行先などでは、エッセンスハーブバームクリームとミネラルパウダーサンスクリーンを混ぜて即席のリキッドファンデーションに。2品だけで保湿とUV・ファンデまで済ませられます。
2022年『美ST』3月号
撮影/古水 良、杉本大希 ヘア・メーク/Sai、甲斐美穂(ROI)、神谷真帆 取材/稲垣綾香、今福英美、関根実凡、山田正美 編集/浜野彩希
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2024年12月16日(月)23:59まで
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