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浮気されたまま見過ごすことなんてできないですよね。夫婦の修羅場に直面した時、あなたならどうしますか?ここでは3人の女性に実際に起きた浮気旦那への仕返しエピソードを夫婦問題研究家・岡野あつこさんのアドバイスとともにお届けします。
                商社の自動車部に勤める夫は、ちょっと遊び慣れていて、洗練された都会の男性という印象でした。つきあい始めて1年後には結婚。1男2女をもうけ、子育て中心の生活でしたが、年に1回は海外旅行に行くなど結構幸せな日々を送っているつもりでした。子供の懇談会や運動会に主人が不在でも、実家の母の助けを借りたりして、何とか1人でこなしていました。商社の営業という仕事柄、帰宅が午前様というのは珍しくないことなんです。
でも、ある日フェイスブックにタグ付けされた夫の写真を発見。それが某社のCAたちとの合コン写真だったのです。若い独身男性の中に混じって40歳の夫の弾けた写真を目にしたときは心底がっかり。でも、夫が独身と偽って合コンに参加しているということは風の噂で聞いていたので、まあいいやと流してしまいました。
ある日、夫が手帳を忘れて会社に行ったんです。何だか虫の知らせがして手帳を開いてみました。そこには規則的な印のようなものが……。あっ、これ見たことある!と思いました。CAのお休みパターンを記してあったんです。実は私も結婚前はCAだったので、フライトとオフのパターンが読めるんです。
そこからは怒りのみ、私は1人で3人の子供の学校関係や習いごと、しつけや食事作りなどで奮闘しているのに!そう思うと腹が立って。でも、それ以上深く知りたくないとも思ったんですね。現実問題、子供が幼稚園と小学生なので、今すぐ離婚とかは考えられなかったし。でも、何かしらの仕返しをと日夜考えていました。
家庭の平穏は保ちたかったものの、ちょっとはこちらも気付いているんだと自覚させたかったのです。そこで思いついたのが、彼女の乗務に家族旅行を当てるということ。手帳からスケジュールはわかっていたので、沖縄行きを家族旅行として予約しました。夫も嫌とは言えず同行しましたが、もう挙動不審状態でした。それが何だか可笑しくて「まあ、いいや」と思えました。どの人がその彼女だったのかはわかりませんが、知らないほうが引きずらないので、それでよかったと思っています。
					
結婚12年目。子供のお受験や習い事などに忙しく、夫のことは二の次。離婚をする気はないので、ストレスを発散させて解決。
★岡野さんのチェックポイント:騒がず、怒らず。冷静な対応が◎
「知っているんだからね」と言葉に出さずに夫に釘を刺すのも効果的。浮気の兆候や証拠を摑んだら、騒ぎ立てたりせず、逆に優しくして、修復するために努力することが必要。
                結婚は3年目と7年目に注意が必要とは聞いていましたが、やはり私のピンチも7年目にして訪れました。夫は土日は接待ゴルフが多かったのですが、着ていったゴルフウェアが汚れていない。「これは怪しいぞ」と思うのに時間はかかりませんでした。
私の性格上、すぐに動かないと気が済まないんです。そこで、次の土曜日、泊まりがけのゴルフに出掛ける夫を尾行することにしました。当日、私は友人と会うということにして、先に出発。夫が必ず通るコンビニの前で待機して車での追跡開始。尾行して15分ほど、予想していた通り若い女性が車に乗り込みました。しばらく車で尾行しましたが、夫は後ろにいる私に気付いていない様子。すっかり友人とランチに行ったと思っていたようです。
そして、夫の車が停まったのを見計らって車をぶつけたんです。ぶつけたというより接触させた感じですね。警察が来て修羅場状態になるのはもちろん計算済みです。どうせ私が問い詰めても夫は言い訳をして逃げるだけ、だったら少しぐらいいじわるしたいと思っての行動でした。案の定、警察が駆けつけての修羅場でしたが、私はすっきりしました。相手は飲み屋のホステスさんだそうです。
					
高校生と大学生の2人の娘の母。明るくて元気な性格だが、すぐに何でも白黒つけたい性格。夫の怪しい行動にも即行動するタイプ。
★岡野さんのチェックポイント:浮気を公のことにする仕返しは得策じゃない
やり直すという結論を出した場合は、浮気を他人に分かるようにはしないこと。あまり責め立てるのはいい方法ではありません。大きな事故になりかねない行為は危険が伴います。
                夫は広告代理店勤務なので時間が不規則。平日も忙しく、何かと出張も多かったんです。でも、結構家庭的で子供たちの行事には都合をつけて参加してくれていました。だから、まさか夫に限ってという感じでしたね。子供は10歳の男の子と8歳の女の子です。私は子供がまだ小さいので、パソコンを使った仕事を在宅でしていました。
ある日、自分のパソコンの調子が悪く、仕方なく夫のパソコンを借りました。夫のパソコンを触っているうちに、彼女と一緒に写したツーショットの写真を見つけてしまったんです。それも1、2枚ではなく何十枚も。一緒に旅行に行った写真もありました。血の気が引くとはこういうことだったのかと思いました。まさかあの夫が……、という気持ちが大きくて、夫やその女性を責めるというよりもこの写真を抹殺してしまいたいという気持ちでいっぱいでした。
でも、ちょっと冷静になり私のUSBに写真をコピーしました。そして、夫のパソコンを初期化したんです。夫はもちろん困っていました。相手は会社の年上女性上司で、この事実も、さらに私をどん底気分に。
					
自宅でパソコンを使った仕事をしている。夫のパソコンのデータに消し忘れた彼女のとの写真を発見し、とっさの行動で夫のパソコンを初期化。
★岡野さんのチェックポイント:写真を保存しておいた冷静さに拍手!
離婚する気はないのであれば騒ぎ立てず、今後のために証拠をしっかりと保存しておくことは正解。証拠に気持ちを翻弄されずに、自分の心を決めるということが一番大切です。
☑︎ できるだけ他人を巻き込まない
☑︎ 夫を責め立てない
☑︎ 相手の女性に戦いを挑むのは危険
仕返しは自分のストレス発散程度にして。下手に浮気相手に戦いを挑むと本気になって奪いにくる恐れあり!別れる気がなくても、浮気の証拠を押さえ、切り札としてとっておくこと。
					
自身の辛い離婚経験から、夫婦問題に悩み苦しむ人を救いたいという思いで離婚カウンセラーに。3万件以上の夫婦問題を解決。
2016年『美ST』7月号掲載
イラスト/ごとうえみこ 取材/大佛摩紀、中井川桂子
						
					
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