例えば野菜ジュースに黒えごま油をプラス。仕事柄“効かせる食べ方”が得意です。 第26回　二宮真樹さん（35歳・管理栄養士）

本当は言いたくないけれど、スーパーいい飲み方を紹介！毎朝、手作り人参ジュースに黒えごま油をスプーン1杯入れて飲みます。人参のカロテンは油によって吸収がUP、最高の栄養素となって体に取り込めるんです。そのうえ、味にコクが出て、美味しいジュースにも。上質で美味しいものを美味しいと感じて食べることが幸せな食生活のあり方。食に恋すれば、恋愛と同じで幸せホルモン・セロトニンが分泌され、女性ホルモンが高まります。若い頃は細胞レベルが美しく、何をしてもダメージは少ないけど、35歳以降は効果的な食生活を実践すべきと、心に誓っています。

えごまはシソ科の１年草で青ジソに似ていますが、夏の終わりから秋にかけて小花をつけます。とりわけ黒えごまはえごまの中でも特性と成分が強く貴重な品種。オメガ3（アルファリノレン酸）を55％以上含んでいます。オマケは、ジュースに入れて飲むと、唇がグロスを付けたようにつやつやになり、さらにホルモンが高まりますよ。

大人ニキビに効果大のローション。ニキビの治りが早いのに驚きます。アロエベラ・カッコンエキス、海藻系、オクラ、大豆発酵エキスなど、ビタミン＆ミネラルが豊富で、余計なものは入っていない優秀ローション。35歳過ぎたら、体の中からも外からも天然のいいものを使うべきだと思います。

最近、髪が広がりやすくなり、年齢とともに細く、うねるようになりました。アウトバスのトリートメントとしてこれを使うと、髪が扱いやすくなります。嬉しいのが、旦那がいい匂いだね、って言ってくれること。男性は香りに弱いでしょ？　そういう意味でも欠かせないヘアケア剤になっています。

昼は、保湿効果の高い金粉入り下地の「ロールエッセンス　エクラ」を付けると、コラーゲンの生成を促し、ふっくら見せる効果あり。夜に出かけるときは、メークをし直し、美容液が入った下地「メテオリット　ペルル」を。毛穴が目立たなくなり、ファンデーションが、それはそれはきれいに密着します。

管理栄養士としていちばん伝えたいことは、「美味しいと思えるものを美味しく食べること」に尽きます。私にとっては、夫と一緒に大好きな和食を食べながら八海山を飲む時間。新潟の女ですもの、お酒こそ美容液です。

就寝前に今日食べた食材を思い出し、足りていない栄養素のサプリを飲むようにしています。同じサプリを当たり前のように習慣化すると、必要のない栄養を摂り過ぎたり、足りなかったりしがち。なるべく食材で摂り入れ、足りないものをその都度サプリで補うようにして、効率よく摂取したいですね。ただ、上記2種は食材では補いにくいホルモン系。ほぼ毎日摂取しています。

美ST世代の管理栄養士と伺い、「35歳以降、食生活は何に気を配ればいいですか？」との問いに、速攻で、「美味しいものを美味しく食べること。何を食べてもいいのです」と断言なさった二宮さん。美味しい＝幸せ、と感じることこそが、心も体も美しく、健康にするそうで、二宮さんご自身、ハッピーオーラ満開の女性。ほやほやの新婚さんで、夫と夕飯を囲む時間が何よりの幸せな時間なんだとか。近頃は、食の情報が多様化しすぎ、何を信じていいのやら？と迷いがちですが、原点に戻れたような気がしました。