シングルマザー役に挑戦の桜井ユキさん「私の役を推してもらいたい！」意気込みと撮影中の癒し

思わずひきつけられる独特の存在感でドラマ、映画で引っ張りだこの桜井ユキさん。月10ドラマ『夫に間違いありません』スタートを前に美ST ONLINEに初登場。忙しい中でも何よりも大切にしているもの、移動時間の有意義な活用方法といった日々の過ごし方には、美ST世代にとって共感できるポイントも盛りだくさん。さらに、今回のドラマに臨むにあたって意気込む「〇〇推し」とは…？桜井さんの等身大の魅力に迫りました。

ドラマ『夫に間違いありません』で私が演じる紗春は、行方不明の夫を待ちながら一人娘を育てている母親で、エネルギッシュで破天荒な一面のある女性。回を追うごとにどんどん深みが増していくと思いますが、すごく好きなキャラクターです。もし実際にいたら友達になりたい！　思ったことはすぐ口に出すのできついなって感じられるシーンもあると思いますが、心の中にある言葉を素直に出しているだけなので、私はすごく気持ちのいい女性だなと思っています。私自身もわりと思ったことは言っていくタイプなので、ちょっと同じ匂いもあると思います。

自分が演じるキャラクターはやっぱり視聴者の方に愛していただきたいので、紗春という人物の細かい部分も大切に自分の中で落とし込んで演じていけたら。私はあまりSNSを見ないほうですが、この作品に関しては毎回放送後に感想を見てみたいと思っていて。視聴者の皆さんはどんな受け取り方をされるのか、すごく興味があります。あと「紗春推し」を作りたいです(笑)。視聴者の方に「紗春、応援したくなるよね」って言っていただけるのもモチベーションになるので、「推し」ていただきたいです。

紗春は母親として娘にかなり重きを置いているので、子どもとの2人のシーンは大切にしたいですね。紗春にとっての娘のように私が何よりも大切にしているものは…わんこです(笑)。チワワを2匹飼っていますが本当に癒しで♡　主演の松下（奈緒）さんもわんちゃんを飼われていると聞いて、2人で意気投合しました！ お仕事で忙しくしている中で、わんちゃんの存在って本当に大きくて。いないことが想像できないくらい、自分の中で大きな存在です。
2匹とも男の子なんですが、夜遅く帰っても絶対散歩には行くようにしています。帰ってきても迎えには来てくれなくて、どーんとソファにいるタイプですが（笑）、またそこが♡　尻尾だけは振っているので、嬉しいんだとは思います。よく話しかけていますがそれに応えて尻尾を振ってくれたりもするので、こちらがどんなテンションなのかはわかってくれているのかな。

紗春も松下さん演じる聖子も次々にハードな展開に巻き込まれるんですが、私自身がハードだったことは…少し前に別の作品の撮影で毎日、東京から山梨まで通ったのは大変でした(笑)。私は車に乗っているだけなので、運転しているマネージャーさんのほうが大変なんですが、移動ってやっぱり疲れるなってしみじみ感じましたね。でも、おかげでいろいろ映画を観たり本も読めたり、台本を覚える時間にもなったので有意義に過ごせました。私は映画と本がすごく好きなので、移動用に台本、映画（を見るデバイス）、本の3セットは絶対持っていきます。

その時観た映画は『DEADWIND 刑事ソフィア・カルピ』という北欧ミステリー。登場人物が少ないすごくシンプルなドラマなんですが、役者さんたちの間合いなどがもう素晴らしくて！　軽い気持ちで見始めましたが役者としての楽しみと作品としての楽しみ、両方ある作品でした。読んでいる本は『国宝』です。映画を観た後に原作が気になって読み始めたんですが、原作も素晴らしいです。周りに本好き、映画好きがいて選びに迷走したらみんなに聞きます。文庫本は常に手元に置いておきたいんですが、姉や母も本が好きなので「最近のヒット作は？」って連絡して、お互いに情報交換していますね。

インナー￥33,000（CINOH／MOULD）ピアス￥23,100ネックレス￥28,600ブレスレット￥42,900（すべてRieuk）その他スタイリスト私物
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撮影／堺　優史（MOUSTACHE）　ヘア・メイク／石川奈緒記　スタイリスト／李 靖華　取材／中畑有理　編集／浜野彩希