PEOPLE
高校生の頃に女子栄養大学へ行くことを真剣に考えたほど、食に興味があるという俵万智さん。こだわりの食材は各所からお取り寄せしているそう。スキンケアからシャンプーまでライン使いしているという溺愛ブランドも拝見。『サラダ記念日』上梓のころと変わらぬ可愛らしさです。
ミナ ペルホネンのジャケットがお似合い。歌人としてデビューした38年前と変わらぬ若々しさと可愛らしさの秘訣は「気持ちが若いからかな」と俵さん。「私は言葉のオタク。私の推しは言葉なので、新しい言葉に出合える場所に行くのが楽しい」と目をキラキラさせて語ります。
《Profile》
1962年大阪府出身。早稲田大学第一文学部卒。‘87年第一歌集『サラダ記念日』が大ベストセラーに。’88年現代歌人協会賞、2021年迢空賞受賞。『考える短歌』『愛する源氏物語』『未来のサイズ』など歌集・著書多数。
数年前にNHKの情報番組「あさイチ」に出演したとき以来、伊勢丹新宿店のアテンドサービスを利用して、洋服を購入しています。当時はネット予約をして行くと、当日スタイリストの方が私の好みを聞きながら各ブランドさんから似合いそうなものをピックアップしてくれるんです。その中にミナ ペルホネンの洋服がありました。ミナのバッグなど小物は持っていたのですが、「洋服は勇気がなくて買えません」と言うと、ベーシックなタンバリン柄のスカートと別ブランドのグリーンのニットを合わせてくださったんです。それがすごく評判が良くて。以来、何かあるたびにその方にお世話になっています。マイクローゼットを把握してくださっていて、昨年のあの服に合わせましょう、などと購入した洋服との着回し提案もしてくださるので、本当に助かっています。今日のコーディネートもその方のお見立てです。
伊勢丹のデパ地下も好きで、食品定期宅配サービス「ISETAN DOOR」で毎週お取り寄せ。すっかり伊勢丹に入信し、便利に楽しく暮らしています。
高校生のとき、女子栄養大学に行くことを真剣に考えたことがあるくらい食に興味があります。カロリー計算もできますし、食品栄養素も把握しているので、バランスを考えて、たんぱく質、でんぷん、色つき野菜、色なし野菜を1食でとるようにしています。野菜は、大分にある「むかし野菜の邑 佐藤自然農園」から月一で取り寄せています。こちらは、肥料を使わず、草木堆肥のみで育てた上質な土壌で野菜を作っていて、栄養価が高くて、とにかく美味しい。味が全然違います。毎月届く日を待ち構えて、それこそカブの葉まで無駄にせず、洗って湯通ししたり、冷凍できるものは冷凍し、全部下ごしらえをしてしまいます。葉物類は虫の食べ残しのようなものも届きますが、これはこれで自然なのだからとわりきっています。
朝食はパンとご飯の日が半々で、パンの日はほうれん草など色つき野菜を炒めるか茹でたブロッコリー、半熟卵か目玉焼き、おいしい北海道の瓶詰めのトマトジュースかコールドプレスジュース、コーヒーか紅茶にパン。紅茶のほうが頻度高めです。ご飯のときは、ペンギン食堂の石垣島ラー油と青ねぎをたっぷりかけて、伊勢丹で取り寄せた卵で卵かけご飯と緑茶。あとはパンのときと一緒です。
何でも食べますが、唯一あまり買わないようにしているのが添加物が多いソーセージやハム、お漬け物。以前はお酒をめっちゃ飲んでいましたが、50代でやめて以来甘いものを食べたくなり、間食をするようになりました。
運動が弱点で、大嫌いです。かかりつけ医に歩くことを勧められていますが、なかなか歩けない(笑)。隙あらばタクシーに乗ります。電車は乗り換えが面倒で、めったに乗らないから運動不足です。
美容は日々のスキンケア以外は何もしていなくて、気をつけているのは睡眠。毎日7~8時間は寝ていて、6時間だと足りません。寝不足だと頭が回らないので、12時前には必ず寝ます。還暦を過ぎてからは中途覚醒もしますが、すぐ眠れますね。睡眠周りでこだわっているのは低反発の枕を使っていることくらい。
メークは、人に会うときは必須ですが、家ではノーメーク。ファンデと下地は資生堂のクレ・ド・ポー ボーテ。研究されているなあと感じますし、日本人の肌に合いますね。
基礎化粧品からシャンプーまでライン使い
かれこれもう30年、デルメッドの化粧品とシャンプーを使っています。美容成分の開発メーカーが作っている信頼できる化粧品で、肌も髪もずっと調子がいいので、まったく浮気はしていません。
スケジュール管理は長年「ほぼ日手帳」で
カバーはミナ ペルホネン、中はほぼ日手帳。カバーは数年に一度替えながら、20年以上愛用しています。1日1ページのフリーノートには、その日に行ったお店のショップカードやいただいた名刺を貼っておくと、思い出せないときに便利です。
元彼からもらった時計を修理しながら愛用
30代前半の頃、当時のボーイフレンドが自分がつけていたカルティエの時計を「高いものじゃないけど気に入って買ったものだから」と腕から外してプレゼントしてくれました。結局お別れしてしまいましたが、彼と出会ったことがゼロになるわけじゃない。その人からもらった時間はありがたいというのが私の考え方。修理を重ねて原形をとどめてはいませんが大切にしています。
石垣島で暮らした思い出をリビングに
石垣島に住んでいたとき、海で拾ってきた貝殻やシーグラスで息子と作った写真立てやクラフトは大切な宝物。
40代は子育てにどっぷり浸っていました。人生100年時代とはいえ、40歳は人生のほぼ折り返し地点。残りの40年は自分が知っている時間の長さ。だから40歳になったとき、人生は有限だなと感じたことを思い出します。知っているからこそ実感が、手触りがあります。
『生きる言葉』新潮新書
「言葉は素敵なものである反面、恐ろしいものでもある。SNS時代の今こそ、かつて以上に意識して言葉を使ってほしいです」。俵さんの経験を踏まえた言葉を伝える、鍛える、表す極意。必読です。
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