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漫画家【折原みとさん・62歳】 40代・50代に伝えたい“老けないための習慣”と人生の豊かさ

2025年に作家生活40周年を迎えた漫画家・折原みとさん。愛犬と多拠点生活を楽しむ日々から、「ひとり=寂しい」ではない、自由で前向きな生き方と美の習慣を語っていただきました。

お話を伺ったのは……折原みとさん

年齢を重ねるほど人生は自由になる。だから今がいちばん楽しい

《Profile》
1964年生まれ。1985年に漫画家デビュー。漫画、小説、エッセイ、料理本など、著作は200冊以上。61歳で「60代バツなしおひとりさま」の暮らしをSNSで配信し注目を集める。

人生を楽しむコツは年齢で自分の限界を決めないこと

20代から30代前半までは、とにかく仕事一色でした。漫画や小説を書くことに全力で、他のことを考える余裕はありませんでした。でも30代に入り、「この10年はインプットの時間にしよう」と決めました。日舞や書道、お花、陶芸など、知らない世界に触れることで自分の引き出しが増え、すごく楽しかったですね。33歳で東京から逗子に移住したのも大きな転機。自然の中で暮らすことで、時間の流れや自分の感覚が変わっていくのを感じました。40代は、自分の人生を考える余裕ができて、「結婚しなきゃいけないのかな」と立ち止まることも。まだ若さにも未練があり、年を重ねるのが少し怖かったのかもしれません。50代になると、「こうあるべき」という意識がほどけて、自分にとって心地いい選択ができるようになりました。62歳の今、年齢にまつわるブロックはほとんどなく、年を重ねることは自由を得ることだと実感しています。美容も同じです。スキンケアに時間をかけるタイプではありませんが、どう生きてきたかは顔に出ると思うんです。日舞で姿勢を整え、海で泳ぎ、仲間と笑う。そんな日常の積み重ねが、いい表情を作ります。シワがあってもチャーミングな人もいれば、整っていても苦虫を嚙み潰したような表情の人もいます。大切なのは体を動かし、心を楽しい方向に保つこと。60代のおひとりさまは希少価値だと思います(笑)。年をとるのは悪くない、むしろ楽しい!80代になっても、内面から可愛さがにじみ出る人でいたいですね。

『60代バツなしおひとりさま、毎日ごきげん暮らし』折原みと(著)KADOKAWA刊

美ST世代に伝えたい言葉

“友達作りは大人のほうが楽”

犬友達やご近所から自然に広がる大人のつながり。無理せず距離感と礼儀を大切にして居場所は複数持つ。学校とかじゃないから、気が合わなければ離れればいい。それが大人の友情だと思います。

“年を取った分だけ自由になれる”

子育ても親のことも、その時は大変だけど時間がちゃんと解決してくれるから、怖がらなくて大丈夫。60代になって年齢のブロックを外したら、年を取るのが楽しくなりました。

“仲間との時間や過ごし方がいい顔をつくる”

59歳で始めた弓道やお稽古を通して世代を超えた友人ができ、犬を愛する仲間と海やBBQを楽しむ日々。心地よい距離感でつながる時間がいい顔を作ると思います。

30〜50代は何していましたか?

ずっと続けている美の習慣

多拠点生活の楽しみは地元食材を使った手料理
食べることが大好きで、制限はしない主義。友人を招くことも多く、食材はなるべく地元産を選びます。自家製味噌やジャム、梅干し、梅酒まで。庭で育てたハーブも活躍し、手間をかけた分だけ、暮らしが豊かに。

30代から続けている日舞で体幹も姿勢も整う
着物を着る機会がほしくて30代から始めた日舞。所作や立ち居振舞いへの意識が変わり、姿勢や佇まいにもいい影響が。世代を超えた交流も、続ける楽しさのひとつ。学びは心を若返らせ、美は積み重ねた時間の中に宿ります。

《衣装クレジット》
ブラウス ¥41,800(プレインピープル/プレインピープル青山)パンツ ¥33,000/チェルキ(ダブルエヌティ)イヤリング ¥11,000、リング ¥7,020(ともにアビステ)


本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2026年4月号掲載

撮影/岩谷優一(vale.)、河野 望<静物> ヘア・メーク/広瀬あつこ スタイリスト/カドワキジュン子(impress +) 取材/末乃玲奈 編集/岡村宗勇

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MAGAZINE

一生元気に!自愛ビューティ

漫画家【折原みとさん・62歳】 40代・50代に伝えたい“老けないための習慣”と人生の豊かさ

2026年5月号

2026年3月17日発売

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