PEOPLE
役者として快進撃を続け、しなやかなタフさで、新時代の男性像を体現する唯一無二の存在となった俳優の中川大志さん。演技にも自分自身にも真摯に向き合う姿勢、さらに理想の女性についてまで、たっぷりとお話を伺いました。
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《Profile》
1998年6月14日生まれ、東京都出身。2019年、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞、
自分をよく知っている25歳だ。「仕事ではスイッチ入れて自分を奮い立たせないと人の前に立てない分、プライベートはTHE 自然体。家族や限られた友人たちといった、無理せずにいられる人たちとしか過ごしていないかも。だからプライベートではまわりに甘えちゃうほうかな」と笑う。
「実を言うと、僕は意外と根が暗いほうで(笑)、それに心配性だから、どこかに出かけるとなると、あれこれ考えて大荷物になっちゃうタイプ。自信がなくて内弁慶なこともあるせいか、女性からは面白い、楽しいと言われるのが一番嬉しいですね。とにかく笑わせたいし、僕と一緒にいるときは楽しそうにしてほしい!」。
そんな女性なら「年上だろうが年下だろうが、年齢は関係ない。僕は年齢で女性を判断することはないですから」とキッパリ。「自分の好きなことで心の底から笑って楽しんでいる人に惹かれます。その人が一生懸命なことで感情が動いている人って魅力的。そのことによって僕にダメ出しが来ても全然OK。喜んで受け止めます!って言うか、ストレートに言ってくれたほうがいいな。僕のことも受け止めてほしいけど(笑)、素直に何でも表現してくれれば、僕は全部受け止めます」と言う頼もしい発言を聞くと器の大きさ、成熟ぶりにクラッとしてしまう。
現在、映画にドラマに引っ張りだこ。多忙な中、気分転換になっているのは料理。「料理はストレス発散に最適なんです。なぜって、結果がすぐ出るから(笑)。僕らの仕事って作品にしても雑誌にしてもタイムラグがあるんですよ。結果が忘れたころにやってくるでしょ。でも料理ってすぐに完成するから達成感があってリフレッシュになるんです。家にあるものや余りもので実験的に作ることも多いです。最近はラジオでなめ茸が好きと言ったことでたくさんいただいたなめ茸で作った〝大志のきまぐれなめ茸パスタ〟が大ヒットでした」。
細く引き締まった体は「20歳くらいからキックボクシングを始めて今も週に2回は通っています。役者って急に動かなきゃいけないシチュエーションがあるんですが、自分でビックリするほど体力が落ちてるときがあるから、定期的に動くようにはしてるかな。でも最近ヤバいなと思っているのがお腹。僕は飲むのがビールばかりで帰宅して毎晩プシュー!してます。昔はどれだけ飲んでも全然大丈夫だったんだけど、徐々にお腹が大変なことになってきて(笑)。今はベストな腹筋の60%程度。そろそろアラサーですから、もう油断できないなあ」。
自分に正直に、おごらず、クリアに、等身大のままに。大志という名の通り、大きく健やかに未来を志してほしい、そう願わずにはいられない。
《衣装クレジット》
レザージャケット ¥85,800(エー レザー/エー ブティック)その他 スタイリスト私物
2023年『美ST』11月号掲載
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) ヘア/堤 紗也香 メーク/千吉良恵子(cheek one) スタイリスト/徳永貴士(SOT) 取材/柏崎恵理 編集/漢那美由紀
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