PEOPLE
「今、趣味と実益がちょうどマッチしていて、仕事が楽しくて仕方ないですね」。目を輝かせながら笑顔で語り始めたのは、美ST世代の漫画家・まんきつさん。美容にのめりこみありとあらゆる美容法を試し続け、中には奇想天外な体験談まで盛り込まれた新著書『そうです、私が美容バカです。』(マガジンハウス)が大きな話題を呼んでいます。これまで美容に費やしてきたお金は1,000万円超え、美肌作りに20年以上励んできたからこそ辿り着いた“本当に価値ある化粧品”に、美STが迫ります!
◆まんきつさんの美容医療事情をチェック
《Profile》
1975年埼玉県生まれ。漫画家。2012年にブログ「まんしゅうきつこのオリモノわんだーらんど」で注目を浴びる。著書に『アル中ワンダーランド』(全1巻・扶桑社)、『ハルモヤさん』(全3巻・新潮社)、『湯遊ワンダーランド』(全3巻・扶桑社)などがある。現在、週刊SPA!で「犬々ワンダーランド」を連載中。現在、「そうです、私が美容バカです。」の連載新シリーズを鋭意準備中。
25歳での失恋をきっかけに美容にのめり込み、これまで本当にたくさんの美容を試してきました。美容の漫画を描くようになってからは、仕事が抑止力にもなっています(笑)。
その中でも最低限やるべきで一番重要だなと思うのは、何はともあれ洗顔、ですね。もっこもこに洗顔料を泡立てて、泡洗顔するんです。毛穴の奥の汚れまでキャッチして、しっかりとメークを落とすことが本当に重要。泡洗顔を始めてから、肌の透明感が一段明るくなったと実感しています。泡にはかなりのこだわりがあって、メレンゲみたいなヤワな泡ではなく、ツノが立つくらいに硬い泡。
今から25年くらい前に、洗顔はもこもこ泡ですると良いと言われ始めたと思うんですが、その時は泡立てネットなんて便利なものはさほど出回っていなくて。当時はみかんを包むオレンジ色のネットを使って泡立てていました(笑)。洗顔料は色々と泡立て実験をした結果、今はソフティモの洗顔フォームとパーフェクトホイップが最高ですね!
洗顔を基本にして片っ端からいろんなことをしているので、ありがたいことに「毛穴レスですね!」とは言っていただけます。そんな肌には普段、ファンデは塗らない派。40代も後半になると肌の厚塗り感は老け見えの原因になることもあるので。
私の場合は、ファンデを塗らない代わりに下地を2種類重ね付け。化粧品はあまり高価だと継続できないので、高くても5,000円前後のものにしていますが、下地だけは別。クレ・ド・ポー ボーテのヴォワールコレクチュールとヴォワールルミヌを奮発買いしています。肌に抜け感があるのにちゃんとカバーもしてくれて、オンリーワンの仕上がり&満足度ですね。さすがラグジュアリーライン、クレ・ド・ポー ボーテ様様と言ったところ。
メークは、最近はチークを鼻下に仕込んだりします。そうすると人中が短く見える効果が。いつも加減がわからなくて、本当に人中短縮手術をした人のダウンタイムみたいな見た目になってしまうんですけど(笑)。いずれは本当に人中短縮手術をしたいと思っているんですが、私は職業柄かすごくリサーチに時間をかけるタイプで、かれこれ4、5年もかけていて、今なおリサーチ中でまだ踏ん切りがつかないんですよね〜。
私は昔から検索魔で、化粧品の情報は5ちゃんねるやX(エックス)が多いです。もちろん実際にお店に足を運んで試すこともあります。実は敏感肌なうえ、昔顔にフラクショナルレーザーをあてすぎてしまって肌が薄くなり、以来カサカサ乾燥肌も悩みの種に。だからあんまり刺激が強い化粧品は使えないのですが、バズっているものは大抵試しますね。最近では韓国のリジュランのゴールドラインが良かったです。肌に透明感が出てきて、顎下のカサつきが気にならなくなりました!
メークだと“皮膚の変態”と言われるインフルエンサー・大野真理子さんがオススメしていたエレガンスのリップ、ブリリアント ルージュ ビジュー。口紅って私の場合皮剥けしてしまうことが多いのですが、これは全くなし!滑りや発色もお気に入りで、無人島に行くなら是非持って行きたいコスメです!
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撮影/前千奈美(光文社写真室) 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希
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