【ベテラン美容担当が厳選】敏感肌が使えるSPF50以上のUV下地

季節の変わり目に、夏の汗や日差しに、秋冬の乾燥に……「ゆらぎ肌の危険」は１年中あります。30代から皮膚科に通っていたベテラン美容編集が考える、敏感肌対策の三大ポイントは、【洗う】【潤す】【守る】。長年、たくさんの製品を見て試してきたからこそのチェックポイントは説得力たっぷり！厳しい目で選んだアイテムを紹介します。

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私が皮膚科に通い始めたのは30代からで、きっかけは酷暑の夏、お台場のフェスで無防備に日焼けしたことから（涙）。それまではむしろ肌は強いほうでした。その後、塗り薬、漢方薬を含む飲み薬を何十年も続けて、今は安定していますが、花粉の季節、気温の寒暖差が大きい時、夏に汗や紫外線、秋冬の乾燥の時期、ストレスや睡眠不足など、油断していると、すぐに肌はゆらぎます。まず、痒くなって細かい赤い斑点が出てきたら要注意。ここで踏みとどまるのが大事なので、化粧品はこまめに変えて対応しています。敏感肌対策の三大ポイントは、【洗う】【潤す】【守る】。今まで使ってみて良かったコスメを紹介します。
（今、皮膚科に通って治療中の方や症状が出ている方は、お医者さまに確認してからお使いください）

敏感肌でもSPF50＋を使いたい時には、スキンケア効果や、成分をチェックしましょう。紫外線から防御するのに、肌に負担をかけないテクノロジーや成分を使っている製品も、最近は増えています。スキンケアやエイジング効果が高い成分が豊富なBBクリームも、〝ファンデ要らず〟と言えるほどカバー力や持続力が上がり、使い心地も良くなっています。

特に敏感肌用ではないですが、トラブルが起こったことは、私は一度もありません。粉体同士の結合を強化して汗・皮脂に強いダブルブロック効果を持つので、知らずに落ちているということは稀。高麗人参、レイシ、ザクロ果皮エキス、ノイバラ果実エキス、サトザクラ花エキスなど、スキンケア効果があり、１日つけていても肌疲れは感じません。ファンデーション並みのカバー力なので、これ一つでOKです。

ディオールは早くから微小炎症に着目し対応した製品作りをしているので、敏感肌でも使える製品が多いのです。このBBの新処方も、95%が自然由来成分、100%ミネラル由来のUVフィルターを採用。また、ローズエッセンスが肌の抗酸化酵素を高めるため、肌の自己防衛機能を整えます。ファンデ要らずのカバー力。つけた直後は少し粉っぽいかなと感じるかもしれませんが、次第に落ち着いてセミマットな仕上がりに。

白い「雪肌精 クリアウェルネス」は敏感肌用。ITOWA配合の美容液で角層のうるおいバリアの量と質を上げ、話題の成分エクトイン、フィトグリコーゲン、紫黒米エキスの自然由来の成分で紫外線ダメージを防ぎます。滑らかな乳液状で塗っていてきしみ感がなく、ベタつかないけれどしっかりカバー。閉塞感がなくて肌が楽です。無香料・無着色、紫外線吸収剤・アルコール（エチルアルコール）・パラベン（防腐剤）フリー。

赤ちゃんにも使えるUVシリーズは人気アイテム。セラミド機能成分によって肌の必須成分「セラミド」の働きと角層のバリア機能を補い、潤いで満たして外的刺激を受けにくい肌に保ちます。これはローションタイプで体にも塗りやすく、肌を滑らかにするので化粧のノリもよくなります。無香料・無着色、アルコールフリー（エチルアルコール無添加）。

大ヒットのトーンアップ ローズ。保湿効果に優れ、肌なじみのいいピンク色が透明感のある血色をプラスするUV下地。深海微生物由来のヴェニュセアン（サーマスサーモフィルス培養物）、スクワラン（保湿成分）・グリセリン（保湿成分）と、角層のバリア機能をサポートするターマルウォーターを配合し、敏感肌でも使えます。みずみずしく重たくないのがいい。無香料、パラベンフリー。

〈Information〉

カバーマーク　https://www.covermark.co.jp/ 

ディオール　https://www.dior.com/ja_jp/beauty

コーセー　https://sekkisei.jp/

花王／キュレル　https://www.kao.co.jp/curel/

ラ ロッシュ ポゼ　https://www.laroche-posay.jp/

文・撮影／編集Ｉ