PEOPLE

森泉さん「夫婦といえども価値観は違う。だからこそ面白い!」

ヘルシーで朗らかな笑顔がトレードマークの森泉さん。動物やDIY好きで知られ、プライベートでは4歳になるお嬢さんのママ。美STには初登場の彼女が、今年8月に亡くなった祖母・森英恵氏から受け継いだ教えなどを語ってくれました。自然体でざっくばらんなお話は、ストレートに私たちの心に響きます。

ロングインタビュー後編は、家族の話や子育てについて語ってくれました。

夫とも対話を重ねることで理解し、歩み寄り、助け合っていける

今、娘は4歳。魔の3歳児と言われる最初の難所は脱したかもしれないんですけど(笑)、それでも日々、なかなかハードです。
今年から幼稚園に通い始めたので、私が言うことをすぐほかで口にしちゃうから、もう気が抜けません(笑)。彼女が聞いていないと思って話していることも、意外にちゃんと聞いていてビックリさせられることもしばしば。子供って本当に吸収が早い。

夫婦の何気ない会話もちゃんと聞いていたりして(笑)。うちの夫婦はよく会話するんです。私も思っていることはきちんと言うし、向こうも考えていることを話してくれます。
夫とは育った環境も違いますし、経験してきたことも違います。人はみんな考えが異なって当たり前だと思います。違う価値観だからこそ、きちんと対話したいし、対話できる。そこから生まれるコミュニケーションが逆に面白くて。「あ、そういう考え方があるんだ」と気づかされることも多いんです。

5人兄弟で大家族だったからわかった、「育児は人手」

実は私、つわりがずっとひどくて、具合が悪い時期がすごく長かったんです。それでも仕事の時だけは気が紛れてつわりも忘れられるので、『おしゃれイズム』の収録では上田晋也さんに「お前、仕事を気を紛らわす場所に使うな!」と言われたくらい(笑)。出産直前まで仕事の時間以外はほぼベッドに倒れ込んでいたので、生まれて来てくれた瞬間に元気になってしまって、産後3日目には夫に娘を預けて仕事に復帰しました。

と言うのも、子育てはなるべく多種多様な人間が関わったほうがいいと考えているからです。それに私がずっと娘のそばにつきっきりだと、逆に私が娘から離れられなくなっちゃう気がしちゃって。なるべく早い段階で思い切って手を離したというか、周囲に頼りました。
まずは夫や義父母がすごく面倒を見てくれますね。夫が基本は家にいますし、義父母も本当によくしてくれて。仕事現場に連れて行くと、スタッフの皆さんがいろいろ声をかけてくださいます。

私は5人兄妹ということもあったし、家にはいろんな人が出入りしていて、比較的開けた人間関係の中で育ってきたんです。そこで学んだのは、“育児は人手”。人それぞれ、いろんな考えや子育て法があるから、なるべく数多くの人に関わって育つのが幸せなんじゃないかということ。だから私も、いろんな現場に連れていって、いろんな大人がいるんだよって見せてあげるの。そのほうが彼女にとってもいいし、自分にとってもいいと信じています。でも、一人で抱えたくなる気持ちもわかる。自分でやらないと気が済まない方もいるかもしれないけれど、私はそういうタイプではないし、子供にとってもそういう環境はよくないんじゃないかなと個人的には思いますね。

『おしゃれイズム』の共演者である上田さんも藤木(直人)くんも良いパパなので、先輩としてアドバイスをくれるし、本当に娘は恵まれた環境で育っていると思います。
私はまわりの皆さんのサポートに助けられて、甘えさせてもらっていますね。

まわりの40代50代が輝いているから、私もこれからだと勇気をもらえる

今年40歳になりましたが、年を重ねることに関しては昔からネガティブなイメージはまったくありませんでした。私のまわりには、本当に人生を楽しんでいる40代、50代がたくさんいるんですよ。
結婚して子供がいようが、独身だろうが、立場も職種も関係なく、人生の先輩達がイキイキと人生を謳歌している姿を見て学んでいたので、自分もどう転がってもいいなっていう安心感をずっと抱いていました。

でも、それも考え方次第なんですよね。まわりの人からいいところだけ学ぶ、というか。反対にネガティブな面だけ見る人もいるだろうし。でも私は、ポジティブなところだけ盗んで自分の糧にしたいタイプ。

もしかしたらそれは「人を変えようとしない」と決めているからかも。だって人って変えられないでしょ?変えられるのは自分だけ。例えば、誰かに腹が立って、もうあの人ったら!!っていくら怒っても、その人が変えられないなら怒ってもムダだから忘れちゃうっていうか(笑)。
やっぱり大事なのは忘却力、ですね。

祖母・森英恵さんから森泉さんが教わった「苦労は語らず」という言葉の意味とは…?

【森泉さん】40代になっても、若々しい笑顔あふれる!特別カット集

《森泉さんプロフィール》
1982年、10月18日、東京都生まれ。ファッションデザイナー・故 森英恵氏の孫として生まれ、19歳でモデルデビュー。バラエティー番組でD.I.Yの腕前を披露し、人気を博すなど現在はタレントとして幅広く活躍中。

《衣装クレジット》
ジャケット¥49,500(セオリー/リンク・セオリー・ジャパン)Tシャツ¥11,000(オーシバル/ビショップ)デニム¥37,400(ザ ハンサム/UTS PR)

《お問い合わせ先》
リンク・セオリー・ジャパン ☎03-6865-0206
ビショップ ☎03-5775-3266
UTS PR ☎03-6427-1030

こちらの記事もおすすめ

撮影/嶋野旭 ヘア・メーク/大和田京子 スタイリスト/谷藤知可子 取材/柏崎恵理 編集/永見 理 

FEATURE

MAGAZINE

一生元気に!自愛ビューティ

森泉さん「夫婦といえども価値観は違う。だからこそ面白い!」

2025年1月号

2024年11月15日発売

FOLLOW US

HOT WORDS

PRESENT & EVENT

Topics本当は怖い<皮脂>の真実【PR】