HEALTH
だいたいの人は体の中の変調に気づきません。血液検査は負担が軽く、血液は体の症状によって常に変化するため、最新の結果がわかります。ただ受けるだけでなく、健康になるチャンスを摑むために、検査結果のポイントを知りましょう。今回は糖代謝の見方について説明します。
血液中に含まれるブドウ糖の濃度が血糖値です。健康な人は食事後一時的に血糖値が上がっても膵臓からインスリンが分泌され血糖値は下がりますが、そのコントロールができず、高血糖の状態が持続するのが糖尿病。さまざまな合併症を起こします。
東京・銀座にあるAGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。1979年北海道大学医学部卒業。ニューヨークのロックフェラー大学生化学講座で、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行い、高い評価を受ける。『医者が教える食事術 実践バイブル』(ダイヤモンド社)など著書多数。
\検査項目の意味をチェック/
血糖が105以上、HbA1-Cが6.4以上になったら要注意。血糖値には空腹時血糖とHbA1-C(ヘモグロビンA1-C値)があり、後者は、過去1~2カ月前の血糖値を反映するので特に注視をしてください。
▶何が原因?
ヘモグロビンA1-C値が高ければ、それは体の中で糖化反応がたくさん起きているということ。炭水化物やスイーツ、果物を控えたり、血糖値を急激に上げる食べ方や食べる順番を見直すべき。急いでおにぎりやかけそばだけ食べたりするのはとても危険。
▶こんな危険が迫ってる!だから次にやるべきことは?
血液検査で血糖値が高かったら、ブドウ糖負荷試験を受けて糖尿病かどうかを確認します。血糖値を高いままにしておくと、AGE(終末糖化産物)が組織を傷つけ、神経、腎臓、網膜などに影響します。そのため、人工透析を余儀なくされたり、糖尿病網膜症で失明することや、足が壊死する場合もあるので、放置してはダメ。
血圧と密接に関係があるのは、中性脂肪と悪玉のLDLコレステロール、血糖値です。この3つが血液中に増えると、血管に負担を与えて血圧が上昇。高い血圧を下げることはもちろんですが、まず血圧を上げないことが大切です。
一般的な尿検査はクレアチニン値検査が多いですが、「尿アルブミン値」をぜひプラスしてください。クレアチニン数値に異常が出た時は尿アルブミン値が膨大な数値になっており、専門医を訪ねたらいきなり「透析が近いです」と宣告される事例があるそうです。
2023年『美ST』1月号掲載
取材/大佛摩紀 編集/石原晶子 写真/PIXTA
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