MAKE UP

すっぴんのほうがカッコイイ!?美容通で有名な元宝塚スターのメイクのコツ

退団後もさまざまなフィールドで活躍し、輝き続ける宝塚OG。その美しさの秘密を、宝塚仕込みの〝素化粧〟から紐解きます。今回は沙央くらまさん。男役ながら鍵となる女役にも抜擢され、独特な立ち位置でファンを魅了しました。沙央さんのすっぴん風美肌メイクのポイントを伺いました。

極限までそぎ落としたメークが肌の美しさを際立たせます

「女顔を男っぽく見せるため、元々メークは薄めでした。あるときメークアップ・アーティストの山本浩未さんに〝すっぴんのほうがかっこいい〟と言われて、マスカラもアイラインもやめて、極限までそぎ落としたメークが定番になりました。退団後は仕事によって求められるものが違うので、その日に会う方や仕事の内容を考えてメークを変えます。相手に寄り添えているか、が今のメークのポイントですね」

ジャケット¥223,300、ジレ¥72,600、パンツ¥105,600(すべてトッズ/トッズ・ジャパン)、リング(18KWG×18KRG×DIA)¥693,000(ポメラート/ポメラート クライアントサービス)

《Profile》
東京都出身。愛称コマ。シェイクスピアシアターの劇団員だった両親の影響で幼い頃から芸術に親しんで育つ。中学生のときバレエ教室の先生に宝塚音楽学校受験を勧められ受験を決意。雪組、月組、専科に在籍。幅広い役柄を演じきる高い演技力と歌唱力を持った男役スターとして活躍。2018年宝塚歌劇団を退団後、舞台、映画、美容など多才派女優として活躍。プライベートでは一男のママ。

▶︎素化粧って何?
舞台化粧に対してオフのメークを差す宝塚用語で、いわば究極のナチュラルメーク。宝塚音楽学校の本科生(2年目)から稽古場に行く際も素化粧が必須となり、自分でメークのテクニックを学んでいく。

沙央くらまさんの素化粧の愛用品は?

左から:「ヒト臍帯血幹細胞培養液コーティングの天然針入り」スピケア V3 エキサイティング ファンデーションSPF37/PA++ ¥8,800(CHARIS&Co.)、「オフの日はこれだけでOK」シンクー レディー ミー ベース SPF35/PA++ 30ml ¥3,740(シンクー/HOBONICHI)、「アイケアへの思いを全部詰め込んで監修した目元美容液。まつ毛を育て目元のハリもUP」美uRA アイラッシュ&アイクリーム ¥11,000(BEAUTY LOGIC)、「エステに行ったような透明肌に」セルキュア 4T PLUS ¥180,400(ベレガ)

「スピケアはポンポンとなじませるだけで色ムラが消えて、理想のすっぴん風肌に」

「美uRAはまぶたからまつ毛に塗り込みます。ヒト幹細胞培養液配合で、目元にハリが出てアイラインが引きやすくなりました」

自宅に作った防音室で創作活動を満喫

「自宅に防音室を作りました。家でも稽古ができるようにバレエバーや鏡もつけて。ここで本当にしたかったのは、父が買ってくれたシンセサイザーを使って音楽を作ること。好きな音楽を作って、思い切り歌って、外に配信もできる、新しいものを生み出していくことが心と暮らしを豊かにします」

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2023年『美ST』5月号掲載
撮影/八木 淳(SIGNO)〈人物〉 ヘア・メーク/森岡真紀 スタイリスト/清原愛花 取材/稲益智恵子 編集/石原晶子

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