PEOPLE
松岡修造さんは実はネガティブ人間。心が弱かったからこそ自ら編み出した〝技術〟で自分を前向きに改造。勇気元気を与えるポジティブ自家発電機のような彼に、心を鍛えるテクニックを教わりました。
今の世の中、もっとも大事なのは〝心〞です。心を前向きにキープし続けるために抽象的な精神論ではなく具体的な〝言葉のテクニック〞が必要。今でこそポジティブの代名詞みたいに言われている僕ですが、元々は超ネガティブ人間。コロナ禍で先行きが不透明な中、今後どうなるのか不安で仕方がありません。考えても仕方ないことは考えないと決めていますが、何でもマイナスに捉えるほうだから、頑張ればできる!とか抽象的な感情論で言われるのがもっとも嫌い(笑)。体を鍛えるのに筋トレ技術が必要なように、心を鍛えるにも心の筋トレ=〝心トレ〞があるのです。
まず基本は「脳は騙せる」と知ること。口角を上げて笑顔を作ると脳は「今幸せなんだ」と勘違いしてくれて気持ちが自然に上向く。そこで基本の〝ポジティブ勘違い力〞が身につけばこっちのもの。幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになるという逆算の仕組みと思考を味方につけましょう。笑顔でいたら周囲に笑顔の連鎖が起きて自分もよりハッピーになれます。
性格は40〜50代からじゃ直せないって?性格は変えられないかもしれないけど心は訓練で変えられます。アンチエイジング?年齢に抗わない。人と比べない。まずは受け入れることから始めましょう。そして、物事は全てできるかできないかじゃなくて〝やるかやらないか〞の問題。自分のスイッチは自分で押すしかない。自分を大切にしてあげられるのは自分しかいないのに、そのたった一人が諦めてどうするんですか。不安を作り出すのは自分なんです。だから自分で自分の機嫌をとることが大事。そうすればちょっとしたマイナスがやってきても、すぐリターンできちゃうんです。
僕は女性の美しさに年齢なんて関係ないと思っています。美しいと思う人がいたら、それは自分らしく生きている人。わがままではなく、あるがままですね。でも外的要因から来る気分に流されて陰気な顔をしているのは、自分を幸せにするチャンスを自ら捨てているようなもの。もったいない!そして生きてる=変化。変化から逃げず、受け入れたうえで自分らしさを求めることが今を懸命に生きることに繋がっていく。懸命に生きている人こそ美しいと僕は思います。
●Profile
1967年11月6日生まれ。ʼ95年にウィンブルドンでベスト8に進出するなど、日本を代表するテニス選手として活躍後、テニス界の発展に尽力しながらスポーツキャスターとして活動中。
考えて変わること、変えられないことの区別をつけて仕分けすること。1個でも良いものを見つけると悪い部分がどんどん裏返って勝手に良くなる。オセロのコマみたいにね。
口角を上げると脳は「今自分は幸せ」信号をキャッチして自然と笑顔に。すると前向きな言葉が出てきます。今はマスク時代だからマスクの下で笑顔をクセづけていきましょう。
ポジティブなものを3つ思い浮かべて吸って、自分の中にあるマイナス点を言葉にして吐き出すのが僕の呼吸法。ポジティブ吸ってネガティブ吐いて、ネガティブデトックス!
僕のイメージは前向きで元気。それはパワー源であって決して重荷ではありません。周囲が抱く自身の印象も活用して、前向きに行動するスイッチに変えたらいいんです。
目標は自分の長所を100個書くこと。最初は3つぐらいしか出ないけど、止まらずに書いて。するとマイナス点だと思っていたものをプラスに変換する〝ポジ変換力〟が養われます。
ネガに傾きかけた時自分で気づけたらしめたもの。気づくクセをつけることを意識できたらポジ転換の一歩攻略です。出たら気づき、直していくの積み重ねがポジ脳を育てます。
僕は鏡を見るのが大好き。鏡の中の自分に語りかけることで、鏡に映る自分から言われている感覚になる。ちょっとややこしいですが鏡の中の自分はもう一人の他人ですから。
2021年『美ST』6月号掲載
撮影/村山元一(SIGNO) ヘア・メーク/井草まりこ(APREA) スタイ リスト/中原正登(フォーティーン) 取材/ 柏崎恵理 衣装協力/KONAKA 編集/ 浜野彩希
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