FEMTECH
40代になって「生理の間隔が変わった」「生理痛がひどくなった」と感じている女性もいるのではないでしょうか。歳を重ねたら生理の状態に変化があらわれるのは、なぜでしょうか。またあらわれる変化には、どのようなものがあるのでしょうか。アラフォー世代の生理の変化についてご紹介します。
はじめに、30代後半ごろから起こる生理の変化には、どんなものがあるのか見ていきましょう。当てはまる方は、自分の体に変化があらわれてきているかもしれません。
1-1.経血の量が減った
アラフォー世代になると子宮内膜が薄くなるため、経血の量が減少してきます。一方、目に見えて経血の量が増えている場合は、子宮で炎症を起こしている可能性があるので、産婦人科を受診することをおすすめします。
1-2.生理の日数が減った
経血の量が減ると同時に、生理の日数も減少してきます。また間隔も空くため、今までの生理の開始日とずれが生じるでしょう。
1-3.PMS(月経前症候群)がひどくなってきた
年齢を重ねるごとに、子宮内膜症や子宮筋腫など、子宮内での炎症が生じやすくなるため、生理痛がひどくなることもあります。また、仕事で役職についたり、育児・家事が多忙になったりすると、これらのストレスが原因でPMSがひどくなりやすいです。
年齢を重ねるにつれて女性ホルモンが減少していくと、生理に変化があらわれます。女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類に分けられ、女性の体調に関わるのはおもにエストロゲンです。アラフォー世代になりエストロゲンが減少すると、生理にも変化が。エストロゲンは子宮内膜を厚くするため、分泌が低下すると子宮内膜が薄くなります。それによって経血が減ったり、月経間隔が空いて日数が変わったりするのです。また、エストロゲンは子宮以外にも、自律神経や女性の体のさまざまな機能に作用しています。そのためエストロゲンが減少すると、イライラやうつ状態などの精神的症状、コレステロールや中性脂肪の増加、血管の疾患などの身体的症状といった、更年期の症状があらわれやすくなります。
年齢を重ね、女性ホルモンが減少すると、さまざまな症状があらわれることが分かりました。では、アラフォー世代はどのように生理と向き合えばいいのでしょうか。
3-1.体に生じる変化を理解する
まずは、自分の体に生じる可能性のある変化を理解しましょう。症状が出たときに何も知らない状態だと、不安が膨らんで悪循環を招いてしまいます。そのため、変化が生じる前にこれからどのような症状が起きる可能性があるのか、また体に生じている変化がどのような症状なのかを分析して、理解を深めましょう。そして、今後の体の変化にどう対応していくか、思考を整理することが重要です。
3-2.不安なときは、迷わず婦人科を受診する
周りに相談できる人がおらず、不安なときは婦人科を受診しましょう。自分一人で抱え込むと精神的に良くないだけでなく、気付かないうちに病気を抱えている可能性もあります。不安を感じたら、迷わず医師に相談しましょう。
3-3.漢方薬で内側から整える
漢方薬は自律神経を整え、生理のさまざまな症状を緩和してくれます。生理と上手に向き合うために、漢方薬を服用する方法もひとつの手です。生理の身体的症状に対しては、血流を改善して頭痛や腹痛、お腹の張りなどを改善させる漢方薬を選ぶのがおすすめです。また、精神的症状には、自律神経を整えてイライラや落ち込み、睡眠障害、めまいなどを改善させるものを選びます。
血行を良くして体を温めます。一方で上半身の熱を冷ましてくれるため、のぼせにも効果が期待できます。ホルモンバランスも整えてくれるため、不眠やイライラなどの精神神経症状がある女性に特におすすめの漢方薬です。
生理不順・生理痛のほか、頭痛、めまい、肩こり、のぼせ、足の冷えなどに効果が期待できます。ニキビやシミなどにも用いられている漢方薬です。
血行を良くして体を温める漢方薬で、貧血症状の改善やホルモンバランスを整える効果が期待できます。冷えがあり、痩せ型で体力のあまりない人におすすめの漢方薬です。
漢方薬を服用するときは、自分の体に合った漢方薬を選択することが重要です。自分の体に合わない漢方薬を服用したり、間違った組み合わせで服用したりすると、効果が出ないどころか、副作用が生じてしまう可能性もあります。必ず医師や薬剤師など、漢方薬に詳しい人に相談しましょう。
生理の変化は女性の誰しもが経験するものです。それを知らないまま経験してしまうと、とても辛い40代を過ごさなければならない可能性が出てきます。今回ご紹介したことを実践して、生理の変化が訪れても対処できるように準備しておきましょう!
元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」という生活を送るようになる。現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。「あんしん漢方」(オンラインAI漢方)はこちら
編集/安岡祐太朗
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