HEALTH
年に一回の健康診断、血液検査で出た数値が基準値以外だったらどうすればいい?次の健康診断に引っかからないためにも、診断結果の対応法を医師に聞きました。
お酒を飲む人はお酒をやめて、そうでない人は、プロテインに頼るよりナチュラルチーズなどで良質のタンパク質を摂りましょう。おかずは、日おきに魚、合間に鶏、豚、羊、牛の順番がベストです。写真はモッツァレラチーズ、ミニトマトに岩塩と胡椒、オリーブオイルをかけて。
中性脂肪が高いのは肥満のサイン。意外な盲点は、スムージーやフルーツジュース、清涼飲料水。液体は胃を素通りして小腸に届き、糖分が一気に吸収されてしまいます。
善玉コレステロール値を増やす食品は残念ながらなし。運動不足が原因なので、まず階段を1階分上ることから。前かがみにならず背筋を伸ばし、膝をしっかり上げてください。自分では上げているつもりでも膝が上がっていないことがあるので意識して。
1食をパワーサラダに置き換え。葉物野菜に食物繊維が豊富なきのこ、豆類、鶏肉などのタンパク質を。噛むことは大事なので食べやすくしすぎないこと。
ブロッコリー、ブロッコリースプラウトに含まれる栄養成分「スルフォラファン」が、血糖コントロールに効果があるという研究結果が発表されています。市販ドレッシングに糖質が多いことがあるため原材料を要チェック。写真は茹でたブロッコリーにブロッコリースプラウト。良質のオイルとして胡桃をトッピング。
血糖値は食後すぐに運動すれば上昇を抑えられます。糖質を食べ始めて約15分で血糖値が上がってしまうので、その前に開始。シンプルな運動ですが、スクワットがお勧めです。スクワットを12秒かけてゆっくりと。10回できれば最高。無理のないように途中に休憩を入れてもOKです。
海藻を1パック(約20g)食べましょう。もずく、メカブ、ワカメなど海藻はカリウムが豊富。カリウムを多く摂るとナトリウム(塩分)が排出されます。海藻もスープにすれば量を多く食べることができます。塩分は控えめにしましょう。
お酒の中では原因になるプリン体を多く含むビールをやめましょう。レバー、たらこなどの魚卵にも注意。尿酸値が高いと痛風や高尿酸血症の危険があり、初期は症状が出ないことが多いので、注意が必要です。
野菜はできるなら有機無農薬のもの、難しい場合は丁寧に水洗いしてください。人工甘味料などの食品添加物は避けて。サプリメントはビタミンDなど摂取する価値のあるものを摂り、含有成分量のチェックが不可欠です。
健康診断は隠れている病気を見つけ出す良い機会だと考えましょう。異常が出たら、いきなり大学病院でなくても、自分に合うかかりつけ医を見つけ、最新知識を持つ専門医に繋いでもらってください。薬も毛嫌いせず、うまく使うことで好転することを忘れずに。
東京・銀座にあるAGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。1979年北海道大学医学部卒業。ニューヨークのロックフェラー大学生化学講座で、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行い、高い評価を受ける。『医者が教える食事術 実践バイブル』(ダイヤモンド社)など著書多数。
2023年『美ST』1月号掲載
撮影/河野 望〈静物〉 取材/大佛摩紀 イラスト/Nobby 編集/石原晶子
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