HEALTH
年齢と共に下がっていく免疫力。コロナウイルス対策や風邪予防にも免疫力アップは重要です。医師が薦める免疫力を上げる朝習慣をまとめました。
睡眠のカギを握るのは実は朝日。目の奥の視交叉上核が朝の光を感じると自律神経のリセットボタンが。(小林先生) 朝日を浴びてから14~15時間後に眠くなるホルモン、メラトニンが分泌されるため起きてすぐ朝日を浴びて。(石原先生) 10分程度が理想ですが、短時間でも効果があります。
血流UPや筋肉・体力の維持は免疫力の向上にも繋がるため運動は重要。わざわざジムで筋トレしなくても日々の掃除でも免疫力がUP!特に雑巾がけはカヌー競技と同等の運動強度。こまめな拭き掃除で体を動かしましょう。(石原先生)
普段より少し早めのせかせか歩きをすると心拍数が上がって病気に対する耐性に重要な心肺機能の強化に繋がり、下半身の筋力強化、血流改善効果も。通勤時はいつもより少し早歩きで全身運動を。(石原先生)
免疫細胞は低体温になると働きが低下するので体を温めることが重要。温活には入浴が手軽です。長すぎる入浴は疲労のもと。朝は熱めのシャワーの刺激でしっかり目を覚まし、夜は湯船にゆっくり浸かる、と使い分けるのが◎。(石原先生)
実は糖質カットにも生活習慣病を予防して免疫力を上げる効果があります。お勧めは人参・りんごを皮ごとジューサーにかけレモンを絞ったジュースに置き換えて行う朝だけプチ断食。(石原先生)
朝食は自律神経のスイッチなので少量でも必ず食べましょう。交感神経が活発に。腸の蠕動運動も促します。食欲がないならバナナ1本でOK。(小林先生) 熟したバナナは白血球の増加を促し、熟す前の硬めのものは食物繊維が豊富。(石原先生)
免疫力向上のカギは自律神経と腸内環境の改善。腸内環境のために朝、便意がなくてもトイレに座る「トイレタイム」を作りましょう。無理にいきまずリラックスして体に便意を覚えさせて。(小林先生)
免疫細胞の7割は腸に。免疫力が活発になる体温は37℃。内臓内が37℃超えになるには腋の下で測った体温は36℃は超えているのが条件。腹巻でお腹を温め免疫細胞を活性化させて。(石原先生)
国内における自律神経研究の第一人者としてプロスポーツ選手、文化人、アーティストへのパフォーマンス向上指導を行う。著書に『免疫力が10割』など多数。
帝京大学医学部卒業後、同大学病院で2年間の研修医を経て父・石原結實氏のクリニックでの病気治療にあたっている。著書に『図解 免疫力の話』など。
2022年『美ST』2月号掲載
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) モデル/吉村ミキ ヘア・メーク/加藤志穂(PEACE MONKEY) スタイリスト/菊地ユカ 取材/安西繁美、佐藤理保子 編集/佐久間朋子 撮影協力/アワビーズ
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2024年10月16日(水)23:59まで
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