HEALTH
スリープテックとは、ITやAIなどの技術を使って、睡眠状態を可視化させ、数値分析などを可能にする技術や製品のことをいいます。これまで不眠や睡眠の質で悩んでいた方に、自分の睡眠データで眠りの質を知るためにぜひ使ってもらいたい製品を紹介します。
ベッドマットの下にセットすることによって10種類のデータを取得できるベッドマットセンサー。オリジナル機能で心拍変動、自律神経バランス、など10種のデータを測ることができます。
「体に器具を装着しないで計測できるので一番ストレスフリーでした。フィンランド製でベッドが基本。布団のように薄手より厚いマットのほうが動かず、データがきちんと測れるようです。」
センサー部分は丸めることができるので保管も省スペースで可能です。ベッドマットセンサーEmfit QS¥38,280〈編集部調べ〉(コネクティッド・デザイン)
睡眠データの画面はとても見やすいデザイン。寝室のWiFi環境が安定していないとデータが途中で途切れてしまうので要注意。
眠りに落ちる感覚を繰り返し体に覚えさせることで質の高い睡眠を得る、睡眠トレーニング用のデバイス。より早く眠りにつき、夜中に起きる回数を減らし、より長く眠れるように。機械の振動を感じたら指先をタップして起きていることを伝える、この入眠前の繰り返しで眠りに落ちやすく深い睡眠へ。スマートリングTHIM¥24,200(ウェザリー・ジャパン)
目覚まし機能をセットしておくと、眠りが浅いタイミングに振動で起こしてくれ、朝もすっきり目覚めます。指に装着なので違和感なし。
「最初は睡眠中に外れてしまったのですが、ベルトを調整したら問題なし。振動で目覚めたことはなかったので新鮮な刺激でした。」
アップルウォッチなどのスマートウォッチとスマホを連動させることで睡眠を記録するアプリ「スリープサイクル」。絶対に寝坊できない朝もこれがあれば安心。スリープサイクルのアプリをスマホにダウンロードしてからスマートウォッチに連動させます。アラーム音の種類も豊富です(アプリ内課金あり)。
「心拍数などが正確にスマートウォッチに伝わるよう、ストラップをきつめにして手首とのフィット感を高めたら計測・起床できました。」
起床時にはスマートウォッチが振動して起こしてくれます。音量を小さくしておけば同じ部屋で寝てる家族を起こさず済む点も優秀です。
内蔵された骨伝導スピーカーと脳波計測センサーによって睡眠の深さを計測。深い睡眠の時に出現する波動を活性化させて睡眠の質を高める機能も。ヒーリング音で目覚めさせてくれるアラーム付き。ディープスリープヘッドバンド2¥51,700〈オープン価格・編集部調べ〉(フィリップス・ジャパン)
「眠りの深さや眠りにつくタイミングなどがわかりやすいグラフで表示されます。寝返りで外れてしまうことがあるのが気になりました。」
睡眠は浅い睡眠・レム睡眠・深い睡眠の3つに分析されて表示されます。睡眠スコアが100点満点で何点か点数が出るのでやる気が出ます。
自分がちゃんと眠れているか否かは『体感』でしかわからなかったので、テックアイテムで『自宅で簡単に可視化』できることは驚き! 私はIT関係があまり得意ではないので睡眠中も安定してWi-Fiにつなげているか、機器とスマホの同期など戸惑う部分もありましたが、数日使ううちに少しずつ慣れてきました。調べてみたら深夜から明け方に寝返りが増え、眠りが浅くなっている傾向があるので快眠用のテックや食事等も取り入れて安定した睡眠を手に入れたいと思っています。
元CA→司会・ MC→教育心理学関係まで幅広く活躍中。ティー&スーパーフード研究家。CA時代から不規則になりがちな睡眠時間をスリープテックで改善中。
2021年『美ST』11月号掲載
撮影/須藤敬一 ヘア・メーク/甲斐美穂(ROI) スタイリスト/菊地ゆか 取材/安西繁美 編集/小澤博子
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2024年12月16日(月)23:59まで
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