PEOPLE
いつかは訪れるかもしれない親の介護。実際に介護を経験した家族はどのように接し、どのように乗り越えていったのか、先輩たちのお話を伺いました。今回は外見のケアの重要性が分かるエピソードと、デイサービスを活用した例をご紹介します。
祖母は明治生まれ。夫亡き後、家業を次いで女手一つで男児2人を育ててきました。トレードマークは、着物に白い割烹着と白足袋に下駄。いつもシャキッとして薄くなった白髪の小さい髷のお団子が印象的な人でした。
自宅介護から体調を崩して入院、施設へ。ある日お見舞いに行ったら、こざっぱりとしたショートヘアに。シャンプーの手間や衛生面など理由は多々あり、本人もまったく気にする様子はありませんでしたが、私は涙が出るほどショックでした。3cmほどの小さいお団子ヘアこそが大好きな祖母だったのに。
その時、介護する人にも、される人にも「その人らしい」装いや外見のケアの大切さを実感しました。
──Y・Sさん(58歳)東京都
介護は元に戻らない一方通行、どうしてこうなったんだろう? なんて考えても答えは出ません。少しずつ小さな子供に戻っていく母は、現在は要介護1で、週に4日通っているデイサービスを楽しみにしています。
トラブルなく今の生活に落ち着いたわけではなく、介護申請のために病院に連れていくのも大変で、当時は何かというと私を叩いたり暴言を吐いたり、現状を受け入れるのに、本人も家族も相当の覚悟が必要でした。
周囲に介護のことを隠さず協力してもらい、受けられるサービスは利用して仕事も自分時間も作るようにしています。暗くしていても一生、明るくしていても一生なら、楽しく生きていきたいと思います。
──Y・Nさん(50歳)大阪府
2022年『美ST』12月号掲載
撮影/渡邊力斗(Seep) 取材/八尾美奈子 編集/小澤博子
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