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身近なことから始められる!美容界の女社長が実践するSDGs3ヵ条

SDGsという言葉はよく聞くようになったけど、具体的にどんなことをすればいいのかわからない人も多いのでは?美容界のSDGsを牽引する女性社長の生活の中に、「シンプルで環境に優しい選択を取り入れる」という私たちにも始められるSDGsのヒントがありました。

健康でいることが何よりのSDGsになるんです

ホリスティックな生活に興味を持ち始めたのは、28歳でストレス性喘息と子宮内膜症を患ったことから。昔のように戦いで命を落とす人は減る一方、現代は当時の私と同じようにアレルギーや慢性疾患など長期的に患う人が増えた気が。原因を探ると食に行き当たりました。 ’06年ホリスティックビューティー協会を立ち上げ、健康と環境は不可分という感覚を持つように。’16 年、環境省のアンバサダー就任を契機に学びを深め、健康こそ社会貢献と確信しました。健康を意識して食材を選べば環境負担も減り、社会医療費削減にも。SDGsの示す意味が広すぎて身近に感じにくい人は、今よりスモール、スロー、シンプル、セルフラブという4つの〝S〟を意識して。私が日々やっているのも些細なこと。コンポストや、マイバッグ&ボトルの持参、車より自転車や公共機関に乗り、コスメはなるべく自然に近いものを選択。ブランドストーリーに共感できるかも基準に。毎日の些細な選択が明日の世界を変える。私たちにはそれだけの力があり、自分が変わることが起点になります。スキンケアしながら瞑想もオススメ。SDGs =環境対策のみと思われがちですが、 17の目標を理解すると、自分と他者を同じく愛することと気づくはず。自分自身の平和がSDGsの基本なのです。

岸さんのSDGs3カ条

1:発酵食で健やかな体を作ります

2:コスメはなるべく自然に近いものを

3:自分を慈しむことで環境に優しく

Profile
NPO法人日本ホリスティックビュ ーティ協会代表。環境省アンバサ ダー。サスティナブルコスメアワード審査員長。発酵食にも精通。「ウェルネスを通じて人と地球の美し い循環を叶える」をテーマに活動。自然治癒力を整える発酵食が基本。シンプルな味付けでも美味しく体にも良い。1日1杯の味噌汁が多少の添加物はリセットできるはず。

オーガニックコットンの端材にミツロウを塗り仕上げたオーストラリア発のエコラップは抗菌効果抜群。軽く洗えば繰り返し使えます。

折り畳めるSTOJOはBOXとCUPを愛用。テイクアウトにも便利。保温性が高いステンレスボトルは会議などに。給水場所もチェック。

生ごみは「コンポスト」自家製堆肥は、畑で活躍!

野菜や果物の皮など生ごみを堆肥にする「コンポスト」でゴミを削減。栄養豊富な堆肥は、プランター菜園や山中湖のセカンドハウスの畑に活用。コンポスターはネットで購入可能。

年1回の厳正な審査で地球にも人にもやさしいコスメを表彰!

2019年に環境省アンバサダーたちと始めた「サステナブルコスメアワード」。約100項目の質問や18名の審査員による官能テストを実施。年々参加ブランドも認知度もUP。

美容は顔も体も全身のケアをセットで考える

NEMOHAMOの有機国産化粧水でエイジングケア。レフィルは超薄。特別な日はHANA ORGANICのマスク、ヘアセットはナチュラルコスモで。華密恋の入浴剤で眠りも深まります。

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2022年『美ST』9月号掲載
撮影/藤本憲一郎(A.K.A.)<静物>、浜村菜月(LOVABLE)<人物> ヘア・メーク/Sai 取材/大山真理子 編集/漢那美由紀

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