PEOPLE
子育ても終わりが見えてきた頃、夫の陽也さんがハマったのが「釣り」。リフレッシュできる時間ができたことで、夫婦の二人の時間がより楽しいものになったそう。今回はそんな加藤さんご夫婦に、第二の新婚生活をいきいきと過ごすための新ルールについて聞きました。
《加藤香佳子さん Profile》
自身も社労士として仕事やセミナー、講演会を行う多忙な毎日を過ごす。事務所の後継者を育てるのが今の目標。息子は大学4年生。
同じ大学だった主人と結婚してからあっという間に25年。私は大学を卒業後ANAのCAとして勤務。息子が生まれてから退職し、その後、専業主婦をしながら社会保険労務士の資格を取りました。2009年に事務所を設立し、それからというもの仕事と子育てを第一に日々を過ごしてきました。
息子が高校生の頃から、主人が会社の同僚と海釣りに行くように。釣りたい魚の種類によって、静岡に行ったり、千葉に行ったり。深夜から出て、釣り船に8時間もいることもあるらしく満喫している様子。自分だけの時間を過ごすことでリフレッシュし、帰宅してからは釣ってきた魚を捌いて料理を振る舞ってくれるようになりびっくり。最初は捌いてボロボロになっていた魚も、動画で練習を重ねた結果、綺麗なお刺身になって出てくるように。楽しそうに魚を捌いている主人を見ているのが私もうれしくて、隣で見ているのがいつもの光景になりました。
最近は在宅勤務が増えたせいもあって、平日家事もしてくれるように。主人が週末に釣りに行くとき、私は事務所で一人思い切り仕事することも。溜まった仕事をバリバリやります。もちろん友達と食事やミュージカルを観に行って楽しい時間を過ごしたりもします。お互いにそれぞれの時間を持つことで、家に帰ったときに主人の顔を見てほっとする自分がいます。主人も同じことを思っているようで、二人の時間も以前より楽しく過ごせている気がします。
いつの間にかお互いあまりしなくなっていた結婚指輪。結婚25年ということもあり、二人で指輪をしてみたら気持ちも新鮮になり、夫婦の絆を感じています。
主人はリモートでの勤務が多くなったので、私を職場まで送り迎えしてくれる日が増えました。私だけのために運転してくれるのがうれしくて、仕事が忙しくても頑張れます。
息子が高校生の間は息子の制服のシャツがアイロンがけの最優先。夫は自分でやっていましたが、ここ最近私がかけてあげるように。とても喜んでくれるのが私もうれしい。
「子供のためにしていたことを夫婦お互いのためにしてあげるのは互いを思いやるということ。子育てが終わり燃え尽き症候群の人は、相手のために何かしてあげる気持ちを持って」(夫婦問題研究家・岡野あつこさん)
離婚相談救急隊代表。36,000組以上の夫婦問題の相談、解決をしてきたエキスパート。自身の離婚経験を生かし夫婦問題の悩みに寄り添う。
2022年『美ST』7月号掲載
撮影/吉澤健太、浜村菜月(LOVABLE)、渡邉力斗 ヘア・メーク/Sai、城生なみ子(+nine)、川岸ゆかり(Luck.) 取材/中田ゆき、八尾美奈子、古川延江 編集/長谷川 智
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2024年12月16日(月)23:59まで
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