PEOPLE
50代になってさらに輝きが増す女優の沢口靖子さん。若い頃は多忙で体調を崩したりと万全じゃない時期もありましたが、今美しく輝いているのはご自身の健康管理にあり!睡眠ファーストと代謝を上げる生活の秘訣を教えていただきました。
トップス ¥101,200、スカート ¥181,500(ともにファビアナ フィリッピ/アオイ)イヤリング ¥104,500、ネックレス ¥418,000、リング ¥638,000(すべてボン マジック)
《Profile》
’65年生まれ。大阪府出身。’84年「刑事物語 潮騒の詩」でデビュー。’85年NHK連続テレビ小説「澪つくし」で全国的に人気を博し、以降、ドラマ・映画・舞台で活躍。22年目を迎えるドラマ「科捜研の女」をはじめ、「鉄道捜査官」「警視庁機動捜査隊216」「検事・霞夕子」。舞台『蔵』『細雪』『熱海五郎一座』『台所太平記』など話題作に多数出演。
34歳からスタートした主演ドラマ「科捜研の女」シリーズ23年目の撮影を終え、一息ついています。出合った時から作品の面白さに惹かれ、年々複雑に進化する科学やストーリィに無我夢中で、分身のような役・マリコとともに私も成長しました。
撮影は全て京都ロケで、ホテル滞在。環境の変化に順応できず、最初はよく体調を崩しました。そもそも女優の仕事はハードワーク。撮影は早朝から夜遅くまでかかることもあり、炎天下で帽子や日傘なし、極寒で薄着という環境が当たり前。合間に、インフルエンザで39℃の熱が出ても1週間舞台に立つこともありました。だから自分を磨くより健康重視。睡眠・食生活・運動と全てに気を配ったことが今の健康に繫がったのかな。
実はね、京都では忙しさのあまり撮影所とホテルの往復のみ。観光地も美味しいご飯屋さんもあちこち知らないの(笑)。
40代の頃、「夕べ、よく寝たんじゃない?」と唐突にスタッフに聞かれ、理由を聞いたら「顔色が違うよ」と言われ、年齢とともに睡眠の良し悪しが外見に現れることを実感。20代の頃はメークでごまかせましたが、40代以降は同じファンデを塗っても血色が改善せず、その上元気もなくなって、何よりも睡眠ファーストを心掛けるようになりました。
多忙な時期は寝つきが悪く、導眠剤に助けられたこともありましたが、体内時計を整えることで改善。快眠には朝の生活が鍵。起床後はカーテンを開けて太陽の光を浴びます。規則正しい食生活も快眠に繫がるので、朝食は欠かさず、その後のウォーキングで体をよく動かします。夜は就寝前に入浴し、寝室は真っ暗にし、徐々に眠りに繫げています。40代で快適な枕との出合いもあり、今は本当によく眠れるようになりました。
常に健康第一に考え、運動も食生活もいろんなことに挑戦しました。スクワットがいいと聞いてトライしたものの骨盤を壊しかけたり、バランスボールを購入して、ぴょんぴょん跳ねては腰を痛めたことも(笑)。結局、無理なく体力がつくウォーキングが私には一番合っていました。食生活も然り。流行り食品より、豆類・海草・キノコ類・野菜をまんべんなく食べ、今日摂れない分は明日食べるようにして、無理しません。
情報量が多い時代、どんなに流行っていても、合わないものがあることを知りました。自分に合う健康法を見つけるのが何よりも大切ですね。逆にデビュー後冷え性になってからは、白湯を飲む習慣を30年以上続けています。体が冷えないように心掛けることは健康法の原点です。試行錯誤しながら積み重ねてきた健康法のおかげで50代は体調も良く、全力で演じることができ、大好きな女優業を謳歌しています。
私、美しい人は目の奥が輝いている人だと思うんです。それにはまず体が喜ぶことをしてあげること。仕事でも運動でも体を動かした後って最高に幸せ。心と体と美しさは繫がっているんですよね。
日焼け少女だった10代からエアコンが原因で冷え性になった20代を経て、30代はハードな仕事が続き体調を壊しがち。寝不足だと撮影後のモニターで明らかに血色の悪さを40代で感じる。以来、睡眠ファーストを心がけ心身ともに健康に。
\沢口さんの美の掟は?/
2022年『美ST』6月号掲載
撮影/中村和孝 ヘア・メーク/黒田啓蔵 スタイリスト/竹上奈実 取材/安田真里 編集/漢那美由紀
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2024年12月16日(月)23:59まで
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