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俳優・三山凌輝さん「いつもこの言葉が胸にあります」母からの教えとは

NHK連続テレビ小説「虎に翼」ヒロインの弟・直明役でお茶の間の人気者になり一方でBE:FIRSTのRYOKIとしても大注目。魅了される強い眼差しと物怖じしないふるまいは存在感大。日々前進する確固とした意志を語っていただきました。

自分も幸せ、ファンの方や周りの方たちも幸せになる活動を続けたい

お話を伺ったのは……俳優・三山凌輝さん

《Profile》
’99年愛知県出身。俳優。’21年BE:FIRSTではRYOKIとして活躍。映画『HIGH & LOW THE WORST X』ドラマ「往生際の意味を知れ!」、「生理のおじさんとその娘」など話題作に出演し、NHK連続テレビ小説「虎に翼」主人公の弟、猪爪直明を演じている。’25年2月に映画『誰よりもつよく抱きしめて』がTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。パリで撮り下ろした『三山凌輝1st写真集Gaze』が発売中。ドームツアー「BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE“」が12月21日からスタート

自分に合う化粧品を探し続けて、最近ようやく出合った。「ある美容液に効果を感じ、同メーカーの肌に合う化粧水、乳液、シートパックも買って、今、肌の状態は完璧です」。メイクをした日はパック必須、他メーカーのオイルも愛用している。昔からいろいろな化粧品を試し、コスメに詳しい。
運動はパーソナルトレーナーと週2回筋トレを。「ばっちりハマっています。効果的なカラダづくりのためにプロテインを摂り、食事も鶏むね肉生活。ご飯の量は1食200gを3食。足がつるのでミネラルとマルチビタミンも飲み始めました」。

アーティストと役者、二足のわらじを履いている。アーティストは自分先行でその時の心境を表現し、役者は役を通して自分を表現、切り替えはすんなりできる方だ。「でも先日LAで初ライブをやり、タンクトップで踊りまくった気持ちのまま早朝5時に帰国、ドラマ「虎に翼」の撮影で、そのままNHK入りし、昭和感溢れる部屋でスーツと白シャツに着替えると昭和を観光してる感覚に陥り、一瞬躊躇いました。でもこんな経験はなかなかできない。特別な全世界ツアーだと笑っちゃいました」。

よく「自由だね」と言われる。「母も50代半ばなのに60歳と思い込んでいたような自由人で、ある意味躾をされてないのですが、『自分にされて嫌なことを人にせず、思いやりの心を持てば好きなことを自由にしなさい』とだけ教えられ、いつもこの言葉が胸にあります」。

でもデビュー後、開放的かつ自由だからこそぶち当たる経験をした。「ぶつかると、どうしたら認めてもらえ、やりたいことをやらせてもらえ応援してもらえる人間でいられるのか悩みました。それには愛されなきゃいけないし、自分も相手を愛さなきゃいけない。結果、愛されるためには真っ正直で健康的な人間でいること、それを心掛けてきました」。

その方向は間違ってないと最近思える。表現できるブースが広がってきたからだ。来年は主演映画『誰よりもつよく抱きしめて』の公開も控えている。強迫性障害による潔癖症を患う役柄で、「冬に撮影したのですが、当時心身ともにとても低空飛行の状態で役に入り、主人公の感情に共感。僕はたとえ自分がどんな状況でも100%のパフォーマンスができないと気が済まないんです。だから苦しかったけどそういった状態をも活かしたアプローチで演じ、全力で作品にあたったと自負。根っからのエンタメ人間だから」。

常に欲に忠実だと言う。「仕事がしたい、満腹になるまで食べたい」。自分も幸せ、ファンの方や周りの方たちも幸せになる活動を続けたい。SNSが台頭し誰もがアイドルになる時代になったけど、「アイドルは昭和や平成の圧倒的スターのようにずば抜けてカッコいいヒーローであるべきだと思う。僕は、俳優・アーティストとしてそうありたい。絶対、誰もが到達できなかったところまでやります」。インターナショナル在籍や海外在住経験で培った堪能な英語力と自己エネルギーを信じ、「2年後にはハリウッドに到達します」と断言。言霊を信じているから。

三山凌輝さんの手は語る

手先は死ぬほど不器用です。ハンドケアはしてないけど、いつもジュエリーやアクセサリーをつけています。今日もゴールドの指輪、ブレスレットをジャラジャラつけてスタジオ入りしました。占いは昔から見てもらっていて、手相に関しては線が濃くて、生命線がバッチリと言われて嬉しかった。

最近インテリアに凝っている。特にベアブリックにハマっているそう。「リビングや玄関に飾っています。アートも好きで、自由な感覚で絵を飾ったりも」。

《衣装クレジット》
ジャケット¥79,200〈ヨーク〉シャツ¥48,400〈シュタイン〉(ともにエンケル)タンクトップはスタイリスト私物、アクセサリーは本人私物

2024年『美ST』11月号掲載
撮影/彦坂栄治(まきうらオフィス) ヘア・メイク/西村裕司(earch) スタイリスト/朝倉 豊 取材/安田真里 再構成/Bravoworks,Inc.

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