PEOPLE
人生には辛く悲しいことも起こります。そんな時に笑顔なんて無理!と思うことも。でも、自分が笑うことで周囲も自分自身も救われる。「だから笑おう!」そう実感した人からの輝く笑顔とメッセージは笑顔の尊さを再認識させてくれます。
36歳の時、突然、耳の痛みを感じました。そのうち耐え難い頭痛が起こり、我慢を重ねた3日目の朝、水を飲もうとしたら一瞬にしてパジャマがびちょびちょに。とっさに鏡を見ると、右半顔がいつもと違うのです。すぐに大病院へ駆け込むと、耳奥の帯状疱疹ウイルスの感染が原因で、顔面神経麻痺を起こすハント症候群と診断され即入院。ステロイド投与するも麻痺が目に見える速度で進行し、自分の顔とは思えない無残な表情になり、目もつむれなくなっていました。医師から、後遺症が残ると告げられ、「この顔で一生生きるの?」と思うと残酷な運命に涙が溢れ、1週間泣き続けました。退院後3カ月は寝たきり。筋肉を動かすセルフマッサージとリハビリに専念。神経の回復に支障をきたすため笑うことも許されず無表情のまま半年が過ぎた頃、徐々に神経が戻ってきました。人に会うのも怖かったのですが、勇気を出して女友達とランチへ。病気前は当たり前だった友人が側にいることがこんなにも幸せなんだと実感。家族はもちろん、友人の笑顔からも愛情や優しさが伝わって、心と体が一致して半年ぶりに笑えたのです。振り返ると発症前、長男の学校が学級崩壊で随分ストレスを抱え、笑えない日々が続いていました。笑うことを取り戻した時、どんな時も太陽のようなポカポカ笑顔でいよう、周りを照らす人になろうと自然に思えました。病気がきっかけで成長できたかな、私。
《Profile》
’80年東京都生まれ。中学生の長男次男の子育て真っ最中。’19年6月より美STライターとして活動。美容のビフォーアフター企画にも登場し、最近はアナウンサー取材も挑戦。
顔に違和感を感じた1日目。まだ原形を保っていますが、1週間目には完全に別人でした。
絶望していた入院中に友達が持参してくれた本に書かれていた心に響く言葉をパチリ。
女友達に随分助けられました。後遺症は一生ですが、ボトックス治療の力で軽減されています。
2021年『美ST』12月号掲載
撮影/天日恵美子 ヘア・メーク/Sai、七浦彩香 取材/安田真里 編集/漢那美由紀
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