PEOPLE
多数のメディアで女性の美に辛辣に関わる美の第一人者、ビューティジャーナリストの齋藤薫さん、ヘアメークアップアーティストの藤原美智子さんと岡野瑞恵さんに美魔女の変遷を伺いました。
艶やかで、若く美しいことが主軸と取り沙汰された第1回国民的美魔女コンテスト(左・2011年2月号)から、外見の美だけでなく個性も重要に(右・2021年3月号)。
この11年で、美魔女に求められるものは〝若さ・美しさ〟に加えて、個性などの内面美へと広がってきた。「『○歳なのに若い!』など、実年齢より若く見えることが、当初は最重要課題だったが、美魔女の外見、内面への果敢な挑戦が視点を広げ、自分らしさへと価値観を変えた」(藤原さん)「外見の美だけでなく、今は知性や健やかさ、豊かなコミュニケーションができるタフさとユーモアセンスのある女性こそが美魔女」(岡野さん)。そして、「美魔女」という価値観が一般的になったことで、40代が美しくあることはもはや当然のことに。内面も多様で美しい、より高いレベルの美を求めるようになったのだ。
90歳でも元気なタキミカさん(左・2021年3月号)や、センテナリアン時代の年齢にとらわれない美(右・2020年6月号)が注目されるようになった。
美魔女たちが当然のように美しいことで、年齢を言い訳にできない時代に。美容医療やサプリなど手段が増え、美は努力で手に入るという価値観に変化してきた。「『若さ至上主義』から、『何歳でも自分の魅力を開花』できる時代。年齢から自由になった美魔女たちの出現が、さらに年齢で美を諦めかけていた女性たちの背中を押した」(藤原さん)「美魔女が一般女性のリアルな代表になった今。世の中は40代女性を間違っても『オバさん』とは呼べず、自分をも『オバさん』と言えない空気が生まれた。美魔女は、40~50代の呼称とポジションを大きく変え、この世から『オバさん』を絶滅危惧種にしつつある」(齋藤さん)
いかに若返るかに注目する時代(左・2010年2月号)から、悩みだったシワも消すか育てるか選択できる域に(右・2019年10月号)。
「ただ若さを追求すればいい」という単純な価値観ではなくなってきている今。とはいえ、年相応=美しさではなく、実年齢より適度に若く見られたい願望は今も昔も変わらない。今理想とされるのは、あくまで〝自然な〟若さなのだ。「多くの人が『年齢×8掛け、あるいは7掛け』の見た目年齢を生きている。美容医療が一般化したことで、嘘っぽい異様な若さではなく、自然で生命感あふれる若々しさを作るセンスとバランス感覚が問われる時代となっていく」(齋藤さん)「食事や運動などヘルシーを土台にし、上手に美容医療も取り入れて自分らしさを最大限に生かす。ナチュラルこそ基本です」(岡野さん)
2021年『美ST』4月号掲載
取材・文/金子美智子 編集/鈴木ヒナタ
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