SKINCARE
美意識高い読者会員「美ST部」280名もモヤモヤしていたUVケアの疑問にアンサー!塗らないとどう悪いの?ちゃんと塗れているの?どんなタイプを使えばいいの?必需品である日焼け止めを使ってはいるけれど、はっきりしないことがいっぱいでした。正しく理解して肌を守るための賢者の回答です。
SPF値はUVB(短波長)、PA値はUVA(長波長)の検査で、どちらも「どれだけ日焼けを遅らせることができるか」の指標です。SPF値の検査は2度塗りが基本なので、一度塗りで塗布量が半分になるとSPFの効果は一般的に3分の1になると言われています。UVBは肌表面のシミ、炎症、赤みを引き起こし、UVAは肌の奥まで到達し、シワ・たるみの原因になり光老化を進行させます。(小西さん、以下敬称略)
ウォータープルーフは水に強い機能の総称で、それを試験に基づいて数値化したのが「UV耐水性」です。2024年12月以降、基準(★~★★)の表示が日本化粧品工業連合会の基準とされました。肌の外部から付着する水分に対する日焼け防止効果の維持(強さ)を示しています。(梶原さん、以下敬称略)
「UV耐水性」は厳密な検査をしています。しかし海やプールなど外部からの水分に対してであって、汗や皮脂で落ちにくいという指標ではありません。(小西)
骨粗しょう症対策に必要なビタミンDは、夏だったら顔と手の甲以外を日焼け止めなしで、1日15分~30分程度が適切だと言われています。ビタミンDはサプリでとる方法などして、日焼けは避けたほうが賢明です。(木村先生・以下敬称略)
陽が沈むまでは対策が必要です。道路の照り返しにも紫外線は含まれていますし、UVAは窓ガラスや雲、衣服も透過して1年中降り注ぎます。(梶原)
化粧水の後、すぐにSPF値がある下地や日焼け止めを塗るのではなく、乳液、クリームのスキンケアをしっかりしてください。日焼け止めの肌刺激や負担が少なくなります。(小西)
皮膚への吸収率は手を1とすると頰が13倍くらい。また顔用は目に入ってもチクチクしない、口に入っても苦くないという点を確認して作ります。顔用を体に使うのは問題がないですが、逆は避けましょう。(小西)
冬ならば下地兼日焼け止めでもいいのですが、夏は汗などで日焼け止めが落ちてそのままの状態に。日焼け止めの効果をちゃんと果たせるように夏は分けて使うことをお勧めします。その時は、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの順番です。(木村)
実は日本人が塗布している量は少なめ。一般的にみなさんが塗る量だと2回塗りぐらいがちょうどいいのです。塗る時に手につくので規定の量より減っていることもあります。3時間ごとに塗り直すのが基本です。(木村)
頰からこめかみまでが一番日焼けしやすいというデータが取れているので、そこは必ず重ね塗りしてください。(小西)
相性の良しあしがあります。ポリマー配合によってカスが出るようだったら引っ張らないこと。特にジェル状のものは横に伸ばした時に転がってカスができるのでクッションファンデのように上から押さえてつけてください。(小西)
塗る日焼け止めの代わりにするものではないという位置づけです。(木村)
開封後は、ホコリや雑菌などの混入や温度の変化のような保管環境によって、変質しているおそれがあります。使用前に、いつもと違う匂いや変色などを確認し、違和感がある場合は、使用はお避けください。(梶原)
小西さやかさん
日本化粧品検定協会代表理事。正しい最新知見によって、科学的視点から美容と化粧品を評価できるコスメコンシェルジュとして活躍。
Instagram:@cosmeconcierge 「無料で受けられる『UV検定ライト』実施中」URL:https://cosme-ken.org/uv_kentei/
木村有太子先生
ドクタースパ・クリニック勤務。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。獨協医科大学卒業。2021年より順天堂大学皮膚科非常勤講師を務める。
梶原啓吾さん
花王(株)スキンビューティ研究所上席主任研究員。日焼け止めの商品開発経歴は20年以上。最新のメカニズムや製剤を知り尽くしている。
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