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40歳で脚本家デビューし、〝高齢者4部作〟がベストセラーになった内館牧子さん。70歳を超えてなお美しいのには、きれいなおばあさんになるための日々の努力がありました。内館さんの美の愛用品とともに教えていただきました。
20代は会社のヨット部で頻繁に江の島に通っていたのでシミができました。40代でデルメットのシミ取りポイントクリームを使い続けたら最終的に消えたんです!
《Profile》
1948年秋田市生まれ。13年半のOL生活を経て’88年脚本家デビュー。’06年東北大学大学院文学研究科修了。「土俵という聖域」で修士。主な作品にドラマ「都合のいい女」(フジテレビ系)、「ひらり」「私の青空」「毛利元就」(すべてNHK)、「週末婚」(TBS)等。橋田賞、文化庁芸術作品賞、日本作詞大賞など多数受賞。近著『老害の人』(講談社)が話題に。
昔から人と会うときは必ずメークをしています。肌はワントーン明るい日焼け止め入り下地にデルメットのマットなファンデを少量つけ、シャネルの紫色のお粉で仕上げます。チークはオレンジ寄りピンク系。口紅は赤が多いですね。こだわりはネイルで、爪の形がシャツのボタンみたいに小さくてカッコ悪いの。それを個性だと腹をくくって、資生堂やディオールの明るい赤や暗い赤のネイルを揃え、洋服に合わせて変えています。
基礎化粧品は、バブルの頃はシャネルやエスティ ローダーを使っていたけど、その後は資生堂。やっぱり資生堂はいいわね。いろいろ使いましたが、今好きなのはザ・ギンザ。化粧水、美容液、乳液をライン使い。ずっとザ・ギンザでボディマッサージを受けていたので、10万円のエンパワライザー Pのクリームを勧められて使ってみたの。いいけど、さすがに高価でしょう。クリームは他を使っている。そしたら先日、秘書に「好きなブランドを使うと気持ちも上がるから、ここで節約しないほうがいい」と断言され、後期高齢者真近だから、いいかって思ったり(笑)。香水はその時の気分に合わせますが、今はザ・ギンザのオードパルファム。柑橘系のちょっと甘い香りで、食事に行く以外は出番が多いですね。
そもそも小学校4年生のときに、大正生まれの父が海外出張のお土産にシャネルの5番を買ってきてくれたのが香水との出合いでした。以来、ゲランの「ミツコ」や「夜間飛行」も父のプレゼントで使いましたが、若い頃はディオールの「ディオリシモ」が好きでしたね。香水って、ヘアがぐちゃぐちゃで、ネイルがはがれているとつける気がしないでしょ?おしゃれには欠かせないものですね。
ポンズのコールドクリームは、40代で黒柳徹子さんと対談したとき、あまりに徹子さんのお肌がキレイなので、「何を使っていらっしゃるんですか?」と聞いたら、「塗るより取るのが大事なのよ」と、紹介してくださいました。以来30年間変えていません。
黒柳徹子さんから教わったポンズのコールドクリーム。オイリーがプラスかなと、ふきとりタイプを使っています。「洗うな」と書いてあるのでふき取り化粧水でふいています。
「香水をつけない女性は匂いのない花みたいなものだ」と父。小瓶は小学4年生、大きいほうは中学のときに買ってきてくれたけど、舟木一夫のレコードのほうが実は嬉しかった。
※掲載のシャネル商品は私物につき、ブティックへのお問い合わせはお控えください。
白鵬が横綱になったときに締めたこの帯は、不世出の大横綱双葉山の土俵入りを、木下大門さんという絵師に描いてもらった特注。京都に染めと刺繡を頼み、私の宝物です。
35年前にNYのサックス・フィフス・アベニューでひと目ぼれしたヴィヴィアン・ウエストウッドのバッグ。中がゴールドで、歩くと金具が鳴る超目立つバッグです。
①は、NHK連続テレビ小説「ひらり」の撮影セット前で。②はTBSの近くで、ドラマの打合せの帰りに。40代のころは、1日にスケジュールを3つも4つもかけもちして、山でも川でもどんどん行って取材をして、朝から晩まで原稿を書いていました。そう思うととにかく40代はおもしろくて充実した時代でした。
2023年『美ST』4月号掲載
撮影/大森忠明 ヘア・メーク/立木亜美 取材・文/安田真里 編集/和田紀子
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2025年11月16日(日)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
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