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更年期対策の一つとして広く知られるようになったHRT(ホルモン補充療法)。でも実際どんな方法があるの?その効果は?と疑問に思っている人も多いはず。今回は自身もHRT体験者である女性医師に、基本的な知識と種類などについてうかがいました。読者の体験談も参考に、閉経前の人も更年期真っ最中の人ももう一度おさらい!
「更年期症状を自覚していない方でも、閉経前後になると女性ホルモンは急激に減少しゼロに近づきます。新しいホルモンの環境に体が慣れて落ち着くまではHRTで減ってしまった女性ホルモンを物理的に補うことで脳が安定し、ホルモンも安定します。エストロゲンの減少カーブを緩やかにするよう必要最小限の量を補い、少し前の状態に戻すようなイメージです。」(石山先生)※HRTは医療機関を受診して処方されるものです。
HRTを受ける前には現在・過去の病歴や肉親の病歴、乳がん検査についてなどの問診があります。
飲むタイプは、胃腸や肝臓を通ってから血液中に入るため、胃腸や肝臓に負荷がかかることも。
1回1枚、2日ごとに貼り替えるものと週2回貼り替えるものがあります。皮膚がかぶれやすい人、よく汗をかく人などは飲むタイプを選んだり、季節によって変える人も。
ジェルタイプはボトルと個包装がありそれぞれ塗る場所が決まっています。薬は皮膚から直接血液中へ吸収されます。毎日塗る必要がありますが、さらっとしていて塗りあとも残りません。
「出産前後を除いて約20年間低用量ピルで月経をコントロールしてきましたが、50歳になりHRTに切り替えたところです。冷えや疲れやすさ、関節痛などには漢方やサプリの効果も実感しています。また、外陰部の萎縮と痛みには膣レーザーで即効性を感じました」(石山先生)
ほてり対策に45歳からプラセンタ注射を始め、症状悪化にともない2年後にエクエルもスタート。昨年末から発汗などが酷いためHRTの錠剤を処方してもらい、飲みはじめてから症状はやっと改善されました。
40歳を過ぎた頃からひどい発汗で少し早い更年期障害との診断。プラセンタ注射とエストロゲン塗布を毎日続けました。症状が改善して治療を止めるとぶりかえすの繰り返しでしたが、50歳でやっと落ち着きました。
左から、天然由来成分100%で安心な洗浄オイル。アロメディカ フェミノール 100㎖ ¥3,300(マインドドライブ、摩擦などの刺激から守り、痛みや痒みの症状が出ている部分も保湿できる。YES インティメイト・オイルローションOB 80㎖ ¥3,960(アジュマ)、医療機関限定、膣にも使えるデリケートゾーン専用の保湿ジェル。ANOWA41 25g¥3,300(アノワ)
2022年『美ST』4月号
撮影/中林 香〈人物〉、河野 望〈静物〉 モデル/岡野ゆみこ、駒田奈美(ともにTEAM美魔女) ヘア・メーク/神谷真帆、庄司愛理(六本木美容室) 取材/菊池真理子 編集/小澤博子
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2024年12月16日(月)23:59まで
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